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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第一章 異世界転移したおっさんが、壊れた魔導書と旅に出る。
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旅立ち 肉体強化

ユッサユッサ。

ユッサユッサ。


リズムよく身体が揺れるのが心地よい。

何か言われているようだが……

よく解らない。


ユッサユッサ。

ユッサユッサ。


バッサ!


火照った体が、冷やされる。

これも心地よい。


ユッサユッサ。

ユッサユッサ。


ズル!!


なんだか股間に開放感が……

気のせいだろう。


ユッサユッサ。

ユッサユッサ。


上上下下左右左右BA。

俺のジョイスティック……が?


うーん。

何だ……

顔を下に向けると、誰かがいる。


直樹:

「なに……してる……?」


フリスト:

「寝た子を…起こそうと思っ……て?」


直樹:

「そう…か……

 ご苦労…さま……」


睡魔に襲われ、又寝てしまう。


ズリ!


どこかがか優しく包まれている。

安心感と暖かさが、心地よい。


ユッサユッサ。

ユッサユッサ。


フリスト:

「ナオキちゃん、起きて。

 夜食だよ」


直樹:

「食べさせて……」


寝ぼけたまま、身体を起こす。


フリスト:

「ナオキちゃん。

 あーん」


直樹:

「あーん」


モグモグ、モグモグ。


直樹:

「肉が硬い……」


フリスト:

「鳥の胸肉は、硬いの」


直樹:

「わかった。

 わかる、わかるよ、ありがとう。

 うん、うん、大人だからな。

 硬くても。

 明日も頼む」


モグモグ、モグモグ。


口を開けるだけで、食事が放り込まれる。

なんだか王様になった気分だ。


モグモグ、モグモグ。

食事が終わると、すぐに眠りについた。


フリスト:

「まったく、子供なんだから……」



部屋が明るくなり、鳥達の声が聞こえる。

昨日は、王様になった夢を見た。


うーーん。

伸びをして、身体を起こす。


フリスト:

「ナオキちゃん。

 おはよう……」


直樹:

「おはよう。

 フリスト、昨日はすまなかったな。

 

 起こして欲しいと頼んでおきながら。

 起きられなかった。

 いつも、ありがとう」


フリスト:

「え!

 そうだね。

 アハハハハ。

 今度はちゃんと起きてよね」


フリストの目が、色々な方向へと泳いでいく。

目のストレッチだろうか?


それにしても、身体が軽いな……

若干だが筋力が、戻っているのか?


フリスト:

「ナオキちゃん、朝ごはんの準備できてるよ。

 鶏胸肉、多めだからね!」


直樹:

「あぁ、ありがとう」


テーブルについて食事を始める。


ふっと、思ったんだが……

鳥って、恐竜の子孫だろ?

恐竜と、ドラゴンって似てるじゃんか……

コイツラ、竜族だろ?

鶏を食っても、良いのだろうか?

異世界だから、違うかな?



直樹:

「ユミル。

 今日は門まで行くつもりだ」


ユミル:

「往復だとかなりの距離になりますが」


直樹:

「テストとしては、いい距離だろう。

 無理そうなら、乗合馬車を使う」


ユミル:

「わかりました」


直樹:

「フリスト、携帯食を用意して欲しい。

 肉がいい」


フリスト:

「はーい。

 軍のやつを貰ってきます」


直樹:

「ありがとう。

 ユミル、距離はどれくらいになる?」


ユミル:

「片道、約4.5kmだと思います」


直樹:

「そうか。

 食事を終えたらすぐに出かけよう」



食事を終えたら出発の準備をする。

フリストを待ってから、門へと向かった。


門への到着まで、1時間40分。

昨日に比べれば移動速度も速い、距離が伸びたのにだ。

距離がの伸びれば、移動速度は遅くなる。

疲労がたまるのだから、当然だ。


やはり筋肉の回復が早い。

間違いなく魔術の影響だ。

2日後の昼には、効果が切れる。


今日、明日のうちに身体を動かし筋力を強化しよう。

この方針はいい。

いざとなれば、ユミルとフリストに醜態をさらし魔術は使えるが……


連続使用で、どのような副作用が起こるかわからない。

極力、使用は避けるべきだだうか?

効果が切れた状態での、身体の具合も確認したいな。

フリストからもらった、携帯食を食べながら考え込む。


直樹:

「ユミル、フリスト。

 今の状況どう思う」


フリスト:

「ナオキちゃん、天気の事?

 晴れてるよ」


ユミル:

「ナオキ様の身体の事でしょか? 

 昨日よりも移動が早いですね。

 魔術の影響でしょうか?」


直樹:

「魔術連続使用は、何か副作用があると思うか?」


ユミル:

「うーん、どうでしょうね。

 強力な魔法の連続使用は反動が付きものですが。

 冒険の書の場合は、前例を知りません」


直樹:

「そうか。

 避けるのが、賢明か……

 この魔術は、2日後の昼に効果が切れる。

 今日と明日のうちに、筋力を強化したい。


 すまないが2人とも、サポートを頼む。

 このまますぐに宿舎に戻る。

 帰宿後すぐ食事をしたい。


 フリストには食事の準備を頼みたい。

 戻る途中に買ってもかまわない」


ユミル:

「わかりました」

フリスト:

「任せて」


直樹:

「食休みが終わったら、一度就寝する。

 起きたら食事を取ってから、もう1往復だ。

 ユミル、街道は夜も歩けるのか?」


ユミル:

「はい。

 夜も営業している店はありますから。

 街灯もあります。

 深夜で無ければ、大丈夫だと思いますよ」


直樹:

「よし、では頼む」



宿舎に戻り休憩をとる。

そして、1往復。

翌日も、午前と午後に1往復した。



魔術が切れるぎりぎりまでベッドで休む。

身体の修復へと時間を回すためだ。

うーーん

ベッドの上で、背伸びをする。



直樹:

「あーーー、良く寝た」


フリスト:

「ナオキちゃん。

 おはよう。

 身体の具合はどう?」


直樹:

「あぁ、おはよう」


ベッドから起きて、立ち上がる。


直樹:

「冒険の書」



ペラペラとめくり、魔術が切れていることを確認する。

部屋をグルグルと歩き回ってみた。

身体は、少し重いが普通に歩ける。


直樹:

「おお、すごいなこれは!

 魔術が無くても普通に歩けるぞ!」


身体の肉付きは悪く、痩せている。

だが、動けるのは嬉しい。

昨日の最後、片道4.5㎞で1時間と少し。

一般的な、歩行速度へとかなり近づいた。

少しなら駆け足もできたしな。

魔術を使えば、平常運行だ。


ユミル:

「ナオキ様、今日も歩きますか?」


直樹:

「いや、今日はいい

 2日は、身体を休めたい」


遅めの昼食を取ると、部屋の隅でストレッチを始める。

身体は、動けるようになった。

そうだな……

次は、空間支配魔術のテストだ。

ブクマを付けてくれた、天使な方へ。

超、感謝してます。


感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。

おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。

よろしくお願いします。

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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