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今日もまた夢の中で 〜現実と夢で進む物語[日本編]〜  作者: ライド
第1章 物語の始まり編

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第7話 彷徨いの森

俺は彷徨いの森に向かう道中に久しぶりにステータスを確認してみた。


いろんなやつを倒したし、だいぶ強くなってるんじゃないか?


「ステータスオープン!」


――――――――――――――

[レベル] 4→16

[HP] 30→114(+84UP)

[攻撃] 15→89(+74UP)

[防御] 12→56(+44UP)

[魔力] 10→70(+60UP)

[気] 3→3(変化なし)

[素早さ] 15→90(+75UP)

[???] ???→???(+???UP)

[スキル]

 ・小さな火 ・斬撃Ⅰ〜Ⅱ ・戦闘集中

 ・気 

[魔法]

 ・火球(ファイアボール)

――――――――――――――


「めっちゃ強くなってる!!??」


俺は驚いた。


レベル4だったのがレベル16に上がって、ほぼ全てのステータスも大幅に成長していたからだ。さらに、スキルも新しいのが増えている。


「斬撃Ⅱは分かる、最後、ゴブリンキングを倒した技だよな。あと[気]も分かる。戦闘集中ってなんだ?」


俺は疑問に思ったことをアンジュに聞いてみた。


「戦闘集中とはその名の通り、戦闘に集中することができます。()()の加速が主なスキルですね」


「なるほど、だからゴブリンキングとの戦闘やその前のゴブリン達との戦闘もいつもよりも頭がスッキリしてたんだ」


戦闘集中……めちゃくちゃいいスキルだ。


「そういえばステータスの[気]が3から変わらないんだが、前は[気]を使えば上がるって言ってたけど、どうなんだ?」


「そんなにすぐ上がるものではありません。朝陽様が最初から[気]が3もあったのがおかしいのです。普通はゆっくり時間をかけて[気]を使い、どんどん慣れていって、ようやく少しずつ上がっていくのです。」


「なるほど……じゃあいっぱい使って、慣れればいいんだな!」


「そうですね、それが良いかと。ただ、[気]は無理して使う場合や自分の体に合ってなく、体が[気]に耐えられない場合などは反動がものすごいです。」


「あ〜だから俺はゴブリンキング倒した後にぶっ倒れたのか」

「それもありますね。」


アンジュと会話しているうちに彷徨いの森の手前にやってきた。


「ここが彷徨いの森……」

ゴブリンキングと戦った、大きな森よりも不気味な雰囲気が漂っている。


「ここにはゴーストという敵が出てきます。物理攻撃は効かないので気をつけてください」


「……!?まじ!?」

物理攻撃が効かないということは、俺に残されている攻撃の選択肢は魔法のファイアボールしかない。


「まぁなんとかなるか!進もう!」


俺はそう言って彷徨いの森に入っていった。森は暗く灯りがないと歩けそうにない。ここは……


「小さな火!」

指先から小さな火が出る。意外にこの火が明るく周りを照らしてくれた。すると…


「えっ!?こいつなに!?あ、こいつがゴースト!?」

幽霊のようなやつが俺の周りに数体いた。


「やっべぇこれ怖い……そんなこと言ってられん!」

俺は幽霊の類は苦手だ。


「炎よ、敵を焼き尽くせ!火球(ファイアボール)!!!」


大きな炎がゴーストを包む。レベルが上がって成長したおかげかいつもよりも威力が高い気がする。


ゴーストは意外に弱く、火球(ファイアボール)の一撃でやられた。


「やったぜ!」

そう言いながらドロップしたゴーストの魔石を回収する。そして、ヒール草を探す。


「なぁアンジュ、ヒール草を早く大量に見つける方法ってないか?」


「[探知(サーチ)]というスキルを使えば見つけることができます。使いましょうか?」


「アンジュ使えるのか!?なぁ俺に教えてくれないか?毎回アンジュを頼るのもあれだし……」


「そうですね……ではスキルの[伝授]を行います。ついでに、[解析]のスキルも伝授しますね。伝授の方法は2種類あるのですが、今できるのは一つ目の方法しかないので、それで伝授します。伝授する際に注意点がありますので、説明をしますね」


