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私は無関係です!  作者: あやめ
無関係だと思いたい
37/37

まさかの


それからはなんか凄かった


うどんを食べに香川に行って

食べ終わったと思ったら

すぐにまた移動して


北海道ではダイヤモンドダストを見て

箱根で温泉に入って


車で移動したり新幹線に乗ったり

飛行機に乗って

目まぐるしく毎日が過ぎた





五十嵐家を出て4日目

兵庫県の海岸。朝日が綺麗だと聞いて昨日は早めに寝て

見に来ていた


日が昇ってくると広い干潟に光が当たってとても綺麗だった

砂浜と水が色んな所で色んな色を出してそれはまるで一枚の絵のような美しさだった

その美しさに見とれていて

横で見ていたはずの創哉さんも一歩下がって

立っていた巻さんもいない事を

後ろからまっすぐに近づいてくる人がいる事も

まったく気がつきもしなかった…




がしっ!!

と急に後ろから抱きつかれて

一瞬心臓が止まるほどビックリしたけど

包まれる香りがなんだか懐かしくて

不思議とすぐに落ち着いた

匂いに包まれてホッとした



『朝霧さん…ですか?』

『違う』

え?


あ。


『龍さんだ』

『ああ』












『お久しぶりです』

『ああ』


















『あの、そろそろ離してくれませんか?』

『駄目だ』













『なあ』


『はい』


『なんで逃げた?』









『私、束縛されるのは嫌いなんです』


『それに…好きでもない女を抱ける人のところで

一緒には暮らせません。』





『は?』

『いや、ですから、好きでもない女に手を出してくる

ような男の人の部屋では安心して眠れないと言ってるんです。』





















『俺はお前が好きだ』


へ?





朝霧は手を離して杏の前に立った

『杏。俺はお前が好きだ。俺は好きでもない女は

抱いたりしないし、家にも入れない。』


え?

ん?

え?


杏は口をパクパクさせて固まった



朝霧さんが

私を好きだって…





嬉しい。物凄く嬉しい。

そっか…そうだったんだ。





『杏、お前がどう思っていようと構わない。だが

もう離してやれない。お前が嫌だと言っても、俺はお前を連れて帰る。』

そう言って手首を掴んで連れていこうとした


『ちょ、ちょっと待ってください!』

『無理だ。もう待てない』


『ちょ!そうじゃなくて!


私も好きです!龍さんの事が好きなんです!


だからこんなひきづって連れて行かなくてもちゃんと

帰りますから。


手。ちょっと痛いです』


『は?ああ!すまん…』

そう言ってパッと手を離した


杏は驚きで止まったままの朝霧に飛びついた

思いっきりの力で抱きついた

『好きです。龍さん』

『杏…』


目一杯の力で抱きついていたのにいとも簡単に解かれて

体を向き合わせると顎を上に向けてキスされた


横からくる朝日の光が暖かくて祝福されてるような

とてもとても、幸せな気分だった











『ちょっとーお二人さーん!そろそろ現実に戻って来てくださーい』

なんだか懐かしい声がした方を見ると

朝日に照らされた眩しいほどの金髪が見えた



『タカさんお久しぶりです』

『おう!やっぱりあんたって逃走癖あるよなー』

な!

いや、今回は確かにそうだけども…

癖って!そんな!


小さくショックを受けていると


『あ、なんか丸く収まっちゃったみたいですねぇ。

残念。いい線行ってると思ったんだけどな。』

『いい歳したおじさんが何言ってるんですか?』

『朝霧。お前こそいい歳して気持ち伝わらずに逃げられるってどうなの?まだまだ青いねぇ。

杏ちゃんいつでもこんなの捨てておいで。』

『創哉さん結婚してるじゃないですか。何言ってるんですか。』

『俺は杏ちゃんならいつでも大歓迎だよ?』

『堂々と浮気宣言してないで早く家に帰ってください』


そ、創哉さん結婚してたんだ…


『心配しなくても、お前に言われなくてもすぐに帰るよ。

杏ちゃんまたね!本当にいつでも来ていいからね。

また遊びにおいで』


『五十嵐の家なんか行かせるかよ。あんたの弟達が何したかもう忘れたんすか?』

『あいつらなんて杏ちゃんがくるならいつでも追い出すから!怖い事ないよ?』


『創哉様。そろそろお時間です。』

『もう?龍をからかうの面白いのに残念。それじゃまたね!』


そう言って創哉さんは巻さんと行ってしまった


あ、お礼言い忘れちゃった




チッ

あ。なんか舌打ちも懐かしい。


ふふっと笑っていると

『何笑ってんだよ。俺らも帰るぞ』

と手を繋いで歩き出した



家に帰るまでの時間暇だったので

これまでの4日間の事を話した


なんだか不機嫌そうだったけど、龍さんはちゃんと聞いてくれて、タカさんも楽しそうにそれでそれで?と聞いてくれるので杏は上機嫌で話し続けた


話の途中に創哉さんと言ったら

本気の『ああ?』が出たので龍さんの前で

創哉さんは禁止ワードとした


タカさんはなんだか終始楽しそうに笑っていた





2人で手を繋いで部屋の中に入る

ドアが閉まると同時に龍さんはドアに鍵をかけ

軽く触れるキスをしてきた

至近距離で目と目が合う

龍さんの眼差しがとても熱くて何か求めるような

強い瞳に、何を求められているのか感覚的に

悟ってしまった


ボッ!!

『な、なななな、』

『杏。好きだ。いや、愛している。


もう、離さない。二度と離れるな。』


そう言うと杏を腕の中に閉じ込めた

少し息が苦しくなるほど強く包まれる


苦しいのに、なんだかとても幸せな気分だった

でも…やっぱり…

『りゅ、龍さん苦しいです…』


『わりぃ』

そっと拘束をといたとたん横に抱きかかえられた

『わ!ちょ!どこへ?』


『ベッド』


『な!?』


『とりあえず抱かせろ』


『だ!?』

杏の顔がさらに赤くなる


だ、抱かせろって!!

帰ってきてすぐに!?


『い、いや、あの、お、お風呂に入ってから…』

『もう待てない』


杏をそっとベッドへと下ろし

とても愛おしそうに杏を見つめて今度は深いキスを落とす


そのまま2人は今まで会えなかった時間を埋めるように深く抱きしめあった










『杏。これからはずっと俺のそばにいろ。どんな事があっても俺はお前を守る。だから、俺の隣にいてくれないか?』


『はい。私も龍さんのそばにいたいです。』



不安はあるけど、きっと大丈夫!だよね?!


あ…いやでも…


無関係だって言えなくなったー!!

















初めて小説を書きましたが

頭で思い描くことを文章にするのは

本当に大変なことなんですね。


ここから先の物語を書こうと何度か挑戦したの

ですが、全然先に進めません。

なので杏と龍の心が通じ合ったということで

ここで完結させていただきます。


最後の更新から日が経ってしまってから完結とする事を申し訳なく思っています。すみません。


こんな拙い文章にブックマークしてくれた方ありがとうございました!

初めてブックマークしてくださった方がいた時、本当に嬉しくて、嬉しくて、舞い上がりました。

1人でも読んでくださる方がいるという事がとても嬉しかったです。


また、とりあえず、1つの物語が書けたという事が自分でも嬉しいです。


今までありがとうございました。

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