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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第二章 異世界転移したおっさんが、おっさん達と戯れる。
68/124

輸送の仕事 おっさんの畑・11

ノルナゲスト:

「ナオキくん、準備ができたようだ

 頼む」


直樹:

「輸送のルートは、どこだ?」


ノルナゲスト:

「軍の施設、前線の物資保管所の何処か。

 明日の朝に伝えることになる」


直樹:

「わかった」


荷物を取り込んで宿舎に戻り、床に隠れ家への出入口を設置した。


直樹:

「ユミル、フリスト。

 隠れ家に行って来る」


出入口に乗ると、景色が変わった。


おっさん達が隅のほうで集まっている。

奴らは俺に危害を加えないはず、なので近づいた。



直樹:

「1番!

 1番はいるか?」


1番:

「はい、領主様!

 ここにいます!」


手を上げて駆け寄ってくる。



おっさん達:

「あれが!」

「おぉ!」

「命の恩人か!」

「確かに我らが、主だ!」

「やっと会えたぞ!」

「俺も行く!」

「ははははっ!」



1番の後をついて、おっさん達がこちらに向かってきた。

笑顔で手を振りながら近づいてくる、おっさん達が気持ち悪い。

こんなに取り込んだっけ?



1番:

「領主様、お会いできて光栄です。

 ご用件をがあれば、承ります」


直樹:

「1番。

 今、何人いる?」


1番:

「16人になりました」


直樹:

「15人も隷属したのか……

 食事は大丈夫なのか?」


1番:

「はい、水は豊富にありますので。

 生活の基本は。

 こちらの方で、させていただいております。

 時間ごと交代で畑に行くようにしていました。


 このようにすると。

 作物のできる速度が、我々の食事のペースより早いのです。

 あと何日かすれば、主食の芋が十分行き渡ります」


直樹:

「そうか。

 数日すれば、最低限の自給が可能になるのか?」


1番:

「はい」



1番の後ろに並んだ、モジモジしているおっさん達が、気持ちわるい。

頬を染めながら上目遣いで、こちらをチラリと見ている者もいる。

全員に死ね!と命令すべきだ。

と思わせるピンク色の気迫を、奴らから感じる。

いろいろな意味で、コイツラはマズイかもしれない。



直樹:

「1番!

 後ろの連中は。

 俺に何かあるのか!?」


1番が後ろを振り返る。



1番:

「多分。

 領主様に話を、したいんだと思います」


直樹:

「あまり時間は無いぞ。

 自己紹介か?

 手短に頼む」



ピンクなおっさん達:

「俺か?」

「1番! 順番は?」

「早くしろ!」

「誰からだ?」

「3番です。領主様!

 この度は命を救っていただき、ありがとうございます」


ピンクなおっさん達:

「あ!」

「あ!」

「あ!」

「あ!」

「11番です。

 一生懸命働きますので、こちらにおいてください」

「6番です。

 お肉が食べたいです」


ピンクなおっさん達:

「なんて事を!」

「無礼な!」

「その手が、あったか!」

「9番です。

 外にも出られるという話なので、機会がありましたらよろしくお願いします」

「15番です。

 がんばりますので、お酒を造りたいです」



おっさん達が、我先にと自己紹介をしてきた。



直樹:

「あれ?

 1番、16人居ないぞ?」


1番:

「はい、4番と8番が畑です」


直樹:

「そうか……

 残念だな。

 誰か、呼んで来られないかな?」


6番と3番が急に走り出す。



6番:

「3番!

 お前は向こうで待っていろ!

 あれは俺へのご命令だ!」


3番:

「6番!

 どう見ても、あれは私への言葉だった!

 お前こそ帰れ!」



おっさん2人が罵声を浴びせあいながら走っていく。

ゲートに入ると。

代わりに別のおっさん2人が必死の形相で向かってきた。

コレはコレで、気持ち悪い。



おっさん:

「主よ、ハァハァ。

 お初にお目にかかります、ハァハァ。

 8番です、お願いします」


おっさん:

「ヒィーー、ハァハァ、4番です。

 治療……

 ハァハァ、ありがとう……ございます」


直樹:

「おい……

 大丈夫か?

 体が、資本だ。

 急ぐ事なんか無いぞ。

 悪かったな」


7番:

「はっ!」

14番:

「あ!」

2番:

「お!」


7番:

「お優しい!」

14番:

「あれが素なのだろうか?」

2番:

「そうであれば、ありがたい……」


直樹:

「1番!

 さっきからどうなっている?

 後ろの連中は!?」


1番

「あぁ!

 あれですか?

 領主様のことを、知りたいのでしょう。


 我々は既に。

 多額の報酬を受け取っています。

 死ぬようなきつい仕事だとしても、やるしかありませんから」


一体、何の話だ?

感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。

おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。

よろしくお願いします。

地図はランキング?の所に、リンクを貼ってあります。

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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