輸送の仕事 探り合い・4
<質問と回答>
質問の○ボタンを押す。
直樹:
「冒険の書の案内に足を付けて欲しい。
何も聞かないでくれ、高速構築はいらない」
A可能です……
直樹:
「冒険の書の案内から俺に話せるように。
すまん、高速構築はいらない」
A可能ですが……
直樹:
「案内が自分で冒険の書を開けるように、出せるように。
ごめんなさい、高速構築はいらない」
A可能です? いったい何が?
購入ポイント 297。
<強化と設定>
『冒険の書 案内用の足を付ける』
通常構築 残り時間 1時間 購入ポイント 9
足を購入した。
購入ポイント 288。
『冒険の書 案内がナオキに話せる』
通常構築 残り時間 1時間 購入ポイント 9
話せるを購入した。
購入ポイント 279。
『冒険の書 案内が自分で、冒険の書を開ける』
通常構築 残り時間 1時間 購入ポイント 9
開けるを購入した。
購入ポイント 510。
あまりにアホ過ぎて、購入ポイントまで増え始めたぞ……
本を開き直し、魔導書様にご報告をする。
<質問と回答>
直樹:
”大魔道書ドラクエ様。
行ってまいりました”
A:おう。見ていたぞ!
直樹:
”許して頂けますでしょうか?”
A:うむ、許して遣わす。
A:僕は疲れているから寝るよ。あとで遊びに行くから
直樹:
”はい……”
A:では、お休み
荷物を取り込むと、本を閉じた。
俺はもしかして。
とんでもないこと……を?
嫌なことはこの際、忘れよう、1日、自由時間がある。
3人と護衛兵と一緒に、キンックを回ることにした。
直樹:
「ユミル。
キンックの案内はできるか?」
ユミル:
「はい、大丈夫です。
スヴァルトアルフヘイムのおおよその都市は、教わっています」
直樹:
「それなら、頼む」
ユミル:
「キンックは、鉱山と鍛冶屋の都市です。
鉱脈が発見されたのは、200年ほど前。
大規模の掘削が始まったのは、30年ほど前からです。
軍事的にも重要な拠点で、5万人の兵士が駐屯しています」
直樹:
「5万人て、多いのか?」
ユミル:
「かなりの人数ですよ
スヴァルトアルフヘイム全体で、正規兵の数は100万人ぐらいですから。
この都市の人口は約150万人。
準兵士も約25万人近くいますからね
有事の際は、約30万人で応戦します」
直樹:
「おお!
すごいな!
それなら余裕じゃないか!
ここは安泰だな」
ユミル:
「いえ……
そうでもないんですよ。
かつてのヨトゥンヘイムでの戦いでは、正規兵150万人と準兵士約350万人、
総力戦で戦いましたが占領されました。
奴らの戦力は、100万人だったと言われています。
多くの竜達が屍となりました」
直樹:
「5倍の兵力で負けたのか……?」
ユミル:
「はい。
我々は、敵を見くびっていたのです。
竜の鱗は鋼よりも固いため、戦況は有利だと考えられていました。
それをひっくり返したのが、約300名からなる異世界人。
彼らは10人1組で動き、戦場に突如として現れ。
竜を次々と屠っていきました。
我々も途中で分散の愚に気づき、兵力集中を行い戦闘は苛烈を極めました。
異世界人の半数の殺害に成功し、更に残存の半数を戦闘継続不能にしましたが。
その時はすでに、戦闘が継続できる状況ではなく……
焦土戦術と命を懸けた防衛線により、残った国民を逃がすのがやっとでした。
この戦火で総数400万人以上の死者が出たと言われています」
直樹:
「しかし、異世界人といえども戦闘経験は無いだろ?
俺は全くない。
そんな連中を集めてもな……
そんなにも強いものなのか?」
ユミル:
「ナオキ様は、どう思いますか?
自分自身まったく戦闘は不可能ですか?」
どうだ?
無理か?
いや、違うぞ。
超絶操作マッスルマリオネットと超回復ラブリービューティーを使いこなせれば?
それなりの戦闘は可能だな。
もし、俺が武器もフル装備で戦闘すればどうだ?
しかし、これは魔導書ドラクエの偶然の結果であって……
元の世界でも軍隊はあるだろ!
もし魔導書の固有能力が、戦闘向きであればどうなる?
十分な戦闘訓練、連携訓練がなされていれば。
直樹:
「まずいな。
能力によっては。
たった一人でも、大きく戦況を左右しかねない」
ユミル:
「やはり。
そうでした……か」
直樹:
「この国は、どういう状況だ?」
ユミル:
「まだ、無事なようです。
主要6都市、1つを除けば……」
直樹:
「え!
1つ占領されているのか?」
感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。
おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。
よろしくお願いします。




