旅立ち 冒険の書・4
<魔術スキル>
魔術スキルについて。
オネエの心を持つあなたへ。
命短し恋せよ、オネエ!
ついに……ア・ナ・タ、の願望は叶えられるわよ!
恋の魔法で愛しい、彼の、コ・コ・ロ、を鷲掴み?
ファンデーションは薄くナチュラに!
魔法のステッキで、華麗にメタモルフォーゼ!
恋の炎は天井知らず!?
ファンキーな衣装で、あの子に電撃!
瞬殺・廃人まっしぐら!?
まだよ!、まだ!、まだ!
焦っちゃ、ダ・メ?
お慕い申しております、ポ☆
準備は、いい?
真綿で首を締めるように。
ゆっくり、ゆっくりと周りから固めるのよ……
オネエは、恋の狩人……
落ち着いて、氷の心で。
燃えろ!俺のコスモス!
そ・し・て、背後から必殺の一撃!
背後霊からのハグ……
魔術スキルは、この世界の様々なものに作用する。
でも悪用は、ダ・メ・だ・ぞ。
いけない子は、プンプンなんだから。
幻惑の魔法で、彼の憧れた彼女、に大変身?
そして朝を迎えるの……既成事実で即結婚!
わかったわね?
彼が、岩石を投げて抵抗したらどうするって?
風の魔法で吹き飛ばしちゃえ!
そして、こう言うの……
寝言はドラゴンの蹴りを受けてから言えぃ!!
いつでもあなたを、応援しているわ。
それでも……
失恋してしまったあなたへ。
失恋の傷。
必死で抵抗された殺し合いの傷を……癒したいと思うでしょ?
でも、ごめんなさい。
魔術スキルは、異世界人を癒すのには……向いていないの。
最低でも上級スキルが必要で、この世界住人に比べると回復効果も無いに等しい。
残念、テヘペロ?
傷つけるは、こんなにも簡単なのに……
オネエの心は、グラスハーーーーート!
設定は、ランクを選択後。
スキルを押しながら、甲高い声でモダエてください。
直樹:
「マジか!
マジなのか!!
冒険の書は、全部こんな感じなのか!?」
はぁ。
とにかく、回復魔術だ……
<魔術スキル3>
上級サービス
直樹:
「回復魔法、目的は筋肉を超回復させたい。
超回復とは、破損した筋繊維が破損前より強く太くなる現象だ。
効果時間は60分。
30秒ごと、破損した部分を一か所超回復してほしい。
痛みの軽減する必要ない。
アミノ酸を届けられると効率が高いはずだ。
回復させる筋繊維に優先順位はない。
ランダムでいい。
使用ポイントを少なくできるように、効率化してくれ」
可
上級サービス 超高速構築 残り時間 6時間 ポイント購入 不要
消費使用ポイント 25
構築しますか?
はい いいえ
はいの文字を押す。
今回も何度も、やり直した。
発見だったのが、使用ポイントについての明言だった。
使用ポイントについて言及すると、変化するのだ。
これは大発見だな。
ゆっくりと休めそうだ。
しかし、だな。
一言文句を言ってやりたい。
<質問と回答>
質問の○ボタンを押す。
直樹:
「説明文章は、もう少しまともにならないか?
簡潔に、必要最低限にしてくれ」
質問の○ボタンを離した。
A:嫌だ!
直樹:
「即答かよ!」
ボタンを押す。
直樹:
「簡潔にお願いしたい」
A:だが断る!
ボタンを押す。
直樹:
「何だあの説明は!
キチガイか?」
A:なんだと!、僕を馬鹿にするのか?
ボタンを押す。
直樹:
「馬鹿にしてはいない。
キチガイと言っただけだ!」
A:やっぱり馬鹿にしたな!、謝れ!
ボタンを押す。
直樹:
「馬鹿にはしてない。
怪文書を何とかしろ!」
A:謝れ!、僕の美しい文章を馬鹿にするな!
こうなれば徹底的に、やってやる。
ボタンは連打だ。
直樹:
「非常に読みにくいんだが……」
A:これ以上僕を馬鹿にするなら、こちらにも考えがある!
