樹の試練(3)
「それでは桜太様 仙樹の技で必要な四季仙気を覚えましょう」
「四季仙気とは一体なんです?」
「そうですね ではやってみますね」
霧花が深く息を吐いたと同時に霧花に暖かい仙気を感じた
「なんか暖かい…これは?」
「これは四季仙気の1つ春気です」
「って事は夏気秋気冬気があるって事ですか?」
「その通りです よくわかりましたね」
(やっぱり 春夏秋冬の四季だったのか)
「では春気から参りましょう 春気は火仙気と風仙気を1つにしたものです コツとしては春の暖かさをイメージする事です」
目を閉じ息を吐き意識を体内の仙気に集中させる
数分後
(なんかだんだんポカポカしてきた)
「桜太様成功です この短時間で出来るとは流石ですね
では このまま 夏気 秋気 と覚えていきましょう」
「え、 冬気は?」
「冬気は特殊ですので秋気の次の段階に致しましょう
では夏気は火気と地気 秋気は水気と風気を
ではやってみましょう」
桜太は春気で感覚を掴んだのかすぐさま夏気と秋気を習得する
「流石です桜太様 では冬気に移りましょう」
「流れ的に水気と地気を合わせる感じだと思ったんですけど特殊ということは何か違うんですね」
「その通りです 冬気の特殊な所は水気を氷気に変化させる所です そして 氷気と地気を合わせる事で冬気となります コツは」
「イメージですよね」と若干食い気味に言うと霧花は「流石です」と笑みを浮かべる
(北海道をイメージすれば行けるかなぁ)と思いながら集中する
すると寒いはずないのに少し肌寒く感じる
「先程とは違い流石に時間がかかると思いましたがさらに早く習得してしまうとは…ここまで来ると引きますね驚きが故に」
「驚きが故に引かれただと?!」
霧花が「次のステップにいきましょう」と言い刀を抜き「ユグドリア様お願いします」と叫ぶとユグドリアの「うむ」という声と共に何も無い所に無数の丸太が現れ霧花の目付きが変わる
「それでは 刀を用いた基礎を学んでいただきます」
桜太は空気が変わったことを感じた
「今から私が基礎の動きを一通り見せます ですが1度で全て覚えてください」
「1度で?! 流石にきついですよ」
「大丈夫ですそんなに難しい動きではありません
それに 仙人となった桜太様は仙気を身体全体に巡らせています その仙気が脳を活性化させ前の人生の数千万倍の記憶能力と動体視力を得ているはずですので1度見ただけでも大丈夫です」
(本当に1度見ただけで覚えられるのかなぁ…ん? 待って記憶能力上がったって事は黒歴史もより鮮明に記憶してしまうんじゃ…今世は黒歴史を作らないように慎重に行動しなきゃいけないじゃん)
桜太に2つの不安が押し寄せていた




