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俺はビビリながらも郷田妹を見て


「シーツの音のせいなんじゃ無いかな」


と正直に言う。


郷田妹は首を傾げながらシーツを軽く叩く。


音が鳴る。


「うーん、違うと思うけど」


と認めなかった。


それのせいだよなぁと思いつつも二回目を言う勇気は無かったので黙っていると郷田妹はうとうとし出す


「藻太郎の匂いがして眠くなる。寝よう?」


と俺を見てくる。


一瞬可愛いなぁと思いつつもビビリの方が勝ち。


「寝たら皆んなが心配するかな」


と拒否する。


郷田妹は眠そうに残念そうな顔をした後、急に閃いた顔をする。


「そうだ!ベットを作れば良いんだ!」


と大きな声を出す。


ベットを作るって?と疑問に思っていると


「樹様、ベット作りなら私にお任せを」


と相原さんの声がドア越しに聞こえてくる。


全て聞いていたの?と少し怖くなっていると郷田妹はドアに向かって


「駄目!ベットは私と藻太郎作りたいの!」


と抗議する。


俺も作るの?と疑問に思っていると相原さんが部屋に入って来て


「大丈夫です。樹様の事は完全網羅出来ていませんが網羅出来ていると恥ずかしながら自負しています。なので私の提案は藻太郎様とベットの材料を作る為の買い物を支援しようと考えました」


と優しく郷田妹を見る。


「支援って?」


「ベットを作る為の材料集めに関わる諸々はひと通り網羅していますのでお役に立てると思います」


「ありがとう。相原さん。じゃ今度のお休みの日よろしくね」


とニコニコになる。


何故か少し安心していると相原さんは俺を見て


「藻太郎様。お付き合い、お願いいたします」


と頭を下げてくる。


断れそうに無さそうだなぁと考え。


「分かりました」


と答えると郷田妹は俺に抱きついて


「ありがとう。これで最高を網羅したベットを作れる」


と子供が大喜びしている様な声を出す。


俺は恥ずかしさと若干の恐怖でドキドキする。

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