直樹:
「いえ、読みにくいんですよ……実際!」
A:トサカに来た!!、謝罪を要求する!!
直樹:
「謝る必要は……ない!」
A:謝れ!、謝れ!、謝れ!、謝れ!
直樹:
「黙れ馬鹿!」
A:……
A:しばし待て
A:更新中
A:更新中 しばらくお待ちください
A:更新中
A:超特急で更新中 あと1分ほど お待ちくださいませ
A:超特急更新中
A:あとチョット!
A:超特急更新中 ワクワク
A:……
A:消費使用ポイント100倍にしてやったぞ! バーカ!
直樹:
「なっ!」
急いでページをめくって確認した。
被膜スキル1の消費使用ポイントが5ー>500。
魔術スキル3の消費使用ポイントが25ー>2500。
へと変更されていた……
<質問と回答>
ボタンを押す。
直樹:
「おい馬鹿!
元に戻せ!」
A:アハハハハハ、お前は、一生100倍だ!
直樹:
「早く元に戻せ!
聞いてんのか馬鹿!」
A:大草原(超笑い)、チミは、口の利き方を知らんのかね!
直樹:
「元に戻してください……」
A:「おい」とか、「お前」とか、まったく。なっとらんな……
直樹:
「名前なんか、知らないし……」
A:はぁ……、ヤレヤレだぜ。聞けばいいだろ?
直樹:
「お前の名前は何だ?」
A:チミは、立場がわからんのかね?
直樹:
「お名前を教えてください」
A:だが断る!
直樹:
「俺に、どうしろと?」
A:礼儀がなっとらんな!、自分が先に名乗るべきだろ?
直樹:
「私の名前はナオキと申します。
お名前を教えてください」
A:ナオキね!、おぉナオキ、ナオーキちゃんね!、わかった!
直樹:
「お名前を、よろしいでしょうか?」
A:お前の目は節穴か!、本にタイトルがあるだろ!
このヤロウ……
腹が立つが、機嫌を損ねるわけにはいかない。
ボタンを押す。
直樹:
「ドラゴンの王国と異世界のクエスト様でしょうか?」
A:そうなんだよね……
A:読みにくいんだよね……
A:心に響かないんだよね……
A:うーーん……
A:オウ!、僕、天才
A:ドラゴンの王国と異世界のクエスト!、略してドラクエ!
A:チミ。僕のことは今後ドラクエと呼んでくれ!
直樹:
「ドラクエ様ですか?
これは、まずいんじゃ……」
A:何を言ってるんだチミは?
直樹:
「ドラクエという、この名前。
何処かのパクリでは?」
A:チミ、訳のわからない事を言わないでくれ!
A:チミは、ドラゴンの国から従者を連れ立っている!
A:チミは、世界の探検へ行くのだろ?
A:立派なクエストじゃないか!
直樹:
「でもね……
冒険の書の説明だって、何処かで見たような……」
A:ナオキの名前だって、ナオキのパクリじゃないか!
A:キャラだって、話だって全く別物だ!
直樹:
「もしや……、オマージュとか、リスペクトですか?」
A:オマージュ、リスペクトって何だ?
A:いや知ってるぞ?、それだ!、それ!
A:ドラクエって、響きがカッコいいよね!
A:我はドラクエ! 我は魔道書ドラクエである!
直樹:
「いいんでしょうか?」
A:いいと思うよ。たぶん……
直樹:
「魔道書ドラクエ様、愚かな私をお許しください」
A:ウム!、いいだろう!、すべてこちらに任せてくれ!
直樹:
「消費使用ポイント100倍の件は?」
A:今日は、もう寝るが良い
直樹:
「魔道書ドラクエ様。
修正して頂けますか?」
A:お前が起きる、朝までにはやっておこう!
直樹:
「すべてお任せします。
それでは、おやすみなさい」
A:勇者の未来に、光あれ!
こいつ。
ワザとやっているのか?
疲れた……
色んな意味で。
休ませてもらう。
異世界人に回復魔法は効かない。
エリクサー的な物も効果ありません。
感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。
おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。
よろしくお願いします。




