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スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜  作者: 櫛田こころ


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第724話 当日の移動(男子)

 レイアがルカリア嬢らのところに邪魔になっていないか、少しばかり心配なんだが。


 何故私は、『シリウスの風』の面々の中にひとり放り込まれたんだ? ケントは陛下と語り合う前提なのは仕方ないにしても、私もそっち側に近いのでは? まあ、さておき。一番でかい馬車の中で冒険者三人に囲まれているのが私の現状だ。



「改めて見ると、ヴィンクスさんって綺麗な顔立ちしていますね?」

「んだな?」



 普段は身分を隠している本物の王子らがそれを言うか?!



「あーんな別嬪な奥さんもらったんだ。鼻が高いだろうよ」



 ジェフもなかなかに男前なのは顔だけじゃないな!! 彼の恋人であるシェリーとはそこまで会話をしたことがないが……兄貴タイプはどの世界でもモテるということがよくわかるな。王子面子の方も、どっちも恋人がいるので文句も何もないが。


 私の顔は平凡より少し上程度だ。男前たちに言われるとしょげるぞ!!?



「……何故、私がこちらに」

「いや~、ケントはエディが連れて行くから。ラティストが乗れば満員だろ? カウルとスインもいるし」

「僕はヴィンクスさんと少しお話してみたっかったんです。国随一の錬金術師さんとちゃんとお話ししたくて」

「俺もそこ同意見」

「……私の経緯?」



 錬金術師への経緯など、大して面白くもないだろうに……が、S級以上の私の場合は憧れかなにかを持たせてしまうのか? と言っても、神のアナウンスを聞いたのは最近になってだし……ケントのようなポーションパンを作れる調整はまだまだ未熟な部分が多い。事実上、そこは師弟関係を逆にしてもいいくらいだ。


 しかし、ケントは相変わらず私のことを師匠と呼ぶのを変えていない。いい青年だが、いい男過ぎるな。そして、恋愛面は私以上に奥手。まだキスもしていないとか初心過ぎるとツッコミを入れたい!


 ともあれ、経緯をこのメンバーに伝えても……面白い語り草になるだろうか?



「その気になれば、冒険者でもCくらいの身軽さを持っているのはギルマスに聞いてんぜ? なーんで、引きこもりの錬金術師の方に道を選んだんだ?」

「……と言っても、私の性格としか」

「社交的に見えますけど?」

「そこは、ケントのお陰だ。あのポーションパンたちを見なければ……今日のように旅行など出なかった」

「奥さんとの初旅行も考えなかったのかよー」

「レイザー、そりゃ都合っていうのもあんだろ」

「そこはジェフの言う通り。今日まで仕事を終われるように調整したまでだ。彼女も自分から言い出す性格ではないしな」



 とは言え、湯着でのレジャー施設もどきの温泉施設。水着でないのが少し残念だが、見知った男たちの前でもレイアの素肌を見せたくない気持ちはちゃんとある。



「たしかに。僕もマリアナ連れてきたかったですけど……今は学園生活も楽しんでいますし」

「しょっちゅう会えないのも仕方ねぇが、兄の俺よかは頻繁だな」

「購買にも関係者ってことで顔出ししてんだろ?」

「わ~! 僕のことはいいから!!?」

「……からかいの対象に私を増やしたかっただけか?」



 トラヴィスのようなわんこいじられキャラと同等にはなれんぞ、私の場合。いや、ロイズやルゥの間に挟まれればそんなもんか? あいつらは野獣夫婦と言っても過言じゃない。ほんとに夫婦になるとは私も予想を大きく上回っているがな。



「……いっしょにいてください」

「若い衆におじさんがいてもつまらんだろうに」

「エヴァンス、あんたいくつだった?」

「? 三十は越えたが?」

「「「若作り!!?」」」

「錬金術師とか関係ない!!」



 童顔の秘訣を聞いたところで、答えられるか!? 

次回は月曜日〜

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