20話
「相原さん、それだと私優勝出来ないじゃない」
と郷田妹がすぐに反論をする。
当然の反論だよなぁと見守っていると相原さんが樹の耳元で呟く。
郷田妹は段々とニッコリになって行き。
「よし、やろうじゃない」
と乗り気になっていた。
相原さん何したの?と疑問に思っていると相原さんと郷田妹がリビングを出ていこうとする。
すると兵頭さんが相原の肩にポンッと手を置く。
「それさ、私が圧倒的に振りだと思うんですけど」
と引き留めようとする。
相原さんはすかさず耳元に行き、呟く。
兵頭さんは段々と頷き。
「うん、それなら大丈夫かな」
「納得して頂けたようなので行きますね」
と相原さんと郷田妹がリビングを出て行く。
しばらくすると相原さんがリビングに入ってくる。
「では、これから『樹様のお悩みを1番上手く解決しよう』対決をしようと思います。順番は勝手ながら私が決めさせてもらいます。では一番手はザキ様。お願いします」
と相原さんがザキを見る。
ザキは相原さんを二度見した後、驚く。
ザキさん、ザキって冷静そうだと思ったけどあんな顔をするのかと少し驚いていると相原さんはザキに近づき
「では、案内いたします」
と言った後、リビングを出て行こうとする。
ザキは戸惑いながらも出て行く。
「ザキってこういうの得意なの?」
とテルに聞く。
「いえ、苦手だと思いますよ。俺と同じで女っ気ないですから」
と小声で言う。
兵頭さんは?と思いながら兵頭さんの顔を見る。
俺の視線に気づいた、兵頭さんはこちらを向き
「頑張って優勝するからな、そのあの色々決めてくれ」
と後半顔を赤らめながらボソボソ言う。
それに俺まで照れていると
「僕の弟に色目使わないでくれますか兵頭さん」
と郷田兄がオーラを見に纏いながら兵頭さんを睨む。
「色目なんか使ってねえだろ」
「いやいや、そのあの色々決めてくれって色目使ったじゃないか」
「あれは照れただけだ。色目なんか使ってねえよ」
と兵頭さんもオーラを見に纏いながら郷田兄を睨む。
怖いなぁと不安になっていると意気消沈したザキがリビングに入ってくる。
テルはすかさずザキに肩を置き。
「1番バッターお疲れ様。元気出せって」
「うん、そうだね。次、テルだって」
「おう、任せておきな。お前の仇を取ってくるよ」
とリビングを出て行く。
兵頭さんがザキに近づき
「それでどうだった」
「終始気まずい雰囲気を醸し出していました」
とザキが言う。
「よく頑張ったな」
と兵頭さんが優しく肩をポンポンとする。
「アニキ〜」
とザキが涙目になりながらリビングに行き渡る様な声で言う。
兵頭さんがザキを元気付けていると
「それのせいじゃねーかよ」
と声が家の中を響き渡る。
何が起きているの?と皆んなで驚いているとテルがリビングに入ってくる。
入って来るといきなりテルが郷田兄の方に行き
「希、あれについて知ってます?」
「あれって何?」
「これ以上は勝負に関わるので伏せた方がいいと思いますので伏せて置きます」
とテルの発言に首を傾げる。
「アニキ、次はアニキの出番です」
「そうか、来たか」
とリビングを出て行こうとする。
「はい、アニキ頑張ってください」
「アニキ、ご武運を」
とテルとザキが頭を下げる。
「よし、行ってくる。藻太郎、そのその色々考えてくれな、後好きな服を教え」
「兵頭さん、色目使ってないで行って来てよ」
と郷田兄が兵頭さんを睨みながらドスの効いた声で喋る。
「うるせーな、意気込みくらい言わせろよ。藻太郎うん、待っててな」
とリビングを出て行く。
しばらく男同士で会話していると何かは聞こえないがキャッキャした声が聞こえてくる。
何が起こったの?と皆んなリビングの方を向く。
しばらくすると兵頭さんが入ってくる。
「ありゃ、凄いなぁ。負けてらんねーよ」
と独り言を言いながらリビングに入って来る。
何が起こったんだろうと思いながら聞こうとすると
「藻太郎、要らない服くれないか?」
「どういう事?ですか」
「いや、ちょっとな」
とモジモジしていると郷田兄が兵頭さんを一回睨んだ後
「色目使うなよ、何度言っても色目使うって、もしかして兵頭さんって正々堂々出来ないの樹がいない時にしか出来ないの樹は可愛いからな仕方ないか」
と途中から挑発する様な目で見る。
「色目使ってねーよ。相談してるだけだろ。あっ藻太郎次は藻太郎だ。頑張ってな」
と兵頭さんに応援される。
俺は来たかと不安になりながらも頷き、リビングを出て行く。
リビングを出て行くと相原さんが立っていた。
「藻太郎様こちらです」
と相原さんに着いて行く。
「こちらです」
と相原さんが立ち止まる。
ここが郷田妹の部屋かと不安になりながらドアをノックする。
「入って来て」
と声が聞こえてきたので入ると郷田妹が俺を見た後立ち上がり
「やっと藻太郎だ。ベットに行こう」
と俺に近づいてくる。
俺は不安になりながらも怖がっていると
「大丈夫、大丈夫。押し倒しはしないから」
と首を振りながら答える。
俺は少し不安になりながら頷き、ベットの方へ行く。
ベットの方へ近づき、俺は違和感に気づく。
シーツが菓子パンの袋やアイスの袋やお菓子の袋などで作られていた。
「これね、藻太郎に買ってきたもらった袋達なんだ。良いベットでしょう」
と子供の様に喜ぶ。
これって音は大丈夫なのかと思いながら
「凄いね」
「でしょう、でしょう。藻太郎ベットに座って話そう」
と郷田妹が袋の音を鳴らしながら座る。
俺も不安になりながらも座る。
「それでね、悩みなんだけどさ、最近寝れなくてね困ってるの藻太郎の手の残り香を味わえる良いシーツ作れたのに」
と郷田妹が音を鳴らしながらシーツを叩く。
テルが叫んでたこれのせいってこのシーツのせいかと理解する。




