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スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜  作者: 櫛田こころ


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第729話 朝風呂を堪能

「おいおい。なんもなかったのか?」

「……いいでしょ」



 翌日、滞在二日目の朝。


 同部屋なのもあったけど、お互い早く目が覚めたってことで……エディと朝風呂を堪能していたんだけどね?


 寝る時間はそれぞれ別だったから、昨夜エリーとふたりっきりになったことは話していなかった。それを聞かれたけど……本当のことを言うと、それなりにツッコミを入れられた。だって、しょうがないじゃん!! 僕奥手なんだもん!!



「キスのひとつくらい、いい加減してやれよ」

「……前世でもいなかったし、したことないのに?」

「勢いとノリがあればなんとかなる!!」

「それ、エリーに失礼!!」

「だったら、男としてリードしてやれよ」

「……です、ね」



 まったくにもってその通りなので、言い返せないのです。けど、あんなにも可愛い女の子のキスを……僕が奪っていいのかの、ちょっと罪悪感に羞恥心がないまぜになっていろいろ尻込みしてしまうんだ。


 世の中の男性もだけど、欧米とか海外の人たちのスキンシップを今更だが見習いたいくらい。ラフなスタイルでキス出来る慣習が日本にはほとんどないから!! 僕転生したけど、心はまだまだ日本人の意識が強いんだもん!!



「うじうじしてっと、エリーも不安がるんじゃないか?」

「……ごめん」

「俺に謝っても意味ないだろ?」

「……うん」



 少し温泉に沈んで口をぶくぶくさせたけど、キスまでのルートをどう考えればいいのかで悩みが加速していくばかり。エディはリリアさんとそれなりにしてるだろうから……余裕というか、経験値としてははるかに上だろうなあ。


 勢いって言っても、昨日……手を繋いだときの良い雰囲気ですべきだったか。あれは僕のミスだ!!



「よし。あと二日くらいで、エリーの頬にでもいいからキスしてやれ」

「命令!?」

「口じゃないだけ、ハードル低いだろ?」

「いやいやいや!?」

「……なんで、挨拶くらいのキスでもダメなんだよ」

「……異世界違い?」

「それ、半分慣習違いだろ?」

「うう……」



 これには誤魔化されてくれなくて、しゅんとしていると。後ろの方から『おーい』と言う声が聞こえてきた。振り返れば、ジェフさんとシェリーだった。湯着を着ているとはいえ、混浴……のワードでちょっと頭が再沸騰しかけた!? 


 このふたりって、もうキス以上のことはしてそうだなあ……。



「何話してたんだ?」

「ケントのヘタレ具合に呆れてた」

「「へ?」」

「いい加減、しろって言ってもエリーにキスすら出来ないってこと」

「ああ~」

「エリー、ちょっと不安がっていましたね? 昨日は手繋げたことにはしゃいでいましたけど」

「……エリーもかよ」

「……そんなに?」

「ええ。子どもがおもちゃもらったように」



 手だけでその反応だと、キスをほっぺにでもしたら卒倒しちゃうんじゃ? 



「なんだよ? キスくらい簡単だろ?」



 ジェフさんが、ほら、とシェリーのおでこにキスするのがすっごく様になってた!? シェリーは恥ずかしいのかうつむいていたけど……彼氏がいきなりいちゃつく行動取ったら恥ずかしいのかな? 僕も、昨日エリーにそれをしてあげたらしいけど! こっちのいちゃいちゃはハードルが高いよ!!


 とりあえず、目標は出来ても滞在中に実行出来るかは怪しい……。でも、せっかくの慰安旅行だから、そこは頑張らなくちゃ!! お風呂で癒しはともかく……旅行の思い出くらいはなんとかしたいもん。

次回は金曜日〜

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