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魔法学校生、ルークはダンジョン研究家を目指す!  作者: SilkHat4177
第二章 探求と動き出す悪夢
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第18話〜救出作戦②〜

つまり今、俺は乗り込み型騎獣の恩恵をフルに使って敵陣に突撃しているわけだ。

俺は分類上「ハーフエルフ」だが、「先祖返り」ともよく言われる。


…一部では「先祖の上位強化版」とも言われるが…


まあ、いわゆる「そこらへんのどこにでもいる魔王」(そんなやつでも普通の人間は苦戦する。)より数百倍多い多い魔力量と、1つしか使えない特殊魔法(風神の盾)、明るいブルーの瞳に、薄い緑色の髪。

これら全ての要素で、俺はハーフエルフなのに、よく「古代ハイエルフ」と間違えられる。古代ハイエルフなんてもういないのにね。

昔からの言い伝えにしか出てこない上、空想上の生物ではないかとすら言われているのだが。

それをティアに言ってみたら、


「ほぇ?」


という答えが返ってきたので、俺は解説を諦めた。


「もうすぐだぞ!」


「おーけい!」


ティアには射手になってもらった。

彼女はエイムだけは良い。

頭は残念だが。


俺たちは、騎獣に乗ったまま敵地のど真ん中に突っ込んだ。

途中、ティアの方から、


「ルークってこんな性格だったっけ?」


とか聞こえてきたが、なかったことにしておこう。


俺は日頃の鬱憤を晴らすように、手当たり次第に敵の施設を粉々にしていく。途中、ちょっと硬い建物もあったが、問題なく粉砕できた。

その硬い建物を破壊した瞬間、車内の有害物質除去装置が唸り始めたのだが、なぜだろうか。


最後に見つけた研究施設のようなところの入口を、軽く触れて弾き飛ばすと、中には行方不明の異世界転生者が2人いた。


「え?2人?」


すぐにティアが気づく。


「多分ロルト学園以外の所から攫われたんだと思う。」


ロルト以外にも学園自体は存在するにはする。


「あーね、そういうことね!」


「ほんとに分かったんだか。」


騎獣からロボットアームを生やし、2人をつまみ上げると、車内に連れ込む。


「えっ!?ここは…?」


「いわゆる安全圏ってやつ。」


「え、僕らは助かったってこと?」


「そ。」


「…でも、あなたはだれ?」


「ねぇ、なんだかルークに似てる気がするんだけど…えっと、あなたは。」


「俺?ルーク本人だが…。」


「あぇ。」


「ま、あとはこの施設を破壊するだけだね。そしたら、なんか有害な何かが漏れたら困るから、あたり一帯を焼き払わないと。」


「そっ、そうだね…。」


だめだ、なんかおかしい…。主にティアが。


ロボットアームを火炎放射器に切り替え、瓦礫と化した敵の施設群を燃やす。

普通は、赤やオレンジの炎が燃え上がるはずだが、過剰に魔力を詰めすぎたせいで、青白い炎が立ち上がった。

魔法で生み出した炎は、込められる魔力が多ければ多いほど、温度が高くなる。温度が高くなれば、炎は青白くなっていく。

恐らく、この世に存在するどんなものよりも温度が高いであろうこの炎は、建物のコンクリートや鉄骨、さらには、地面の土や石までも溶かしてしまった。

ティアが、「いくらなんでもやりすぎだよ」という顔で見てくるが、害虫を燃やして駆除するくらい許してくれ。

その後、俺たちは、学園に帰還した。

先生にしこたま怒られたが、無事だったし、200%できるから実行したのだから、全く問題ないと思っている。

それに、怒られはしたけど、今回の人質救出で、ティアと並んで表彰を受けることになったし。


結果は上々と言った所だな。

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