輸送の仕事 おっさんの畑・8
声が届かない?
今度は映像のフリストの部分をグイグイ押しながら怒鳴る。
直樹:
「フリスト。
邪魔だ!、そこを退け!」
フリスト:
「キャァ!!
え?
ナオキちゃん?」
フリストが退いたタイミングで、もう一度出入口に飛び乗る。
景色が宿舎に切り替わった。
フリスト:
「どっから出てきたの?」
直樹:
「床の二重丸からだ!」
フリスト:
「二重丸なんて、何処にもないけど……?」
直樹:
「そうか、お前には見えないのか?
冒険の書と同じだな」
フリスト:
「もう!
消えたり!
出てきたり!」
直樹:
「すまん、今は忙しい。
もう少しで、問題が解決する」
<おっさんの畑>
使用可
購入を押すと追加で現れる。
『隷属者用ゲート入口』購入ポイント 200
『隷属者用ゲート出口』購入ポイント 200
二つとも購入した。
購入ポイント 1400
映像を確認すると。
おっさんが、芋を熱心に植えているようだ。
植え終わったのか、ウロウロと辺りをうろついていた。
噴水の近くに、隷属者用ゲート入口を設置する。
次は、多分……
おっさんの隠れ家に転移する。
敷地の隅に来ると、畑のアイテムボックスから隷属者用ゲート出口を取り出す。
フラフープのようなものが出てきたので、地面に設置した。
話すを押しながら、話しかける。
直樹:
「おーーい。聞こえるか?」
隷属者:
”主よ
聞こえます”
直樹:
「噴水の傍に、二重丸があるのは見えるか?」
隷属者:
”はい。
今、見つけました”
直樹:
「そうか。
非常食をもってその二重丸に来てくれ!」
隷属者:
”はい。わかりました”
しばらくすると、ゲートから肉付きもいいおっさんが現れる。
こちらを戸惑いながら、うかがっていた。
直樹:
「よし。来たな!
上出来だ」
隷属者:
「その声、もしかして……
主ですか?
あぁ!
間違いなく、我が主よ」
近寄ってきてひれ伏す。
なんだこいつ、よく見ると俺と同い年か?
直樹:
「うん。
まぁ、そうだな。
その主とか言う呼び方何とかならないか?
俺は、神様じゃない」
隷属者:
「でも……
貴方様は、私の命をお救い下された神にもひとしき存在。
いや、しかし……
ではどの様にお呼びすれば」
直樹:
「何かあるか?
俗世的な感じで……」
隷属者:
「では……
王様では?」
直樹:
「いや、それはいろいろと問題になる。
もっと身分の低いものを!」
隷属者:
「うーーん
では……
領主様では?」
直樹:
「領主か……
王様よりはマシか?
誰かに聞かれても、大丈夫そうだ。
これからは、領主と呼んでくれ」
隷属者:
「はい、領主様」
直樹:
「自己紹介が、まだだったな。
俺はナオキだ。
お前は?」
隷属者:
「ナオキ様ですね。
領主ナオキ様……
私は1番です」
直樹:
「え!
1番?
1番でいいのか?」
1番:
「はい
1番です」
直樹:
「どういう字を書くのか……
聞いても良いか?」
1番:
「はい。
愛されるという意味で、アルマスと発音します」
直樹:
「え!?
アルマス?
1番じゃないのか?」
1番:
「はい、1番です」
意味がわからん。
面倒だな。
ん?
なんだこいつ……
よく見ると、1番と表示がある。
直樹:
「それでは、1番
さっきの二重丸を通って、1番にやった布を持ってこられるか?」
1番:
「はい、行ってまいります」
冒険の書で映像を確認する。
転移して、布をたたんで走ってくるのが確認できた。
しばらくすると、布をもって走ってくる。
畑の設定を押して、時間同期を解除する。
直樹:
「変なことを言ってすまない。
確認したいことがあるんだ。
先ほどのようにゲートを通り。
芋を植えた近くの土を一握り、持ってきてくれないか?」
1番:
「はい、喜んで」
冒険の書で映像を確認する。
転移すると一瞬で帰ってきた。
1番は、畑では24倍速で動いていたのだ
時間の流れが違っても、問題なしか……
直樹:
「1番……
お前はいったい、どこまで理解している?
隷属の事や、畑の時間の事なんだが?」
1番:
「隷属の条件は、隷属の書を頂いた時に理解できました。
時間とは。
ここと畑では時間の流れが違う事でしょうか?」
直樹:
「お前……
知っているのか?」
1番:
「はい」
1番は手をゴソゴソとすると、何処からともなく隷属の書を取り出す。
1番:
「こちらをご覧ください」
俺の知っている隷属の書と、違いがある。
これは……時間!
年や日付は無いが、たしかに時間だ。
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