神蟲急襲(5)
(ティリィ 貴方の…貴方達の仇を討たせてもらいます)
桜太はティリィの脚を【伽藍】に入れ1度ユグドリアの元へ戻りユグドリアに『神蟲 軍隊蜂王 ブシャル』を討つ事を伝える
「帰りが早いと思ったらいきなりじゃのぉ 敵討ちか」
「はい!」
ユグドリアは桜太の目を見て思う
(ふむ 強い覚悟を持っているようじゃな これは止めては後悔するじゃろう 桜太も わし自身も 仕方なし )
「桜太よ これを持っていけ」
桜太の目の前の地面から根が飛び出し割けるその中には鞘があった
「うお! ん? 鞘?」
「これはのぉ 【根鞘】と言うてのぉ 変化した世界樹の枝によって根鞘もそれに合った変化をするんじゃ それに1回 1回刀に変えたりせんで持ち歩けるからのぉ 試しに1回 世界樹の枝を刀して鞘に収めて斧をイメージしてみぃ」
桜太はユグドリアの言う通りに世界樹の枝を刀に変え根鞘に収め斧をイメージし斧に変える
すると根鞘も斧を覆うカバーに変化したその様子に「おぉ〜」と声が漏れる桜太
「どうじゃ便利じゃろう それにこれでお主も仙樹流の抜刀術が使えるじゃろうて 本当はもっと早めに渡そと思っておったんじゃがのぉ 出来なかったのじゃ 」
真剣な声色で言うユグドリアに「何かあったんですか?」と息を飲む
「うむ それがのぉ 普通に忘れとったんじゃよ」
「へ?…」
「いやはや ワシも老いたもんじゃよ 」
桜太は「フォッフォフォ」と笑うユグドリアに「あ…そッスか」と返す
ユグドリアが再び真剣な声色になり桜太に伝える
「桜太よ 相手は【神蟲】じゃ 正直手強いじゃろう じゃがお主はそやつに圧倒的に勝るものがある それは『覚悟』じゃ 覚悟の強さによって技は洗練されどんな逆境であろうと覆す事ができる 霧花の試練を乗り越えられたお主にはそれが出来る お主が勝って戻ってくる事をわしは信じておる じゃから お主も己を信じるんじゃ」
ユグドリアに言葉が桜太を奮い立たせる
「 ありがとうございます」
桜太はユグドリアの根元にあるティリィの卵の前にティリィの脚を置く
「お前達のお母さんとその仲間たちの敵 討って来るから待っててな」
「ユグドリアさん 行ってきます!」
「うむ 行ってこい!」
桜太が行った後 ユグドリアが「…大丈夫かのぉ」と少し不安そうな声色で呟いていると突然声が聞こえてくる
???「ふふ、あんなにいい事言ったのに心配なんだ」
ユグドリア「なんじゃ おったのか」
???「居ちゃダメなのかい?この島スカラディアの『責任者』だよ 僕」
ユグドリア「何が 『責任者』じゃ この島の『管理』をわしに押し付けおって」
???「まぁまぁ 落ち着いてよ それに仕方ないじゃないかそうでもしないと 君は死ぬかもしれなかったんだから それに 弟に死なれるのは僕としても辛いからね」
ユグドリアは謎の声の言葉に「う、うむ」と何もいえなくなる
???「まぁ大丈夫だよ 僕らの信じる桜太くんの覚悟はもしかしたら僕らを超える程の力になるかもしれない」
謎の声の言葉にユグドリアは「フォッフォッフォ」と笑う
ユグドリア「それは 【神に選ばれし者】達にとっては脅威じゃのぉ まさかそこまでの潜在能力が桜太にあるとはのぉ」
謎の声は「あれ? 信じられない事言ったはずだけど?」とユグドリアに不思議そうな声色で聞く
ユグドリア「何を言っておるんじゃ お主は嘘をつかんしつけんじゃろ? わしを部下にした代償で」
謎の声は笑いながら「それもそうだね♪」と応える
???「まぁあくまで僕の七神眼の1つ予測眼で見た成長予測だけどね」
ユグドリア「予測とはいえそれ程まで見えてれば十分じゃろ」
謎の声は笑いながら「それもそっか」と応えに笑みを浮かべながら言う
???「これからは 島全体がいい方向に変わっていく 桜太の成長共に これは予測なんかじゃない」
???「確信だよ!」




