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スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜  作者: 櫛田こころ


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第730話 質問されてしまった

「エリーさんと店長、お付き合いされているんですよね??」



 朝ご飯が終わってから、サーラからいきなり質問をされてしまった。何か変なことをしたわけじゃないけど、サーラの目はなんか少し『怒っている』ように見えたのよね? ケントのことを好きとかそういうのは聞いていないし、いったい何を怒っているのかしら??



「……そう、だけど??」

「気になっていたんです。陛下とリリア様。エヴァンスさんとレイアさん。あの方々はにじみ出るくらいお互いの愛情を確かめ合っていますのに……おふたりは、なんというか友だちの延長線に見えるんです」

「……そんなに??」

「仲が良いのはわかるんです。信頼し合っているのも承知。ですが……なんか、恋しいくらいの甘さが見られないというか」

「……ごめん。それはお互いに、恥ずかしいのが前に出ちゃうから」

「……見えないところで、甘々でしたか。それなら安心です」

「……うん」



 シェリーにも言われたけど……たしかに、あたしとケントの『恋仲ムード』っていうのは物凄くわかりにくいらしい。陛下とリリア様は『わかりやすい』ムードだからいいけど……ルカリアやラティストは表立ってはしゃがないから、そんな形も有りだと思ってたのに。


 あたしとケントだと、もっとわかりやすくしないと周りが心配してしまっているみたいね?


 サーラは誰かいるか聞けば、『今は仕事が好きです!』と断言したから大丈夫らしい。まあ、別に恋人は急いで作るものじゃないもの。あたしの知っていたそういうのだとロイズさんとギルマスのこともあったから……あの二人は、今じゃリオーネの名物夫婦になってしまっている。他所の町にも知れ渡っているくらいだし、公私共に優秀な人たちだから尊敬はしてるの。


 けど、あたしはあたしで……ケントと、もっと親密な関係になかなかなれない。昨日もケントが言い出さなきゃ、散歩もしなかったし手も繋がなかった。奥手の奥手は……ケントよりあたしの方かも。


 だって、好き過ぎてどう接していいのか……キスとかなんて、恥ずかしすぎて顔背ける決定事項だもん!!



「もう! エリーのせいでジェフが調子乗っちゃったのよ!!?」



 と、ここで朝風呂から戻ってきたシェリーが少し怒っていた。事情を聞くと、風呂に居た陛下とケントの話題がこっちと似たような感じで……その流れで、ジェフがシェリーのでこにキスをお見舞いして手本を見せたのだとか。


 そんなキザったらしいものをケントが出来るとは到底思えない。ジェフの場合は、素で出来るのがちょっと怖いわ……。



「あたしに言わないでよ……」

「ケントも同じようなこと言ってたけど。もうちょっと、頑張って!! こっちに飛び火くるから!?」

「それはジェフがシェリーを大事にしているからでしょう?」

「皆の前ではやめてほしいの!!」

「……それは自分で言いなさい」

「気にすんな、で流すんだもん!!」

「ジェフさん。流石の兄貴肌ですね……」

「サーラも感心しないで!?」



 などと、後半はシェリーの話題にもちきりになってしまい……サーラも、後学のためと色々質問していくので、シェリーはただでさえ可愛い顔をりんごのように真っ赤にして身もだえちゃったわ。

次回は月曜日〜

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