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神蟲急襲(4)

途中途中で魔物と遭遇するが無視して走り抜けるがあと5分程で着くところで再び蜂の魔物の群れに遭遇し囲まれる

面倒だから振り切ろうとしたが(振り切れなかった場合ティリィの所にコイツらを引き連れるのはさすがにまずい…斬った方が早いか)と判断し前に出会った時と同じ様に【渦巻紅(うずまくくれない)】を繰り出すが避けられてしまう

桜太は(避けられたか…直ぐにティリィの所に向かいたいのに…)と少し焦りを見せる


その時蜂の魔物が鳴き声を上げる

すると桜太の周りを凄い速さでグルグルと回る

桜太はその姿を見て(なんかイワシの魚群を見てるみてぇ…腹減ったなぁ)と焦りどころか緊張感を忘れていた


次の瞬間蜂が物凄いスピードで次々と突っ込んでくる

桜太は瞬時に「あぶねっ!」と避ける


(やばいな…次々と突っ込んでくるから攻撃がしづらいな…まぁ出来ないわけじゃないけど)


桜太は次々に突っ込んでくる蜂を斬りつつ刀に秋気を溜める


段々桜太の刀に纏う紅い秋気が膨張していく

「こんなもんでいいだろ」と桜太の刀は紅く元の大きさの10倍 その見た目は紅い大剣の様


『仙樹流 秋(あき) 楓(かえで) 二太刀(ふたたち) 高波紅 (たかなみくれない)』


刀に凝縮された膨大な秋気が斬り上げと同時に一気に解放され波が打ち上がるような大きく厚く広域の斬撃を打ち出す

それによりぐるぐると回っていた蜂はいきなりの事で急には止まれず紅い波に自ら飲み込まれていく

突っ込んでくるやつを斬り全滅させる


「ふぅ 今回はキツかったな 一回目の攻撃で倒されて欲しかったな とりあえず ティリィの所へ急がなきゃ」


桜太は走り大木が見えて「もう少しだ」とつぶやきティリィの元へ向かう

だが 大木の元に着いてもそこにティリィの姿はなかった

桜太は「ティリィー」と大声で呼びかけながら辺りを探す

木々の上や草むらの中を隅々まで探したが見つからない

すると「ブーン」と音がし「近くに蜂がいるのか」とつぶやくが今まで以上に音が多く感じた

気になり音の方へ向かい蜂たちを見つけ木の裏から覗くと蜂達が桃色の物体を運んでいた


桜太は見覚えがあるように感じ「まさかな…」と言い(そんな訳ない)と思いもう少し近づき桃色の物体を見る

桜太は考えたくなかったことが当たってるんじゃないかと血相を変え桃色の物体を運んでいる蜂達に不意打ちをかます


『仙樹流 秋(あき) 楓(かえで) 五太刀(ごたち) 千斬紅(せんざんこう)』


千個の紅い斬撃を飛ばし桃色の物体を運ぶ蜂達を全員倒す

桜太は桃色の物体の所へ行き「クッソ!」と近くの木を思いっきり殴り木に穴を空けるほどに怒りを込み上げていた


それもそのはず 桜太が蜂達から取り返した見覚えのある桃色の物体とは大きな桃色のカマキリの脚つまりティリィの脚だったのだから

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