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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第三章 異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う。
104/124

貰い火 嘆き・11

直樹:

「17番、すぐに監視部隊を編制しろ。

 人数は30人だ。

 今後、俺が来た時。

 賢人族を毎回、確認する。

 リストを作成してほしい。

 問題を起こした場合は拘束だけしておけ。

 こいつらを殺傷した者は、後で罪を償わせる。


 そういう連中はいずれ、他の仲間にも害を与える可能性が高い。

 絶対に逃すな。

 未遂でも捕まえろ」


17番:

「すぐに人選を始めます。

 みんな監視を頼んだぞ」


17番は走っていた。

俺は賢人族に近づく。



直樹:

「お前たち、12人の代表は居るか?

 いないのなら決めてくれ」


賢人達がしばらく話し合い、1人が前に出た。



隷属者・賢人:

「1833番です。

 よろしくお願いします」


直樹:

「1833番。

 お前たちに監視を付ける。

 いいか?」


1833番:

「はい」


オドオドと怯えながら返事を返した。



直樹:

「監視を付ける理由は、わかるな?

 ここは竜の国の住人がほとんどだ。

 敵対している、お前たちは。

 殺される可能性が高い。


 監視は、竜族の不安を解消し。

 お前たちへの殺傷行為を未然に防ぐためだ」



賢人たちの険しい顔が、少し緩む。



直樹:

「お前たちは、ここで一生を過ごすことになる。

 竜族と賢人で別れて暮らすのもいいが。

 一緒に暮らせないのか?


 歩み寄るためのキッカケは、作れないのか?

 何かないのか?

 こう……

 なんというか。

 あれだ!


 賢人族、裏切っちゃいました!

 重罪人だから帰れません!

 みたいな……

 極秘情報とか?


 お前たち、異世界人を知らないか?」


1833番:

「スヴァルトアルフヘイム方面には、少数の異世界人が戦争に投入されているようです。

 こちら側は十人も居ないはず。

 多くは中央への攻撃に、参加していると聞いています」


直樹:

「中央というと、ミッドガルドのことか?

 スヴァルトアルフヘイムへ侵入した正確な人数は?

 どの辺りにいるか、分かるか?」


1833番:

「いいえ、話は大まかにしか。

 確か補給線の攪乱に、2人いるとか……」


直樹:

「誰か!

 他に何か知らないか?

 なんでもいいぞ」


隷属者・賢人:

「あの……」


直樹:

「おう、言ってくれ。

 お菓子の作り方でも構わない」


隷属者・賢人:

「4496番です。

 実は、こちら側。

 私たちが居た場所へ援軍が来るという話を聞いていますが」


直樹:

「こちら側とは、どちら側だ?

 そもそも、お前は何処で戦っていた?」


4496番:

「自分は、戦闘中に大けがを負い。

 敵兵に回収されたので、そのあたりです」



戦闘して敵兵である竜族に回収され……

救護所?

安置所に放り込まれた。

こちら側だから、賢人側に援軍?

つまり中将が戦闘していた場所へ。



直樹:

「どれくらいの規模の、援軍が来るんだ?」


4496番:

「5万人くらいと聞いてますが」


5万人の援軍……

中将に?

援軍……

援軍……


直樹:

「1番、17番、34番、888番、居るか!

 至急集まれ!!」


1番:

「はい」

888番:

「はい」


しばらくして。


34番:

「遅れました」


直樹:

「17番は、まだか?」


34番:

「監視部隊の人材を、検討していましたが」


直樹:

「わかった、17番抜きで始める。

 888番。

 お前は、中将の兵士だな?」


888番:

「メグスラシル中将の事ですか?」


直樹:

「そんな感じの名前だったな。

 ところで、中将の兵力はどれくらいだ」


888番:

「元々は、戦闘要員4万人でしたが。

 現在は2万人くらいではないかと思います」


直樹:

「敵兵力はいくらだ?」


888番:

「最初は、6万人ほどだったと聞いています。

 今は3万人ぐらいでしょうか?」


直樹:

「中将の損害が2万人、敵は損失が3万人か。

 情報が正しければ……の話だが。

 善戦している。

 だが、詰んだ。

 終わりだ。


 たった2万人で、8万人の相手は不可能だ」


17番:

「ただいま戻りました」


直樹:

「17番、賢人族を警護だ。

 守れ」


17番:

「どういう事でしょう?」


直樹:

「賢人族が、国を売った。

 情報提供だ。

 護衛の数が足りない。

 もう20人増やしてくれ」


17番:

「あっ、はい。

 領主様の命令だ。

 いいか!

 賢人共を守れ!

 貴重な情報源だ!」


30人の兵士が、賢人を中心に円陣を組む。


直樹:

「1番、34番、888番。

 畑の連中以外。

 全員整列させろ!」


1番、34番、888番:

「はい」


20分ほどで整列した。

並ばせると、威圧が凄いな。



直樹:

「全員、よく聞け。

 メグスラシル中将の所の連中は特にだ。

 実は、中将の元に。

 5万人の敵増援が来るらしい。


 情報源は、問題になっている賢人族。

 貴重な情報源だ。

 殺傷を禁止する。


 お前たちが持っている情報を集めたい。

 地図を作れ。

 情報が事実であれば戦闘が起きる。

 それも、一方的な虐殺だ。


 参加したい者、したくない者。

 それぞれ、いるだろう。

 参加するしたい者は訓練に励め。

 強制はしない。


 お前たちも強制するな。

 参加しない者たちはサポートを頼む。


 増援の真偽は不明だ。

 だが、あるものとして行動する。


 1番、34番、888番は、別命があるので待機。

 以上だ、解散」


戦争へ参加する連中は、すぐに訓練を開始した。

隊列を維持したまま、移動していく。

全力で畑へ走っていく者が居た。

あれは不参加の連中だろうか?

感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。

おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。

よろしくお願いします。

地図はランキング?の所に、リンクを貼ってあります。

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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