からの
空港から1時間ほど走った所で目的地に到着した
なんと!
ハウステンボス!
わー!!
杏は目をキラキラさせて眺めた
『ハウステンボス来てみたかったんです!嬉しい!!』
『そんなに喜んで貰えるなんて俺も嬉しいよ』
杏が喜びを噛み締めている間に
巻さんがチケットを買って来てくれていた
『あ、私のも!ありがとうございます。いくらですか?』
お金をだそうとすると
『杏ちゃん。俺がいる間は財布はいらないよ。
さっきはちょっと呆気に取られて出してもらっちゃったけど、ここからはしまって置いて?』
『え…でも…』
『いいから、いいから!今までの迷惑料だとでも思って、楽しんで?杏ちゃんが楽しんでくれれば俺はそれだけで嬉しいから』
な!
なんかそんな笑顔でそんな事言われると
クラクラするんですが!!
『よし!行こう!』
そう言って手を繋いで歩き出す創哉さん
な、なんかデートみたい…ですね?
ちょっとドキドキしてしまいます…
と思っていたのも最初だけで
中に入ると色んなものが目に移り
あれもこれもと創哉さんと巻さんを連れ回して
お昼も食べずに遊びまわった
2時を過ぎた頃に流石にお腹が空いたので
一度ホテルへチェックインして
一息つく事にした
そう!チェックイン!
なんとハウステンボスに泊まれるそうです!
明日もあるのかー
今日もまだあるけど一日じゃ回りきれなそうだから
嬉しい!
ホテルで軽くご飯を食べると
また2人を連れ回して色んな所を見たり
アトラクションに乗って楽しんだ
『やっぱり一日じゃ回りきれないですね』
杏が残念そうにパンフレットを眺めていると
『病み上がりとは思えないパワフルさだね。』
と創哉さんは苦笑いしていた
巻さんは相変わらずあまり喋らず
アトラクションなどは乗らずに待っててくれて
なんだかお父さんみたいだなと思った。
お父さんと呼ぶには若すぎるから言わないけど
夜にはイルミネーションもあるそうなので
一度ホテルで夕食を食べる事になった
ちなみに食事は全てルームサービスでした!
最初ホテルへチェックインした時に3人部屋が一緒!?
とびっくりしたけど、中に入ってもっとビックリ!
ベッドルームが3つも!!
『中から鍵もかけられるから安心でしょ?』
なんて創哉さんに言われてしまった
これは…
もしかしてスイートルームなんでしょうか…
夕食はフルコースでちょっと緊張したけど
創哉さんが面白い事を言って和ませてくれるので
デザートを食べる頃にはマナーなんてすっかり忘れて楽しんで食べられた
ところで巻さんはずっと一緒にいるのに
お昼も夜も一緒に食べてないの大丈夫なんでしょうか?
巻さんが何かを口にしたのを見たのは
飛行機の中の朝食とキャラメルだけ…
『巻さんは一緒に食べないんですか?』
と聞いたら
『仕事がありますので』
と返ってきた
仕事ってお茶を入れたり?とか?
よくわからないけど…
『なんだか執事みたいですね?』
と言ったら
『はい』
え?
『え!執事さんなんですか?!』
『はい』
な!生執事!!
杏が驚きで固まっていると
『そろそろイルミネーションが見頃ですよ。
コートをお忘れなく。あとこちらホッカイロです。』
とコートとホッカイロを持ってきてくれた
『あ、ありがとうございます。』
『いえ』
『外寒そうだね。元気でも一応病み上がりだからね、
あんまり長居はしないで戻ろうね。』
『はい!でも観覧車は絶対に乗りたいです!!』
『はは。そうだね!俺も』
ホテルを出るとなるべく色んな所を見たくて
早足で歩いて回った
念願の観覧車にも乗れて杏は夢のような一日を
過ごした
翌日も
朝食を食べるとすぐに出かけて楽しんだ
お昼を食べようとホテルへ向かっている時
巻さんの携帯が鳴った
『失礼します』
創哉さんに断りを入れると電話をしに
巻さんがいったん離れた
『ごめんね。杏ちゃんここから出なくちゃいけないかも』
『え?』
巻さんはすぐに戻ってきた
『創哉様』
『ああ。それで?』
『この場所はまだ。ただ県内には来ているようです』
『そうか。それじゃあうどんでも食べにいこうか』
『かしこまりました』
ん?うどん?