「ほんと!?やった!じゃあ説明お願い!」


「はい、かしこまりました。これから伝授する方法は、まず私の魔力の大半を消費してスキルの術式を具現化します。

そして、朝陽様の魔力も大幅に消費して、その具現化されたスキルの術式を吸収します。

これが伝授の方法です。注意点がここから、この時に、私の魔力を大半を失うため、強化魔法等の魔法を使えなくなります。そして、朝陽様は一気に魔力が抜ける感覚を初めて受けると思うので、魔力酔いが起きると思います。」


「なるほど……ゴブリンキングとかなみの強い敵に合わないように気をつけないとな、それに、魔力酔いねぇ、頑張って耐えるわ」


「では始めます。」

アンジュはそう言うと伝授を始めた。


俺の体が光りながら、術式が体に入ってきた。魔法スクロールの時と似ている。そう考えていたら、伝授は意外にすぐに終わった。


「はい、完了しました。成功しているはずです。魔力酔いは平気ですか?」


「ありがとうアンジュ!酔う感覚はきてないかな……平気そうだ!」


そうして俺は、探知(サーチ)と解析を新たに覚えた。


「じゃあ早速、ヒール草を探してみるか!」


探知(サーチ)を使う時は何を探したいか強く願うことで探すことができます。例外ももちろんありますが……」


俺はそう言われ、ヒール草のことを強く願いながら

探知(サーチ)!」


そう言うと、頭の中にヒール草が生えている場所が浮かんできた。

「おぉ!これでヒール草がいっぱい取れる!」


俺はヒール草集めに夢中になって気が付けば1時間ほど経っていた。


「よっし、めっちゃ集まったぜ!多分300本くらい?でもどうやって持って帰るかな〜」


俺は集めたヒール草を1箇所にまとめて置いていた。


「袋かなんかがあればいいのに……めっちゃ物を持ち運べる、そんなものが欲しいなぁ」


俺はそう強く願って口に出していた。すると、アンジュが言った。


「朝陽様!スキルの欄を見てください!」

「えぇ!?分かった!」


アンジュが驚いた様子で言ったので、俺はすぐにステータスを確認した。


「ステータスオープン!」

――――――――――――――


[スキル]

 ・小さな火 ・斬撃Ⅰ〜Ⅱ ・戦闘集中

 ・気 ・探知 ・解析 ・アイテムボックス


――――――――――――――


「アイテムボックス!?」

俺は驚いて口に出していた。


すると、突然目の前の空中に四角いものが現れた。手を突っ込んでみるとなにやら広い空間みたいだった。


「ここにヒール草入れてみるか!」

ヒール草を全て入れてみるとすんなり入った。容量はでかそう。


「取り出すのは手突っ込めばいいのかな?」

「そうですね、取りたいものを考えながら取り出せば良いのでは?」


「なるほど!」

俺はヒール草のことを考えながら手を突っ込んでみる。そうすると、ヒール草が取れた。


「これはいい!めっちゃ便利だ!」

俺はアイテムボックスの素晴らしさに感動していた。


「そしたらギルドに帰って換金してもらうか〜」


そんなときに、

「キャーーー!!!!」

聞き覚えのあるような叫び声が聞こえた。


「アンジュどっちだ!?」

「この奥の方ですね!ダンジョンの方かと。」


俺はそれを聞くとすぐに森の奥に向かった。そこには洞窟のようなものがあり、これがダンジョンなのかと思ったが、感心してる暇はない。


「アンジュ、これやばいダンジョンなんだっけ?いけると思うか?まぁ行くんだけど」


「ですね、やばいダンジョンですね……ボス以外ならまだギリギリ朝陽様なら対応もできるかと思いますが、ボスはゴブリンキングと同じEランクで、強化魔法なしならまず間違いなく死にます」


