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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第三章 異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う。
109/124

貰い火 嘆き・16

場所が分からなかったので、兵士を捕まえて案内してもらった。

武器庫で宝探し、と考えていたんだが。



直樹:

「さっぱり、わからん。

 ユミル。

 これは、どういう状態なんだ?

 いいのか?

 悪いのか?」


ユミル:

「軍としては一般的です。

 品質としては、中の下ぐらいでしょうか」


木箱に雑然と積み込まれている。

武器と防具、武器は接近用と長距離に分かれていた。


武器は、剣と槍、クロスボウ、ロングボウ。

防具は、兜、籠手、肩当て、脛当て、胴鎧。

兜以外は、前面?だけのものが多い。

コレは、なんだろう?

ソフトレザーに金属の板がついているものがある。

黒いシミが付いているモノが多い。

血痕だろうか?


1番と17番に連絡を取る。

3人を呼び出して、数が沢山あるものを数種類。

何個か持って帰らせる。

戦闘がある事を伝えて、準備の指示をした。

使用できるかどうかを判断してもらおう。



いつもの作業へと戻る。

ユミルを、少将の所へ使いに出した。


中将は避難しても構わないと言っていたが。

今回は、中将たちに敵が集中する。

背後からの攻撃。

比較的、安全じゃないのか?

逃げても良い、とも言われている。

条件はいい。

戦闘は早いうちに経験しておくべきだろう。

速いか遅いか。

異世界人を探すのなら。

いつかは戦場へと行かなくてはならない。



防具、防具。

死にたくない……


作業を行いながらも、考え事をしていると。



魔導書ドラクエ:

「ナオキ。

 戦いに出るのか?」


デブ猫が突如現れ、話しかけてきた。


直樹:

「あぁ、そうだ。

 困っている」


魔導書ドラクエ:

「どうした?」


直樹:

「戦闘には出るが、死にたくはない。

 どんな防具を使えば良いのか、分からないんだ」


魔導書ドラクエ:

「全身プレートアーマーは、どうだ?

 熱中症や窒息で死ぬこともあるが」


直樹:

「攻撃を受けなくても、死ぬのか?

 それは一番ダメじゃないのか?」


魔導書ドラクエ:

「でも、防御力は高くて安心だぞ。

 訓練なしの素人では、置物同然だがな」


直樹:

「なんか無いかな。

 軽くて、動けて、熱くなくて。

 防御力がピカ一の装備」


魔導書ドラクエ:

「我侭だな、現実を見ろ!

 鑑定魔術で、探せばあきらめもつくか?

 本来は、技術と経験でカバーするべきだ」


直樹:

「お前、今。

 鑑定魔術とか言ったか?」


魔導書ドラクエ:

「ん?

 言ったが……何か?

 そういえば、出来たぞ。

 昨日!」


直樹:

「早く言え!

 鑑定魔術は、どんな感じだ?」


魔導書ドラクエ:

「鑑定できる!」


直樹:

「いやいや、そうじゃない。

 例えば、遠くの物を鑑定できるとか。

 手に持たないと駄目だとか。

 条件とか色々とあるだろ?」


魔導書ドラクエ:

「目に見える距離が、基本的な鑑定可能範囲だ。

 指定すれば長距離も可能。

 存在検知ができて超便利!」


直樹:

「存在検知って何?」


魔導書ドラクエ:

「例えば、欲しい威力のナイフがあったとする。

 店で見ていても、気づかない事ってあるだろ?

 範囲にあった場合、音と色で存在を教えてくれる。

 超便利だろ?」


直樹:

「おお、魔導書ドラクエ!

 さすがだな!」


魔導書ドラクエ:

「もちろんだ!

 僕も頑張った!

 ナオキが、自分好みの女性を探せるようにな。

 時間も、購入ポイントも倍以上使ったからな!!」


直樹:

「は?

 購入ポイントを、倍以上だと!」


魔導書ドラクエ:

「ナオキも喜んだろ?

 たった今!」


直樹:

「もしかして。

 回復魔術。

 作れたんじゃないか?」


魔導書ドラクエ:

「いや、いや。

 それは、さすがに無理だった。

 ポイントが500足りなかったからな」


直樹:

「いやいや。

 500ポイントぐらいあったぞ」


魔導書ドラクエ:

「ナオキ、怒るな!

 便利な機能も付いている!」


直樹:

「あるなら。

 言ってみろ!」



デブ猫の目が泳ぎだす。

右へ左へ。

しばらく沈黙が続き。

はっ!

と、何かに気が付いたように話し出した。



魔導書ドラクエ:

「使用ポイント以外に、購入ポイントも使えるぞ!」


直樹:

「それて便利なのか?」


魔導書ドラクエ:

「回復魔法に、必要な機能だ!!


 例えば、1km先に回復が必要な人物がいたとする!

 あぁ、なんという事だろう!

 使用ポイントを使い切ってしまった。

 そんな事もある。

 あるよな!?


 そこで、購入ポイント!

 あら不思議!

 4km先の要救護者の、およその距離と方角が判明!」


直樹:

「1km先を探すのに、4km先を発見か?」


魔導書ドラクエ:

「まぁ、それぐらい。

 遠くの距離を探せるという事だ!」


直樹:

「他には、無いのか?

 武器同士を比べたり。

 武器と防具で比べたり」


魔導書ドラクエ:

「無論、できるぞ!!

 アァハハハハハ!」


直樹:

「ありがとう」


とりあえず、感謝はしておく。


魔導書ドラクエ:

「じゃあな」


この後、ユミルも帰って来た。

作業も16時で終わる。

一緒に48番武器庫に向かった。


鑑定魔術を使うために冒険の書を開く。

ペラペラとめくり、新たな魔術を探した。

これか?



<七色迷探偵>

超特級魔術スキル 一括スキル



直樹:

「七色迷探偵」


呪文を詠唱すると。

右手には大きな虫眼鏡、左手には片手遣い人形、白いマントが現れる。

特に変な動きやポーズ、セリフはない。


なんだろう、これは?

虫眼鏡。

メガネの部分は空色で覗いても何も見えない。

ガラスではない。


カチ、カチ、カチ。

指で弾くと軽い音がする。

触るとツルツルとしていた。

プラスチック?

違うな。

木材を空色で塗った感じだ。


柄にはボタンのようなものが、3つ付いている。

□□  □な感じだ。


人形?

ハンドパペットか?

古典的な探偵風の男で、名札が付いていてワトソン君と書いてある。



直樹:

「これは……

 どうなんだろう。

 今の俺、不審人物じゃないか?


 しかし。

 どうやって使うんだ?」

感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。

おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。

よろしくお願いします。

地図はランキング?の所に、リンクを貼ってあります。

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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