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休暇
僕が帰っていったら、二人はどういう顔をするのだろう?
喜んで迎えてくれるのだろうか?
軍人にも家族はいる。家族が居るから、守りたいのだ。
ふと娼館に行く。
「タケル、抱いていくか?」
「いえ······あなたは?」
「わたしを抱きたいの?」
「いや、そんなんじゃ····」
「ふふ、まずはデートからね。」
そう、エキゾチックな笑みを見て、浅黒い肌を見て、彼女の瞳を見る。
人生にはこんな甘美があるのかと、そんなひとときだった。
軍人は戦争に行かなくてはならない。戦争で勝たなければ、待っているのは後悔と悲惨だ。
その合間に娼婦と恋愛めいたことをしている。
「どうした、タケル?」
「なんでもないよ、君は本当にきれいだね。最初はもっと年を取っているのかと思ったよ。」
「ふふ······苦労してるから、わたし」
「僕は戦争の自信がないんだ。」
「そう。でもタケルあなたは勝てなくてはならない。必ず勝って」
そう言われ、寮へと帰る。
「タケル!どうした!肉いっぱい食うぞ」
そうヤマイ大佐から声を掛けられた。
こんな日々が永遠だと思われた。
いやあ大変だあ。




