旅
次の日、僕は病院で、目を覚ました。
看護師が、戦争は勝ったことを教えてくれた。
『ユウラ·····』
どうしても彼女に会いたい。
3日後、僕は痛む足を引きずって、ユウラに会いに行った。
『ユウラ······』
しかし彼女は居ない。
『ユウラという子を知りませんか?』
『彼女は居なくなったよ。』
『······』
僕はみぞおちにパンチを食らったように痛みを覚えた。
ユウラ·····僕は生きる張り合いを失くしてしまった。
彼女の瞳をまだ覚えている。
『どこへ行ったか分かりませんか?』
『いや、なんでも西の方の街へ行くと言っていたかな?』
『そうですか·····』
何の為に、僕は戦うのか?何の為に生きる?何の為に訓練し、何の為に食べるのか····
『チャリオット····』
『どうしましたか、タケル?』
『僕は一度故郷へ帰ろうと思う』
『なぜ?急に····』
『母さんの顔を見たいし、ミツキもどうしているのか···』
『そうですか···では戦争は?軍人は?』
『しばらく放棄して、旅に出たい。』
『旅ですかあ····』
『·····』
僕は、まず故郷に帰り、母さんとミツキの顔を見たい。
旅の前に、チャリオットにオイルを入れる。 『長い旅になる』
そう思ってまずは故郷に帰る。
夕陽の中の行軍。
ふと辛かったあの行軍を思い出す。
「チャリオット····」
「何ですか?」
「僕達は、本当に馬が合った友人だね。」
「そうですね」
「僕はあの念について、母さんに聞いてみる。父さんのことも。」
「そうですか。ミカヅキアタルのことなら少し知っています。」
「そうなんだ。おとうさんは、立派に闘った時いた。」
「そうです。本当に勇敢な戦士でした。」
「そうだね。」
そうしている内に、僕らは故郷スモの街に着いた。
「母さん、ミツキ」
そう言い、僕は家の前でチャリオットから降りる。
そろそろ終わります




