樹の試練(5)
元の空間に戻って桜太は丸太の前に立ち集中し刀を構える
(思い出せ 今までやってきた経験をそして霧花さんの一挙手一投足を)
桜太は深く息を吐き「はっ!」っと声を出し真向斬りをする
すると一太刀で縦に真っ二つにする事ができ続けて他の基本の8つの型でもし全てすんなりと斬る事ができた
「よっしゃ! あんなに時間かかったのが嘘のようだ…でもまだまだ丸太沢山あるんだよなぁ 」
少し途方もないと思いつつやるしかないと覚悟を決め疲れる事のない空間だからこそ休む事なくやり続けついに9万本を達成した
「終わったァァァ この空間じゃなかったら死んでたな 確実に」
いきなり「おめでとうございます 桜太様」と言いながら現れる霧花
「うおっ びっくりした 驚かさないでくださいよ」
「それは失礼しました それにしてもよく諦めず続けましたね 素晴らしいです」
「いやー 照れますね あはは」
「では次のステップに移りましょう」
いくつステップがあるんだこの試練と思いながら「はい」と応える
「次が終われば桜太は結界の外に出ても十分戦えるという事なのでのでユグドリア様の元へ戻ってもらいます」
「という事は次が最後という事ですね」
「今はそうですね」
(ん?『今は』ってどういう事?)と思ったが少しでも脳を休ませるため考えないようにした
「次は先程とは違い動いてる丸太を10万本斬っていただきます」
(10万…だと?!)と空いた口が塞がらない桜太
霧花が「とりあえずお手本として1万本だけやります」と言うと上から丸太が沢山現れ無作為に揺れ始める
その光景を見た桜太「うおっ」と声を出しなんとも言えない表情をしていた
霧花は仙気を纏い揺れ動く丸太の中を踊っているかのように斬り続ける
桜太はあまりの凄さに「すっげぇ」っと心の声が漏れる
斬り終えた霧花に「こんな感じです 出来そうですか?」と言われ霧花の斬る姿を見てワクワクが止まらなくなった桜太は「やってやります」と意気込んだ
すると霧花はふふっと少し笑いながら「期待していますよ」といいまた消えていった
「よし やるぞー」と気合いを入れ仙気を纏い無作為に揺れ動く丸太に突っ込んで行き目に入った丸太を斬っていく
だが無作為に動いてるため目に入った丸太だけに意識を向けていると予期しない所から丸太が飛んで来る
「あぶっ」とギリギリ避けるが次から次へと飛んでくる丸太に翻弄され集中が切れついにぶつかってしまう
「痛てぇ どこから飛んで来るか予想ができねぇ でも少しは斬れた 少しずつでも続けていけばいつかは終わるはずだ」
その時 倒れてる桜太の前に突然霧花が現れ「すみません 桜太様 1つ伝え忘れてた事がございます」と言う
そして なんだろうと疑問符を浮かべる桜太に霧花は「丸太に1度でもぶつかったらもう一度初めからやり直しですので気を付けてください では」と言い放ち再び消えていった
すると霧花の言葉を聞いた桜太は「ふぇっ?」と桜太自身も聞いた事のない変な声を出し雲しかないはずの空間の天を向き「空綺麗だなぁ」といきなりバカになるほどの衝撃を受けていた




