次の日
ん…
ん?
っ!!
朝霧さん…
がなぜ横で寝ているのでしょうか…
あー
昨日ワイン飲んで酔って
膝枕してもらった!酔いってすごい…ひざまくらだよ!?
よく出来たよね…というか
!!
思い出した…キス、された
しかも、いやじゃないとか言った自分!!
うわー恥ずかしい!
なんでそんな事言っちゃってるの!!
ゔー
昨日の自分が恥ずかしすぎる!!
杏は昨日の自分にしばらく身悶えていた
『起きたのか』
っ!!
『…
おはようございます…
あ、あの昨日はすみませんでした!!
忘れてもらって大丈夫です!!
それでは失礼しま…!』
杏は少しパニック気味に言葉を並べてベッドから降りようとした
『待て。
忘れられるわけねぇだろうが。
俺とキスするのはいやじゃないんだよな?』
ニヤッと笑いながら仰向けにした杏の顔の横に
手を置いて朝霧が聞いてくる
ち、近い!
顔が近いよー
『え?えーといや、そのお酒飲んでたし』
『お前は酒飲んでたら誰彼構わずキスすんのか』
『そ、そんな事!!絶対にしません!』
『じゃあなんで昨日は逃げなかった』
…
なんでだろう?自分でもびっくりだ
好きでもない人となんて絶対に嫌だ!
お酒を飲んでたってそんな事しない!
でも朝霧さんとは…
『まぁ、お前が今更嫌だとか言っても
逃がすつもりはねぇよ』
そう言うと突然キスをしてきた
っ!!
杏はなんとか逃がれようとジタバタするが朝霧はビクともしない
それどころかどんどん深くなる
んー!!
息が苦しくなって朝霧の胸をドンドンと叩いていたらやっと離れてくれた
はぁはぁ
杏が息を整えようと必死になっていると
朝霧がくいっと顎を持ち上げ目線を合わせてきた
『お前があんな幸せそうな顔しやがるから。
もうお前を手放す気はねぇ。覚悟しろよ』
覚悟って何!?
『どう言う意味ですか?朝霧さ…っ!!』
急に顔が近づいてきたのでさっと顔を横にそらすと
耳のすぐ近くで朝霧の声がした
『名前…ちげーだろ?
言ってみろよ 杏。』
うっ!!
耳の近くで喋らないでー
なんかムズムズするー
杏は真っ赤な顔をして
くっと体を少し丸めた
『あ… 『ああ?』うぅっ!
りゅ、龍さん…』
『正解。』
優しく顔を上に向けられると
朝霧の笑顔があった
とても幸せそうな顔で、杏もなんだか幸せな気分になった
朝霧は軽いキスを杏に落としてベッドから
立ち上がった
『もうすぐ須崎とタカが来るから着替えとけよ』
そう言うと寝室から出て行ってしまったが
しばらくの間杏はぼーっと放心していた




