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逃がす

これは選択肢の答えです。

「逃がしてやれ……アイツが居なくなれば……オレを倒した後も、無駄な戦闘を避けられる筈だ」


 微かに残る思考を頼りに、オレはそう述べた。

 極力戦闘は避けたい所。まして、オレはこの有り様。川姫の力だけでは抑え切れないと判断したのだ。


「タクマさんがそう言うなら……」


 川姫はそう言うと、九尾の狐を掴んでいた手を緩めた。



 しかし、それは間違いだった。



 完全に村正に洗脳されたオレは、輪入道や真琴のみならず、川姫やお雪も斬り刻んでいた。しかもその亡骸の血肉を、オレは貪っていたのだ。

 やがてオレは、魔族とも妖怪とも言えない化け物になっていた。


「あの時、九尾の狐を逃がしていなければ……」


 思ってみても虚しいだけだ。



 オレは今、鬼骨王様の部下として黄泉を任されている。かつての面影はなく、本当の"殺人鬼"として。


「オレは何者なんだ? オレは何処から来たんだ?」


 もう記憶すら残っていない……オレは黄泉に迷い込んだ人間を喰らいながら、少し笑った。





BAD END



選択肢を選び直してください。

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