初めての結界の外と新たな出会い(1)
しばらくして桜太は「あれ この後何するんだっけ?」と目的を忘れていた
するとユグドリアに「忘れたのか? 結界の外に出ても大丈夫な様に雲界で鍛えたんじゃろうて」と言われ桜太は「はっ!」と思い出す
「そうだった あの空間に長く居すぎて完全に忘れてた」
「うむ まぁあの空間は時間が存在しないからのぉ そういう事もあるか」
「それじゃぁ 早速行ってきますか 結界の外がどんな感じかも気になりますし」
今から行こうとしてる桜太はユグドリアに「まぁ待つのじゃ」と言われ足を止める
「なんですか?」
「まぁ 注意事項を2つだけ伝えさせてもらう1つは 果実や魔物は食べる前に必ず確認する事」
「と言われましても確認する方法がないんですけども」
ユグドリアは「そうか ならばこれを持って行け」といい1枚の葉を落とし「これはな『知賢の葉』と言うてな この葉越しに見たものの情報を読み取る事ができるのじゃよ 」といい渡す
「これは凄い便利ですね」
「そしてもう1つじゃが、お主は大抵の魔物は簡単に対処出来るほどに強くなっておる だが決して油断してらならんぞ 同等かそれ以上の魔物の存在しておる 気を緩めるでないぞ」
桜太は「はっ!かしこまりました」と言い軍人のようにユグドリアに敬礼をした
そして桜太は「それでは行ってきます」と言い結界の外へ出る
辺りを見渡し「うわぁ わかっていたけど木ばっかりだなぁ」とつぶやき食材を探しに行く
少し歩き上を見ると赤と黄色のグラデーションの果実を見つける
「なんだこれ? 林檎か?甘そうだなぁ」とつぶやきお腹が鳴る「ちと食べようかな…」とその時ユグドリアの言葉を思い出し食べる前に知賢の葉を翳す
桜太は初めて使う知賢の葉の効果に「これは凄いな 本当に翳すだけで情報が見れるなんて便利にも程があるだろ…」と驚いた
物名 トウカントウ
花が咲き徐々に花の中心に丸く実り初めは黄色一色で渋く食べられたものではないが花弁が全て散った頃には大きく赤色が入りグラデーションになる
とても甘く解毒作用がある
「甘いだけでなく解毒も出来るなんて凄いな 安全みたいだし食べてみるか」と言いカシュっと齧る
「うまァァァァア」とあまりの美味しさに声がこぼれる
(これはいいな 持って帰ろう…でもどうやって持って帰るか…)と数分悩み出した結論は「木を切ったり彫ったりして籠を作るか」という結論にいき世界樹の枝を斧にし大木を探し1本切り斧から彫刻刀に変えものすごい集中力とスピードで籠を作り上げ「できた!」と満足し再び採取する
そして採取し終わり木から降りた時近くから草が揺れる音がし何かが近づいてきている事を感じとり近づいて来る方向を見つめる すると大きな体と大きく鋭い牙を持ち明らかに剛力であるという腕をしている耳の大きい魔物が飛び出して来て「グドゥガァァァァア」と桜太を見るなり咆哮を上げる
「えぇ何この兎のような化け物?化け物のような兎?…まぁどっちでもいっか」と驚いてるがどこか冷静な桜太
兎のような化け物は桜太を威嚇する
すると桜太は「お、やる気か」と初めての魔物との戦闘に少しわくわくしつつ世界樹の枝を刀に変え「さぁ こい!!」と構える