「そっか……行くぞ!」

俺は助けられるかもしれない人がいたら絶対に諦めない。


ダンジョンの中は暗かったが、スキルの小さな火がちょうど灯りになってくれた。ダンジョンに入ったばかりのところには誰もいない。


「もっと奥か!?」

俺は全力で走るが魔物に邪魔される。ゴーストとまた別の魔物だ。


「ゴーストとなんだ?」

「あいつはエリートゴーストですね、ゴーストの上位バージョンです。」


「まじかよ……物理効かないんだよなぁ、今の攻撃手段って俺なくね!?」

今更気づいたがもう遅い。


「もう敵は無視無視!さっさと助けに行くぞ〜!」


俺はゴーストたちをすり抜けて、もっと最奥へと進む。ダンジョンは下に降りていくような構成になっていて、すぐに1番下には降りられないようになっていた。


「どこだ〜!!!大丈夫か〜!」

俺は叫びながらダンジョンを駆け巡る。後ろからは数十体のゴーストとエリートゴーストがついてきているが、スピードは遅い。


そして、1番最奥であり、1番最下層らしきところについた。そこにはとても自然にできたとは思えないような、大きな扉がそこにあった。


「おいおい!?もうあとここしかないじゃねぇか!」


俺は大きな扉を思い切り押し込んで開けた。


するとそこは大きな開けた場所が広がっていて、その奥にはエリートゴーストよりも大きく、王冠を被ったゴーストがいた。


「あいつはゴーストキングってところかな」

ゴブリンキングのような雰囲気……絶対的な死が俺を待ち受ける。


そして、よく見てみると後ろにいつかの少女が縛られていた。


「趣味の悪いキングだこと……返してもらおうかな」


俺の想像だと、あの少女がヒール草を取りにきた時にゴーストにでも攫われたと考える。


「[気]発動!30秒以内にトンズラしたる!」


すぐさま俺は少女のもとに走り込む。だがゴーストキングは魔法を発動していた。雷がダンジョンに轟く。


「やべぇってまじでこれは!!!」

「朝陽様!左に避けてください!」


アンジュに言われすぐさま左へと避ける。その後すぐに、そこに氷の岩がどんどんと連なっていた。


「サンキューアンジュ!」

残り20秒……少女の元まで滑り込んで、縄を一瞬で破り捨てる。


「よっし、もう大丈夫だぞ!」

声をかけるが反応がない。


「おいおいまじかよ!?流石に平気だよな!?寝てるだけだよな!?」


やはり反応がない……気を失ってるのか、それとも……


「朝陽様!脈はあります!まだ生きています、ですが……魂が抜けてしまっていますね。ゴーストキングの仕業かと思います。」


「まじか!?魂ってどうやって戻すんだ?」

俺は走って逃げながらアンジュと会話を続ける。


「ゴーストキングを倒すしか方法はありません。」

「今のままじゃ無理だな……くっそぉどうしたら……」


逃げていたら扉がいつの間にか閉まっていて、開かなくなっていた。


「扉が開かない!!!」


ゴーストキングが大きな炎の玉、大きな水の玉、大きな雷の玉、大きな風の玉、大きな土の玉を撃ってきた。


「もう終わりかよ……」


俺は死を覚悟した。日本を救う前に死んじまうのか……


1……0……


「ドゴォォォォォォン!」


急に扉が崩れ俺を5属性の攻撃から守ってくれた。


「さぁーってあんちゃん平気か?」

「も……門番さん!?」


助けてくれたのはイリュシアの街で門番をしているおじさんだった。


「あとは任せなさいな」


そう言っておじさんは大剣を担ぎゴーストキングへと向かう……


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