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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第一章 異世界転移したおっさんが、壊れた魔導書と旅に出る。
38/124

旅立ち 出立に向けて・6

ノルナゲスト少将の私室。



ノルナゲスト:

「ヴァンランディ、先ほどの話はどう思う?

 あの異世界人。

 本当に輸送型なのか?

 嘘を付いているんじゃないのか?」


ヴァンランディ:

「そうですね。

 問題点はいくつもありましたが。

 現時点では及第点かと。

 

 我々の目的は、異世界人の確保。

 もうひとつは我々が異世界人を制御出来る。

 という事実を、軍内部へと知らしめる事です。

 異世界人の安全を確保するためには、現状、輸送業務しかありません。


 輸送できるという話なので。

 仮に、彼が攻撃型だとしても、満足すべき状況だと考えます」


ノルナゲスト:

「しかし、木箱500ね。

 異世界人による輸送業務。

 せめて木箱2000は運んでもらいたいところだ。

 コレでは我々の作戦実行能力に疑問がでる」


ヴァンランディ:

「壊れた異世界人の案件ですから。

 上層部からの最重要事項は彼の生存。

 我々の成果は十分です。

 大将が不可能と判断した案件を、我々が成功させた。

 この功績は大きい。


 ユミル軍曹からの報告では、冒険の書は強化されるようですからね。

 今後の流れ次第では、2000以上輸送も可能かもしれません」


ノルナゲスト:

「木箱500……

 竜車、何台分だ?」


ヴァンランディ:

「竜車、1台。

 きっちり詰め込めば、木箱は約150個。

 重さの関係もあるので、正確とは言えませんが、

 竜車4台分に当たります。


 異世界人の話が本当であれば、次は木箱1000個。

 竜車7台分。

 これが竜車1台分の護衛で済むのですから、軍費の大きな節約になります」


ノルナゲスト:

「そうだな。

 まずは、彼の能力を知る必要がある。


 持ち運べる数は、本当に500なのか?

 問題点は、たしか。

 破損、腐敗、劣化だったか……な?


 この3つを検証するには、

 武具、食料、医薬品、魔法具……

 魔法具はやめておこう、損失が軽視できない」


ヴァンランディ:

「数は、どうしますか?」


ノルナゲスト:

「250を2つに、すべきなんだろうが……

 上限の確認をしたい。

 400、300、200、100の山を作って確認すべきか?」


ヴァンランディ:

「400と300の山でどうですか?

 250が上限でしたら、50減すのは簡単ですし。

 400の方は2日目に回せば、どうでしょう?

 無駄を減らせます」


ノルナゲスト:

「品目は、どうする?」


ヴァンランディ:

「そうですね。

 武具装備品を400。

 食料200と医薬品100で、どうでしょうか?」


ノルナゲスト:

「よし、それでいこう」


ヴァンランディ:

「代表的な魔法具を、それぞれ1点ずつ。

 入れておくべきだと考えます」


ノルナゲスト:

「頼む。

 なんとか彼を、こちらに引き込みたいな。

 まずは、様子見かな?

 家族探索の件は。

 1000個の輸送が確認できてからでいいだろう?」


ヴァンランディ:

「自分もそう思います。

 いつでも協力ができるように、人選や方法を考えておくべきかと……」


ノルナゲスト:

「異世界人の情報は、そう簡単に手に入るものではない。 

 有効性確認されてからでも、大した差はないだろう。

 それよりも、監視を付けておけ。

 逃げられては困る」


ヴァンランディ:

「手配済みです。

 すでに監視状態にあります」


ノルナゲスト:

「早いな。

 彼には頑張ってもらうとするか。

 新たな異世界人を手に入れるために、私も頑張らなくてはな」

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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