11. 守護者
「僕たちは、ああいうヤツから君を守るために現れた」
「わたしを……守る? 」
いきなりそんな事を言われても困る。
首を傾げ、確認すると、穏やかな笑みで「そう」とレオが頷く。
わたしを守るって、守られるほどあんなモノから襲われたりしていない。
莉桜は今日が初めてだった、あんなモノに襲われるなんて。それも目が欲しいとか訳の分からない事を言われたのも。
守られる義理なんて何もないのに、ましてや初対面の……初対面の、…ひと?
頭の中で、レオとルカは人間ではないとなんとなく分かっていた。だったらなんなんだと言うのか。
下げていた視線を上げ、失礼を承知の上、疑問を口にする。
「あなたたちって人……じゃないよね。ーーなにモノ? 」
「妖怪と言われるものの類。…って言えば、わかるかな? 」
控えめに言われた『妖怪』という単語。
「ようかい? 」
聞いたことはあるけど、現実にいるなんて思ったことは一度もなかった。
莉桜の反応を見て、レオが説明を入れる。
「人よりも永く生きれる生き物。今はそこまでわかっていればいいよ 」
生き物…かーー
「妖怪はたくさんいる。この世に千年生き続けている妖怪だっているくらいだからね」
千年なんてありえない年月……レオたちが妖怪なんて信じれない話だけど、真剣な顔で話しをされるてから大事なことを教えてもらっているんだと分かる。
こんな表情するなんて思ってなかった。
さっきまで柔らかい笑みを浮かべていたレオ。短時間だったけど、レオの柔らかい笑みに和まされている自分がいたんだ。




