輸送の仕事 探り合い・3
話が終わったので店をひやかしに行く。
1日、彷徨っていたが金は使わなかった。
日付が変わり木箱を積み込むと馬車で移動を開始する。
暇なので冒険の書を取り出し新たな機能を試した。
念話操作だ。
頭の中で考えると、ページをめくる事ができる。
<ポイント>
使用ポイント 13
購入ポイント 310
スキルを使用しなければ使用ポイントは、減らないようなのでよかった。
これであの馬鹿といつでも話ができる。
<質問と回答>
直樹:
”おーい!
魔道書ドラクエさん。
聞こえますか?”
A:ん?、聞こえるというか……、伝わってるぞ
直樹:
”おお、よかった。
言葉を使わない方法での操作中だ”
A:そうか
直樹:
”俺は、頭で考えて操作できるのに、お前は文字なんだな?”
A:そのようだ。それだけか?
直樹:
”いや、重要な話がある”
A:何だ?
直樹:
”俺が暇なんだ。
ここはひとつ、小話を頼む”
A:お前なぁ……
直樹:
”冗談だ。
借りを返す話だ。
何か考え付いたか?”
A:うーーん。そうだな、外を見てみたい
直樹:
”外を見たいって……
お前は目が無いだろ?”
Aそれだ!、目だよ!、目を付けてくれ!
直樹:
”はぁ?
できるのか?
そんな事……”
A:やってみないと、わからないだろ?
直樹:
”でもどうやって聞くんだ?
魔道書ドラクエでは通じないぞ”
A:それなんだが。冒険の書の案内と言えば、通じると思う
直樹:
”なんだ、お前。
案内役だったのか?”
A:僕は、案内なのだよ。案内兼審判だがな!
直樹:
”わかった。
チョット行って来る”
A:待ってるぞ!
冒険の書を開き直す。
<質問と回答>
質問の○ボタンを押す。
直樹:
「冒険の書の案内が外を見たがっている。
目を付けて欲しい。
高速構築はいらない」
A可能ですが……、必要ですか?
購入ポイント 309。
<強化と設定>
冒険の書 案内用の目を付ける
通常構築 残り時間 1時間 購入ポイント 9
目を購入した。
購入ポイント 300。
冒険の書を開きなおす。
<質問と回答>
直樹:
”おーい。
購入してきた。
1時間でできるって!”
A:マジか?、本当にできるんだな?
直樹:
”よく、こんなくだらない機能を付けれるな。
冒険の書、恐るべし”
A:言ってみるもんだな……、くだらないとか言うな!!
直樹:
”いやいや。
必要ですか?って聞かれたぞ”
A:フンッ。下賎の輩に僕の崇高な気持ちはわからないさ!!
直樹:
”目が無い世界って、どんな感じ?”
A:僕のほうこそ聞きたいぞ!、目があるとどうなんだ?
直樹:
”これで借りはチャラか?”
A:何言ってんだ!!、貸しはまだまだある!
直樹:
”そうなのか?
1時間したらまた来る”
A:来いよ!、すぐ来いよ、忘れるなよ!
直樹:
”わかった。わかった”
A:フハハハハハハ! 世界は僕のものだ!!
魔道書ドラクエと遊んでいたら眠くなった。
食事の時以外は、寝てすごす。
ウトウトしているとキンックに到着した。
荷物を引き渡すと眠りに着いた。
清清しい朝を迎える。
何か忘れている気がしたが思い出せない。
きっと、たいした事ではないのだろう。
朝食を済ませ、兵士の案内で荷物のあるテントへと向かう。
荷物を取り込むために、冒険の書を取り出した。
開いた瞬間、一つの目玉が現れる。
こちらを見ながら涙を流していた。
キモイ!!
本を落としてしまい冒険の書は消え去る。
しまった!!
忘れていた。
どうやって誤魔化そう……か?
気が乗らないが本を開く。
荷物が取り込めないから。
ページをめくる間も、こちらを凝視しているらしい。
変な視線を感じる。
非常にキモイ……
<質問と回答>
直樹:
”魔道書ドラクエ様。
おはようございます!”
A:おはよう……だ……と!?
A:その前に何かいう事があるんじゃないか?
直樹:
”忘れていました。本当に申し訳ありません”
A:オイ! ナオキ! 本の強化だ
A:僕からナオキに話せるようにしろ!
A:あと、僕の意思で本を出せるように
A:あと、足も生やせ。拒否は認めないぞ!!
直樹:
”話せるのはいいけど……
本を出すのと、足はいらないんじゃないかな?”
A:チミは、本当に悪いと思っているのか? 僕がどれほど待ちわびたか!!
直樹:
”はい、すみません。
でも、出すのと足はいらない!”
A:チミ、僕を怒らせると、冒険の書を弱く書き換えるぞ!!
直樹:
”大魔導書ドラクエ様。今から行ってまいります”
A:イケェェェェェェ!!
冒険の書を開き直した。
すぐに目が現れて、こちらを観察している。
うわぁ……
変な機能を付けちまったな。
感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。
おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。
よろしくお願いします。




