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「樹様、お時間です」
と相原さんが頭を下げる。
すると郷田妹は寂しそうに俺から離れてから
「藻太郎、今日はありがとうね。そしてベット作りありがとうね」
と優しく見つめてくる
俺は恥ずかしながらも頷き
「うん、今度の休みね」
と断れそうに無いのでそう答える。
郷田妹は笑顔になり
「楽しみにしてる。じゃあまた後で」
「うん」
と短く返事をしてから立ち上がり相原さんに着いて行く。
相原さんに着いて行きリビングに行くと郷田兄が近づいてきて
「どうだった?」
と聞いてくるがテルがすぐにこっちに来て
「希、それはずるですよ。さっさと行って来てください」
と郷田兄の背中を押す。
郷田兄は背中を押されながらも兵頭さんをにこやかに睨み
「僕と樹が居ない時に藻太郎にちょっかいをかけないでね、兵頭さん」
とリビングから出て行く。
兵頭さんは郷田兄をニヤニヤと見つめ返す。
郷田兄を押し終えたテルは俺の方に来て
「あのあれでしたよね、モニキ」
と聞いてくる。
シーツ件だよねと思いながら頷くと
「それでどうなりましたか?」
「ベットを作る事になった」
と正直に答えると兵頭さんが俺の肩を掴み
「それってどういうことだよ!」
とテンパリながら答える。
俺は少しびっくりしながらも部屋であった事を説明する。
説明が終わると兵頭さんは頷き
「藻太郎は優しいもんね。じゃあ仕方ないか。じゃあ私もベット作ろうかな。なんてね」
と俺を見つめてくる。
何か気恥ずかしいと思ってるとリビングの扉が開き
「やっぱりちょっかいをかけてたか。でも兵頭さんはシングルベットが良いんじゃ無いかな。どうせ2人で使わないんだし」
とオーラを出しながら郷田兄が兵頭さんを睨む。
「樹が最初にやったんだ。これで公平だろう」
と兵頭さんもオーラを出しながら郷田兄を睨む。
怖いなぁと思ってると樹がリビングに入ってくる。
そして相原さんが手を叩いて
「それでは今回の優勝者の発表です。では樹様どうぞ」
と相原さんは郷田妹に目を向ける
「今回の優勝者は藻太郎です」
と郷田妹は俺を見る。
俺なのかと戸惑っていると
「モニキさんとは順当ですね」
「やっぱりモニキっすね」
「これは仕方ないか」
「さすが、僕の弟だ」
「おい!」
「なんだよ、兵頭さん」
と兵頭さんと郷田兄が睨み合う。
そして相原さんが俺の方にやって来て
「藻太郎様、優勝者として一つだけ願いが叶える事が出来ます。でも一つだけ叶えられる願いは私が網羅している範囲でお願いします」
と頭を下げてくる。
相原さんの網羅している範囲って何だろうと思いながらも思いつかないので
「後でにします」
「ええ、分かりました」
と答えると相原さんは皆んなの方を向き
「皆様、今度のお休みですが空いておりますでしょうか」
と言うと皆んなが頷く。
「それは良かったです。では樹様」
「うん。皆んなでベットとか作りたいと思ってる物を作ろうと思ってるんだけど良いかな」
と郷田妹は皆んなを見る。
兵頭さんは驚きながら
「でもさ難しくないか」
と戸惑っていると相原さんはにこやかに笑い
「もちろん材料や諸々は私が網羅してますので安心して下さい」
と良いの?と言わんばかりの顔で見る。
相原さんは頷き
「こちらからの提案ですので出来ることはするのが私が網羅している考えです」
と女神の様に微笑む。
すると兵頭さんは相原にお礼を言いながら一度頭を下げた後、樹を見て
「良いのか」
「良いよ、対等が良いでしょ」
と不敵に笑う。
「対等が1番だな」
と2人が笑い合う。
2人の様子を見て何か少しだけ安心していると相原さんが皆んなの方を見て
「落ち着いたので今からお飲み物をお持ちいたしますね」
と提案してくる。
俺たちは頷き、席取り合戦をしつつもお茶を楽しむ。




