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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第三章 異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う。
105/124

貰い火 嘆き・12

直樹:

「1番、34番、888番。

 賢人族と協力して情報を整理しろ。

 1833番、賢人族たち、情報提供を頼む。

 俺のために働いてくれ。


 行動予測ができるのなら、それも頼む。

 俺たちは陣地に戻る。

 結果は、明日の朝に聞きたい。

 時間が掛かりそうなら畑を利用しろ。


 何か必要なものはあるか?」


1番:

「はい、紙と筆記用具が必要です」


直樹:

「すぐに用意する」



首都に行き、筆記用具と紙。

机も必要だと思ったので、買うことにした。

戦闘は今後も続くのだろう。

多めに買い込んで、隠れ家へと届けた。

30万だ。

陣地に戻り明日の午前中に中将に会いたいと、監視の兵に伝える。


首都の宿舎で夕食をすませて、購入ポイントを確認した。

8149だ。

相当メンドクサイ状況に、なっているのだろう。


まずは、使用ポイントを900に増やす。

おっさんの庭を購入した。

購入ポイント5627。



冒険の書を床で殴り、デブ猫を召喚する。


ガン、ガン、ガン、ガン。



直樹:

「出でよデブ猫!

 我が召喚に答えよ。


 お!

 出た、出た!」


魔導書ドラクエ:

「ナオキ。

 扱いが酷いぞ!」


直樹:

「話がしたくってさ」


魔導書ドラクエ:

「<質問と回答>で、僕と話ができるだろ?」


直樹:

「顔を見て話をしたい」


魔導書ドラクエ:

「僕の可愛らしさに、惚れたのか?」


直樹:

「本と会話するのが、恥ずかしいだけだ」


魔導書ドラクエ:

「ふん。

 何か用か?」


直樹:

「従者ってあるだろ?」


魔導書ドラクエ:

「あるな」


直樹:

「あそこに、加護を受けるとか。

 されるって、あるだろ?」


魔導書ドラクエ:

「あるな」


直樹:

「あれ、何だ?」


魔導書ドラクエ:

「ナオキの加護をうけるんだ」


直樹:

「意味がわからん」


魔導書ドラクエ:

「ようするに、ナオキの恵みを受けられる」


直樹:

「ますます、わからん」


魔導書ドラクエ:

「ナオキが自分に回復魔法かけると、似たような効果が従者たちにも現れる。

 加護される訳だ。

 加護される者たちは、程度の差はあるが回復していく」


直樹:

「お、すごいなソレ!

 されると、受けるの違いは?」


魔導書ドラクエ:

「受ける者は加護が強く、される者は小さい」


直樹:

「隷属者たちはどうなんだ?

 加護を与える事はできるのか?」


魔導書ドラクエ:

「可能だな。

 色々と条件があるが」


直樹:

「条件を教えてくれ」


魔導書ドラクエ:

「まず。

 ナオキが、加護を宣言して魔術を使う。

 もちろん、全員の前で痴態を演じてもらう必要がある。

 対象、条件を指定。

 それと10人当り購入ポイント1が必要だ」


直樹:

「加護は、強くできたりするのか?」


魔導書ドラクエ:

「あぁ。

 条件で購入ポイントを指定すればな。

 強弱が可能だ」


直樹:

「どんな感じで?

 効果の指定とかも出来るのか?

 対象指定は?」


魔導書ドラクエ:

「全面の兵士に加護を与える。

 超絶操作マッスルマリオネット。

 筋力強化。

 購入ポイントは、10人当り2使う。


 とか、全体で100使う。

 みたいな感じで。


 違っても構わない。

 君自身がきちんとイメージできればいい。

 あとは、冒険の書が勝手にやってくれる」


直樹:

「従者たちにも加護は与えられるのか?」


魔導書ドラクエ:

「もちろんだ」


直樹:

「そうか。

 お前に、購入ポイント3000を預ける。

 回復魔術の構築を頼みたい」


魔導書ドラクエ:

「3000だけでは無理だ。

 まったく足りない。

 僕も何度も検討したんだが、超回復の転用だけでは難しい。

 状態回復、傷回復の専用魔術に分割した方がポイントを減らせる」


直樹:

「それでいい。

 お前に任せる。

 自由にやってくれ。

 でも急いでくれよ」


魔導書ドラクエ:

「まずは、鑑定魔術の構築を始める。

 回復魔術はポイントが足りない。

 その後だ」


直樹:

「では、鑑定魔術を頼む」


魔導書ドラクエ:

「わかった」


購入ポイント2627。



加護、加護ね。

戦闘には使えそうだ。

素人の俺でも魔術を使えばある程度は戦えるからな。

どこまで戦力を底上げできるんだ?

