初めての結界の外と新たな出会い(3)
桜太は肉塊を冷凍保存した後も歩き続け果実や木の実 、薬草を見つけた
酸味のある黄色い果実 ケラマート
甘く水分の多い白い果実 シャオミー
甘辛い赤い木の実 コロッツォル
瀕死状態でも食べれば直ぐさま回復する薬草 リハーブ
麻痺 毒 石化 などの状態異常を回復させる薬草 カバールフラワー
生命力を高めることの出来る薬草 天花
他にも色んな効果のあるきのこや樹液など色々と見つけることが出来た
魔物にも出会いはしたがジャイアントファングラビット程の強い魔物はアシッドバイパーという酸液を吐き出す緑色の大蛇しか出会わなかった
酸を吐き出す事を知らなかったがため避けられず酸の一撃を全身にくらい肌が爛れてしまったため戦闘前に見つけたリハーブを苦味に耐えながら食べ回復し気を引き締めアシッドバイパーが口を開けた瞬間懐に入り込み【滑撃】で開いた口から尻尾まで切り裂いた
酸袋を取れば食べれる事を知ったがどうすればいいか分からなかったため倒したアシッドバイパーもジャイアントファングラビットと同様【凍え牡丹】で凍らせ木の箱に入れ保存し端に置き草をかけ隠した
そして現在桜太は大きな蜂10匹に囲まれていた
「なんで囲まれたんだろう?歩いてただけで何もしてないんだけど あとブンブンブンブン うるせえぇ!!」
蜂が飛びながら桜太を囲み1匹の蜂が叫ぶと同時に全員おしりの針を向け全方位から突っ込んでくる
「仙樹流 秋 楓 三太刀【渦巻紅】 」
【渦巻紅】回転しながら秋気の赤い斬撃を飛ばす全体攻撃技
桜太は周りに居た10匹の蜂を倒した
桜太はため息を吐き(なんだったんだ? それに一撃で仕留めたとはいえあの息のあった動き蜂のする動きか?)と思ったが(まぁ別の世界だしそういう蜂もいるか)と思い直し知賢の葉で情報を見ようとするが【渦巻紅】の威力が思ったよりも強く遠くへ飛ばしてしまっていた
「あちゃー どんなやつか知りたかったのに まぁいっか 死体があっても邪魔だし」
しばらく先へ進んでいると突然「…が…よ」と聞こえたように感じ辺りを見渡しても何も無く(幻聴か?)と思いながら進んでいると「あぁ 我が子よ…」と嘆いてる声が聞こえ声のする方向へ進んでみるとユグドリア程大きくはないが物凄く大きな木に桃色の肌をした女性(?)が寄りかかって傷だらけで倒れていた
桜太は「おい 大丈夫か?」と言いながら知賢の葉で情報を見ると下の方に《状態 生命力欠乏症》とあり仙気をその女性(?)に流し生命力を少しずつ回復させるするとその女性(?)が目を覚まし「あ、あなたは?」と聞いてくる
桜太は「やっと目が覚めましたか 貴方の生命力を回復させましたが念のためこれを食べてください」とリハーブを渡すが 女性(?)は「いえ 私の事よりも私の子を 私の子達は無事ですか?」と焦っている様子
「子供? 子供は見かけてませんけど…」と桜太が言うと女性(?)は「え? 木の上にいませんか? 卵ですけど」と言う
桜太は(卵? 桃色の肌をしてるから人じゃないとは思ってたけど まぁそもそもユグドリアさんがスカラディアには人種はいないって言ってたしな)と思いつつ女性(?)に「俺が上を見てくるのでこのリハーブを食べてください」と言い木に登るとボロボロになっている大きな泡状の物が上の方の枝にぶら下がっている
桜太は(でっか何これ でもボロボロになってるけどこの形状どこかで見たような)と思いながらボロボロの泡状の卵に仙気を流し生命を探知する
ほとんどが生命反応はなく生命が探知出来たのは4つだけだった むしろ4つの命があっただけでも奇跡ではある
下に降りその事を伝えると女性(?)は「ほんとですか?」と言い立ち上がろうとするが脚に力が入らないのか木に寄りかかってる状態から倒れてしまう
「立てないですか? 」
「ええ」
「おかしいなリハーブは直ぐさ全回復するはずなんだけど…」
「そうですね でもこれは回復はできないんです お腹のこれを見てください」
女性(?)は着ているものを捲りお腹を見せる
するとそこには禍々しい紋様がありそれを見て桜太は息を飲む
「なんですか? これは…」
「これは《吸呪》といい徐々に生命力 体力 などを吸われてしまう呪いです」
「呪いですか…では俺が解呪の方法を見つけて来ますよ」
桜太の言葉を聞いた女性(?)は「なぜ互いに名前も知らないのにそこまでするのですか?」と桜太に問う
桜太は「近くに困っている人がいるなら力になりたいだけですよ」と直ぐさま答えた
女性(?)は ふふと笑い「優しい方なのですね お名前を聞いても?」と桜太の名前を聞く
桜太は「俺は桜太 空暮 桜太です」と自分の名前を伝える
と女性(?)が「良き名です」といい人の姿から桃色の大きなカマキリの姿に変わった
その姿を見て桜太は(これまた ファンタジーがすぎるだろ…)と驚き開いた口が塞がらなくなっていた
大きな桃色のカマキリは「すみません 怖いでしょうか」と心配そうに聞きいた
桜太は「大丈夫ですよ 怖くありません 少し驚いただけです」と返した
桜太は大きな桃色のカマキリに「貴方は一体何者なんですか?」と聞く
すると大きな桃色のカマキリは「失礼しました 怖がらせてないか心配で自己紹介をしてませんでしたね」と言い答える
「私はジャイアントセイクリッドフラワーマンティスのティリィ」
「【神蟲】です」




