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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第一章 異世界転移したおっさんが、壊れた魔導書と旅に出る。
40/124

旅立ち 出立に向けて・8

直樹:

「ユミル。

 今、ふと思ったんだが。

 俺には武器や防具の提供はないのか?」


ユミル:

「はい、ありません。

 ナオキ様は、施設輸送が主なので必要ない、との事でした」


えぇぇぇぇぇぇ……

ケチだな。

というか、マジか?


直樹:

「ユミルとフリストも。

 無いのか?」


ユミル:

「いいえ。

 自分達は、いざという時は、ナオキ様の盾になりますので。

 リングベストと下にキルトを着ます。

 あと小型の盾とサーベルです」


直樹:

「参考までに。

 金額はいかほどかな?」


ユミル:

「そうですね……

 中古で60万ぐらいでしょうか?」


直樹:

「高い!

 買えないじゃんか!」


ユミル:

「買うつもりだったんですか?

 訓練を受けていても、かなりきついですよ」


フリスト:

「ナオキちゃん、大丈夫だよ。

 護衛の兵士だっているんだし」


直樹:

「将来。

 俺は世界を巡りたいんだが……

 そのために買いたかったんだよね」


フリスト:

「え!

 ナオキちゃん。

 ここまで防具を揃えに来たの?

 20万じゃ……

 無理!、無理!


 そもそも戦闘は、避けるべきでしょ?

 どこかの都市でも、制圧するの?」


マジか……

ゲームとかだと、簡単に買えるイメージがあるが。


直樹:

「何か買えるものは無いのか?」


ユミル:

「ナオキ様は。

 どの様に戦闘をするんですか?」


直樹:

「え!

 何それ?」


ユミル:

「自分の戦闘スタイルですよ。

 

 例えば。

 敵に気づかれずに暗殺するよなものなら、小刀でも十分ですし。

 遠距離からであれば弓と短刀。

 近接であれば剣と盾。

 近距離であれば槍と盾。

 他にも投げやりを用意したりと様々です」


直樹:

「さっぱり、わからんが……」


ユミル:

「たしかこの前は。

 近接戦闘をしていたと思いますが。

 近接は、どうですか?」


直樹:

「いや……

 あれは無理だろう」



あの時の戦闘は、元々が力試しが目的だったし。

手加減もしていたみたいだ。

本気の殺し合いで、一々魔術を使ってられないぞ。



ユミル:

「遠距離では、どうですか?」



遠距離か。

そうだな。

遠距離であれば、魔術の使用も可能……か?



直樹:

「まずは。

 遠距離で、安いものを」


ユミル:

「安いものだと。

 投石器、投げナイフですかね。

 防具となると革です」


直樹:

「投石器……?

 城の城壁を壊す奴?」


ユミル:

「いえいえ、違いますよ。

 紐で作ってあって、振り回して石を投げるやつです。

 石を投げるので、弓矢のようにお金も掛かりません」


直樹:

「革の防具って何がある?」


ユミル:

「革の防具としては、ハードレザーが一般的ですが。

 防御力という点では、金属と比べると不安が多いです。

 剣でも切れますし、槍や弓矢でも貫通したりしますね」


直樹:

「それ、駄目だろ?」


ユミル:

「そうでもないですよ。

 剣で切れますが1回で切れるわけはありません。

 槍や弓矢の攻撃で、助かることもあります。

 戦場に行くわけでもありませんし。


 僕に配給されているリングベストも、槍や弓矢に弱いです。

 大丈夫ですよ」


直樹:

「いや、いや。

 それ、大丈夫じゃない。

 もっと悪いだろ? 

 槍や弓矢は、どうするんだ!?」


ユミル:

「予想される場合は盾で、防ぐか……

 中に木材のベストを着ますね。

 僕は、竹のベストを着ています」


直樹:

「え!、竹?

 それで大丈夫なのか?」


ユミル:

「もちろんです。

 樹の種類によりますが、鉄よりも硬いものもありますし。

 厚みがあれば革よりも、よほど頼りになります。

 盾は木材を補強して使いますし、弓に有効な大盾も木材ですよね?


 樹を切り倒すのは、鋼の斧を使っても大変なんですよ。

 樹や植物を防具に使用する物は多いんです」


直樹:

「へぇーー。

 でも、お高いんでしょ?」


ユミル:

「予算内に収まります。

 お金も余ると思いますよ」


色々と話しながら店を見て回る

武器は、投石器(5千)、投げナイフ4本(1本7千)と2mの槍(2万)


防具は燻された竹のベスト。

キルトのベスト2着

ソフトレザーのベスト3着。

修理用の竹と紐、あと大きな袋、ナイフ用ベルト。

膝まであるマント、サイズの調整の加工費用を含めて。

なんと12万円の超特価……らしい。

ユミルとフリストが満足していたので、たぶん大丈夫だ。

全部、中古なんだけど。


残りは2万7千

いきなり金がが減った。


ソフトレザーの上に、キルト、竹、ソフトレザーと着ていく。

残りは交換用だ。


やはり安心感が全然違う。

素手や小刀は、もはや俺の敵ではない。

剣や鈍器となると話は違うが、2回ぐらいなら耐えれるらしい。

サイズあわせに2時間以上掛かったが上出来だった。


不満があるといえば槍だ。

木の棒の先に、飾り?のような刃先が着いている。


もっとガッシリしていると思ったのだが。

自分の予算ではこれが、精一杯のようだ。

交換用の棒が6千もする。


交換用は、買わなかった。

袋に全部詰め込み縛り上げる。

冒険の書を地面に置き。

ユミルに載せてもらって、取り込んだ。


載せることができれば、取り込めるのは便利だ。

そして、今更ながらに気がつく。

アイテムが10個しか持てないのは、不便だと。

購入ポイントを減らすため、かなり制限をつけて正気を疑われたが。


今ならわかる、あの時の俺はどうかしていた!

あんな機能拡張なしでも、何とかなったんじゃないか?と!

この世界の住人は、そもそも便利機能は無いんだし。

武器と防具が手に入ったのは、嬉しかったが……


宿舎に戻り夕食をとると、すぐに寝てしまう。

自分の馬鹿さ加減に不安が尽きない。



また、朝がやってきた。

だが今までとは、違う朝だ。


今日俺は、この街を出る。

さぁ、やるぞ!

朝食を急いで食べる、ワクワクがとまらない。


ユミル:

「ナオキ様。

 どうかしましたか?」


直樹:

「いや、なんでもない」


フリスト:

「ナオキちゃん。

 落ち着きが無いね……」


直樹:

「そんなことはない

 俺は、大人だからな!」



クックックッ。

早く扉を叩け!

武器だって防具だってある!

迎えに行くぞ!


俺は信じている。

家族と再び会えることを!!


今までの苦労も、これからの苦労も。

いい思い出になる。

 

また家族みんなで暮らすんだ!

ハッピーエンドだ!!

感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。

おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。

よろしくお願いします。

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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