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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第二章 異世界転移したおっさんが、おっさん達と戯れる。
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輸送の仕事 探り合い

兵士に案内され、テントへとたどり着く。

中には少将と数人の兵士が控えていた。



ノルナゲスト:

「ユミル軍曹。

 受け取りの書類を頼む」


ユミル:

「はい」


ユミルは少将の元に行き、書類を渡す。



ノルナゲスト:

「荷物に問題はなかったか?」


ユミル:

「問題はありませんでした」



ユミルが戻ってきて、後ろに控える。



ノルナゲスト:

「ナオキ君。

 受け取った荷物をこちらに頂きたい」


直樹:

「いいだろう。

 だがその前に。

 その前に聞きたいことがある」


ノルナゲスト:

「なんだろう?

 私に答えられることだと、良いのだが……」


直樹:

「俺はたしか。

 木箱500の輸送にしてほしい、と頼んだはずだ。

 結果は木箱820の輸送だったな。

 数が違うにも、ほどがあると思うんだが」


ノルナゲスト:

「そうだな。

 しかし、警護や竜車を出すにも金がかかる。

 同じ経費が掛かるのなら、沢山運びたいと思うのは当然だろ?」


直樹:

「まだこの力は安定していない。

 もし荷物に劣化や破損があったらどうするつもりだ?」


ノルナゲスト:

「あぁ、そのことか……

 それについては、私が責任を負うつもりだった。

 だが結果は成功だ、何の問題もない」


直樹:

「問題はあった」


ノルナゲスト:

「何が問題かな?」


直樹:

「俺との信頼関係だ」


ノルナゲスト:

「ほう……

 それは、どういう事かな?」


直樹:

「俺とお前の関係は、上下関係ではない。

 あくまで対等、協力関係のはずだ。

 なぜ500の輸送が、820になる」


ノルナゲスト:

「しかし、ナオキ君。

 君は1万は運べるはずだろ?

 報告は受けている。

 1万運べるのだから。

 320ぐらい増えても、なんの問題ないはずだ」


直樹:

「いや、問題はあるぞ。

 俺に嘘を付くのか!

 お前、俺を何だと思っているんだ?

 俺を使い捨てる気か?」


ノルナゲスト:

「そんなことはない。

 君を失えば軍は、大きな損害を被るはずだ。

 それに君は……

 他に行くところも無いだろう?」


直樹:

「冒険の書」



キンックから受け取った荷物をテントの中へと取り出した。



直樹:

「俺に、行く先がないなんて。

 誰が決めたんだ?」


ノルナゲスト:

「あるのか?」


直樹:

「あぁ、あるぞ。

 ここには竜の国が、あと2つあるんだろ?

 そこの軍なら俺を喜んで受け入れるはずだ。

 少将殿……

 君は責任を取らされる事になる」


ノルナゲスト:

「君は……

 私を脅迫するのか?」


直樹:

「いいや。

 俺はただ。

 対等な立場で、関係性を築きたいだけだ。

 俺に話を通さずに、勝手な事をするな!

 俺はお前の部下じゃない!」


ノルナゲスト:

「1万は運べるのに、何故その力を使わない?」


直樹:

「前にいっただろ?

 力を回復にまわしているって。

 まぁ、全力を出しても1万は運べないがな」


ノルナゲスト:

「それは、どういうことだ。

 騙していたのか?」


周りが騒ぎ出し、緊張状態になる。


直樹:

「まぁ、落ち着け」


俺は手を挙げて、静かにさせた。


直樹:

「お前は、俺の話を聞いていないな?

 俺は確かに言ったはずだがな」


ノルナゲスト:

「何のことだ?」


直樹:

「冒険の書の力を、強化に回すと言ったはずだ」


ノルナゲスト:

「つまり?」


直樹:

「今は、1万を運ぶことはできない。

 お前は冒険の書について。

 どこまで知っているんだ?」


ノルナゲスト:

「冒険の書は、この世界の住人は持つことができない。

 異世界人だけだ。 

 後はいくつかのタイプが存在する事。


 そもそも、異世界人の存在は重要機密事項だ

 だから、私のところまで詳細な情報はこない。

 君が従軍してから、多少、情報が入るようになった程度だ。

 もっと上の立場の者なら知っているかもしれないが……」


直樹:

「お前達に伝えてあるはずだ。

 冒険の書は成長する」


ノルナゲスト:

「それに関しては、こちらも予測はしている」


直樹:

「俺は、強化に力を回している。

 あと10日以内に冒険の書の強化は完了する。

 能力は向上するだろう」


ノルナゲスト:

「つまり。

 10日すれば1万の輸送が、可能になるのか?」


直樹:

「確かにそうだが。

 お前の考えとは、だいぶ違うと思うぞ。

 まず今の俺の能力だが。

 1日に、一度だけしか荷物は持てない。

 木箱を500~600を本に取り込む事ができる。


 勘違いするなよ。

 2日前は400~450だった。

 この2日間で冒険の書の強化をしたんだ。


 注意点も先に言っておく。

 無限に成長するわけではない。

 もうすぐ頭打ちになるはずだ」


ノルナゲスト:

「それで木箱を2つに分けたのか。

 それにしても、恐ろしい勢いで成長するな……」


直樹:

「そして10日の強化が終われば。

 木箱を2000~2200持つことができる。

 1日に一度だけだから、1万を持つには5日かかる計算だ」


ノルナゲスト:

「なるほど……

 それでも輸送能力としては十分だ」


直樹:

「どうする?

 お前は、俺と協力関係を築くつもりがあるのか?」


ノルナゲスト:

「お前の望みは何だ?」


直樹:

「異世界人の探索」


ノルナゲスト:

「しかし、先ほども言った通り……

 異世界人の存在は重要機密事項だぞ

 私のところにも、必要以上の情報は届かない」


直樹:

「それでも、できる限りの協力が欲しい」


ノルナゲスト:

「お前たち。

 一旦、外に出てくれ!」

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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