できれば小規模の戦闘で効果を見たいところなんだが。


現時点で、自分できると思う事はやったと思う。

考えるべきことは山ほどあるが。

情報が足りない。

明日以降か。

早く寝るに限る。

朝起て食事を取ると、隠れ家に報告を聞きに行く。




直樹:

「報告を頼む」


1番:

「はい」


スヴァルトアルフヘイムの大まかな地図に、味方と敵軍の勢力圏が書かれていた。

海から50kmぐらいの位置に、スオラという都市がある。

前にユミルから聞いた都市だな。

たしか、敵に奪われたという噂があったヤツだ。

敵の勢力圏の内部にあった。

俺が輸送しないわけだ。


スオラから海側を支配していて、勢力圏は鍛冶屋の街キンックの方へと延びている。

キンック方面の海の方に、敵勢力は広がっていた。

海から内陸部へ100kmに、敵との境界線がある。

境界線を囲むように味方の拠点が配置されていた。

敵を包囲している形だ。



直樹:

「聞きたいんだが。

 敵味方の兵力はどうなんだ?」


1番:

「我が国の兵士。

 およそですが、正規兵20万人、準兵士が40万人です。

 敵兵士が、50万人と予想されます」


直樹:

「敵の兵士50万人は、正規兵か?」


1番:

「わかりません」


直樹:

「味方が攻めで、敵が守りでいいんだよな?

 守る方が有利なんだろ?

 正規兵と準兵士では、戦力としての質も違うよな。

 仮に。

 敵兵士が正規兵で50万人なら、もう負けているんじゃないのか?

 勝てないだろ」


1番:

「自分では何とも。

 もしかしたら、情報が古いかもしれません。

 味方の増援があるのかも……」


直樹:

「上から2番目の陣地。

 キンックに近いヤツが中将の陣地か?

 俺たちが今いる場所でいいのか?」


1番:

「はい」


直樹:

「では、その周囲にある4カ所のバツ印は何だ?」


17番:

「賢人によると、隠蔽されている拠点だそうです」


直樹:

「敵陣地の両側にある印はいい。

 だが中将の背後、両側にある2つの印はどうなんだ?

 まずくないか?

 背後、側面から攻撃を受けるぞ」


17番:

「事実であれば、忌々しき事態です」


直樹:

「もしかして、補給線が圧迫されているのは……

 これか?」


17番:

「そうかもしれません」


直樹:

「仮に中将が、撤退を余儀なくされた場合。

 キンックが支配される可能性が出てくる。

 確かあそこは、武器の修理、生産を担ってなかったか?


 奪われた場合、今後の武器生産はどうなるんだ?

 それに隣にある、味方の陣地。

 側面、背後から攻撃を受けるよな。

 いいのか?」


17番:

「自分たちには、何も……」


直樹:

「すまない。

 責めるつもりはないんだ。

 興奮してしまった。

 


 はぁ……

 これで、援軍が来たら絶望的だな。

 2年も持つのか?」


1番、17番:

「……」


直樹:

「俺たちだけで、どうにかできるものではない。

 軍属じゃないしな。

 まとめてくれて、ありがとう。

 戦闘に参加できる兵士は何名だ?」


17番:

「こちらの世界にいる兵士では、3千人強です」


直樹:

「中将に貸してる兵士が千人居る。

 合わせても4千人。

 味方と敵との差は、6万人。

 俺たちだけで何ができる……

 

 訓練だけは続けてくれ。

 それでは、行ってくる」


1番:

「はい、力及ばす」


17番:

「はい、申し訳ありません」


直樹:

「別に、お前たちのせいではない。

 

 ここなら、食料も自給できる。

 大丈夫だ。

 心配するな。

 きっと逃げ切れる。


 地図は貰っていくがいいか?」


1番、17番:

「はい」

感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。

おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。

よろしくお願いします。

地図はランキング?の所に、リンクを貼ってあります。

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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