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スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜  作者: 櫛田こころ


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第752話 試作を食べてもらうのは

「……俺、で?」

「是非、キリアさんには」



 例の『倍倍バーガーシリーズ』の試作。ラティストたちはいつでも食べれる特権があるということで、今回はバイトメンバーにお願いすることにした。


 特に、キリアさんは最近の賄いもたくさん食べてくれるので、是非とも倍倍バーガーシリーズにも挑戦してもらいたいと思ったんだよね?? 好き嫌いは基本ないって聞いたから、ボリュームの一番あるダブルチーズバーガーのそれを『どーん!』と置いてみたんだ。


 本当にボリュームが凄いから、ちょっと引いているように見えているけど。そこは無視します。



「……これを、オークションに?」

「ギルマスのロイズさんに頼まれたので」

「効能はすごいだろうに。俺が食べても?」

「もちろん」



 効能は、まあ……『完治』系が特にオンパレードなくらい多かったけど。


 普通に食べても問題ないのは、ラティストに確認済みだから大丈夫なのは間違いなし。ラティストにはさらに倍にしたパティ六枚のチーズバーガーを食べてもお腹壊してないから問題解決はしているからね?


 けど、四枚でも食べにくいのはもちろんなので、紙加工の職人さんにお願いして作ってもらってる包装紙にはちゃんと包んでいるよ?



「……では」



 持つのは軽いけど、こぼさないように注意して食べ始めてくれた。傷とか特にこさえていないからポーションとしての効能は目に見えないけど、もしゃもしゃと食べていく口元が緩んでいるのは見逃さない。仕事熱心ではあっても、キリアさんの表情変化って下手するとラティストよりもわかりにくいからね? 貴重な瞬間だよ。


 咀嚼してから、味について聞こうとしたけど……よっぽど美味しいのかでどんどんがっついていくから聞くまでもないかな? そんなわけにはいかないから、せめて食べ終えてから聞くことにした。



「味、どうでした?」

「……美味いのはいつも以上に。ソースがないのは肉にしっかり味付けがされていることで納得出来た。ただ、チーズが強いからケチャップが欲しくなるような」

「なるほど。あと、ピクルスとかは?」

「刻んだのは、欲しい気が。しかし、好き嫌い別れるだろうな」

「了解です。じゃ、今回は玉ねぎ刻んだのとケチャップ足します」

「……わかった」



 見た感じ、もう一度食べたそうに思えて……『食べたいです?』と聞けば、ほっぺが軽くピンク色になった。よっぽど、今の倍倍バーガーが気に入ったみたいだ。やっぱり、食べ盛りの年齢もあって、ボリューム感があるのは好きかもしれない。



(お仕事頑張ってくれているし、皆の賄いももうちょっとバリエーション考えようかな??)



 基本的に日本食ばっかり作っているけど。こっちの世界の味付けって、割と誤差ないからついつい日本食作っちゃうんだよね? お米もあるし、寿司とかは流石に生食の魚とかが怖いから作ってないけど。



「え? 私もいいんですか?」

「もちろん」



 フィレオフィッシュの倍倍バーガーはサーラさんに食べてもらおうと用意してあげれば。さっきキリアさんが食べているのを見て気になっていたらしいから、少し以上に喜んでもらえた。完食出来るか心配だったけど、まだ食べ盛り真っ最中なのかで全部きれいに食べてもらえました。



「ふわふわで、チーズがしっかりしているのがいいですね。おいひい……」

「じゃ、通常の倍倍バーガーとしてはこんな感じかな?」

「え? 店長、さらに増やせれるんですか??」

「包み方次第では三枚とかいけそうな気がするんだよね?」

「おぉ……」



 従業員にも人気になりそうな、倍倍バーガーシリーズ。お店には出せないし、オークション限定の裏メニューにしたって……美味しいと分かると食べたくなるのは非常にわかるが、エディとかにも作ってあげないと拗ねそうだな。絶対情報通として、今回の件は把握してそうだし。

次回は水曜日〜

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