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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第二章 異世界転移したおっさんが、おっさん達と戯れる。
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輸送の仕事 探り合い・2

声をかけると兵士たちが外へと出ていった。

少将はブツブツと独り言を、言いながら歩き回っている


あいつは大丈夫か?


ノルナゲスト:

「君の言う協力とは何だ?」


直樹:

「人・物・金だ」


ノルナゲスト:

「しかし……な。

 私の立場では」


直樹:

「そう言えば、お前の軍の立場って何だ?」


ノルナゲスト:

「あぁ、私か?

 私は軍の兵站と情報を扱う

 君の言った、人・物・金を減らすのが仕事だ」


直樹:

「逆に言えば、人・物・金を使えるんだろ?」


ノルナゲスト:

「確かにそうだが……


 兵士は極力戦場に配備したい。

 それに配置は上層部が決定する。

 私の自由にはならないぞ。

 大規模な捜索は無理だ。

 異世界人の保護と探索は、専従ではないが常に行われている。


 そもそも、異世界人は見た目では判別できない。

 正直、難しい。

 物資も厳しい状況にある。

 ヨトゥンヘイムが落ちてから、かなりひっ迫している。

 金もそうだ……」


直樹:

「俺が輸送に動けば少しは改善できるんだろ?

 その分を俺に回してくれ!」


ノルナゲスト:

「人・物・金のどれだ?」


直樹:

「うーーーん。

 まずは金だ!」


ノルナゲスト:

「今回の輸送が成功した件で、君は1000万の金を受け取れる。

 先払いを引いた残り。

 全額使えるようになるはずだ」


直樹:

「輸送1回につき10万くれ」


ノルナゲスト:

「それは無理だ!

 1回につき多くても5万だ

 私の仕事は経費の削減にある」


ケチな奴だ

でも、輸送は寝ているだけだし……


直樹:

「今は仕方がない。

 あとでまた交渉させてもらう。

 では、物はどうだ?」


ノルナゲスト:

「具体的には、何だ?」


直樹:

「魔法だな

 簡単な攻撃魔法と回復魔法が欲しい」


ノルナゲスト:

「そうだな……

 それについては、申請しておこう。

 いずれ必要になるかもしれん。

 他にはあるか?」


直樹:

「経験かな?」


ノルナゲスト:

「何だそれは?」


直樹:

「あぁ、何というかな。

 俺が色々と経験すると、冒険の書は強くなるんだ」


ノルナゲスト:

「それなら。

 物資の輸送でも良いのではないか?」


直樹:

「いや、種類は沢山ほしい」


ノルナゲスト:

「種類ね……

 例えばだが、戦闘訓練とかはどうだ?」


直樹:

「問題ない」


ノルナゲスト:

「そうか。

 できるように手配しよう。

 部外者を入れるのだ、時間はかかる。


 お互い協力するんだ。

 こちらかも要望はある。

 君が正確な情報。

 持ち運べる量や、今後の成長を我々に伝えていればな。

 こんな探るような真似はしなくてよかった。

 こちらも事前に伝えてほしい」


直樹:

「いいだろう」


ノルナゲスト:

「異世界人の情報が手に入ったら、君に伝えるとしよう。

 では、ナオキ君。

 次の輸送の件だがいいか?」


直樹:

「え!

 早ッ!! 

 今、もめたばかりだぞ!

 もうなのか?」


ノルナゲスト:

「そうだ。

 持てる数が少ないのだ。

 回数で稼いでもらいたい」


直樹:

「はぁ……

 仕方がない」


ノルナゲスト:

「たしか、1日600個だったな。

 今回と一緒、首都とキンックの往復輸送だ。

 修理する装備が600と酒、干し肉、医薬品で600。 

 経験……だったな。

 帰りに修繕された装備が600と装備の備品600を持ってきてくれ。

 1日時間ができるから、街を回ってみるといい」


直樹:

「いや、荷物は500~600だ

 取り込めない分はどうするんだ?」


ノルナゲスト:

「無理な分はその辺に置いておいてくれ。

 30分で今日の分を用意する」


少将はそう言うとテントの外と出ていった。



直樹:

「ユミル。

 あのペテン師どう思う。

 今回の話はどちらが優勢だ?」


ユミル:

「そうですね。

 ノルナゲスト少将の優勢ですかね。

 ただ、ナオキ様の意思は伝わったと思いますので。

 一定の配慮はあると思いますが……」


直樹:

「だろうな。

 あの野郎、全然、聞かないな。

 もっと譲歩を引き出したかったが……

 今回は、これで我慢するか」



40分ほどすると少将と兵士たちが戻ってきた。

別のテントへと案内される。

冒険の書を取り出し、範囲入庫で木箱を取り込んだ。



ユミル:

「ナオキ様。

 これからどうしますか?」


直樹:

「金を貰ってこよう。

 1000万の残りだ!」


ユミル:

「では財務部署へと行きましょう」



警備という名目の、監視の兵と共に財務へと向かう。

1000万、金貨99の入った袋を本へとしまった。



直樹:

「ユミル。

 1000万あれば、何年暮らせるんだ?」


ユミル:

「我々3人、異世界人を探しながらであれば2年。

 ナオキ様が、1人だけであれば3年。

 特に何もせず節約して暮らすのであれば、5年ほどだと思います」


直樹:

「そうか……

 軍人を雇うならいくらぐらいだ?」


ユミル:

「軍人ですか?

 戦闘が可能な人間という事であれば、1年間の雇用。

 最低でも600万です」


直樹:

「自由にやりたいのなら、金がかかるな」

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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