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今日もまた夢の中で 〜現実と夢で進む物語[日本編]〜  作者: ライド
第1章 物語の始まり編

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第2話 校内探検と初めての魔法?

まだ夢の感覚が少し残っている……

「これから楽しくなりそうだ!」


そう俺は心を躍らせていたら、ドアがバン!と開いた。

「朝陽兄!!!昨日の今日でまた寝坊!?ほら早く用意しなよ!」

妹の小夜が昨日に続いて、今日も起こしに来てくれた。


「悪い悪い、起こしに来てくれてありがとな小夜」

妹の小夜には感謝しなければ、こんなに可愛い妹を持って俺は幸せだ。


「もう!まったくもう!朝陽兄ったら!褒められても嬉しくないんだからね!」

そう言いながら妹の小夜は部屋を出て行った。


「さて、俺も用意しますかね」

昨日と同様、テキパキと制服を着て、ご飯を食べ、親に行ってきます!といって外に出た。


「いい天気だなぁ!雲一つない空だ!快晴っていうんだっけか?」

独り言を呟きながら俺は駅へと急いで向かう。


昨日と同様にギリギリに電車に間に合うことができた。朝の電車は人が多い……通勤や通学で電車を利用する人が多いからだ。


「座れたらよかったなぁ」

とぼそっと呟く。


そして、電車に揺られること30分、最寄駅に到着した。そして、黎明高校へと向かう。


向かう途中、家の上に黒猫と白猫の2匹がいてかわいかった。っと時間がないんだった、急いで残りの道のりを進む。学校が見えてきて、校門をくぐり、校舎の中に入り、靴を履き替え、4階のクラスへと向かう。

「ギリギリセーフ!」


F組のクラスのドアを開けながら言った。みんなの視線が俺に集まる。そんな中

「ほんっとにギリギリだなぁ!朝陽!」

親友の拓也がそう言った。


「いや〜くる途中の黒猫と白猫に見惚れてたら遅れちゃった」

嘘は言ってない……嘘は

「朝陽は本当に面白いな!」

拓也がそう笑いながら言うとクラスのみんなも少し笑っていた。


俺が席についたあたりで、チャイムが鳴った。その時、廊下からドタバタと足音が聞こえる。

「ギリギリセーフ!危ねぇ」

と言いながら担任の前川先生が走って滑り込んできた。


「先生遅刻ですよ!」

クラスメイトの1人がそう言った。

「なにぃ!?チャイムが鳴ってる間についたら遅刻じゃねぇんだよ!」

前川先生は遅刻していないと言い訳を言う。


「まぁそんなことよりもだな、今日の予定を確認するぞ」

前川先生が遅刻の話を逸らすようにして、今日の予定を言い出した。


「今日は最初に校内探検をする。いろいろな施設等紹介するからな〜!その後は、昨日入学式をした体育館で学年集会だ。それが終わったら教室に戻ってきて、この学校で頑張ること、いわゆる抱負を400字の原稿用紙に書いてもらうぞ!」


生徒たちから不満が漏れる。

「先生!抱負400字って多すぎません!?」

「先生!原稿用紙なんて見たくありません!」

「先生!お腹が減りました!」

などなどクラスのみんなは言いたい放題だ。ちなみに俺はお腹が減りましたと言った本人だ。


「おうおう!抱負400字ぐらいちょちょいのちょいだろ?400字ぐらい書けないとこの先やっていけないぞ!」

前川先生はそう言うが400字だって抱負を書くのはめんどくさい。

「よぉし!時間だ!校内探検に行くぞ!」

そう言うと、クラスのみんなを廊下に並ばせ、校内を巡る。4階の教室から降りるようにして校内を見ていくらしい。4階には1年生の教室がAからJまでの10クラスと音楽室に美術室等があった。


「めっちゃ広いな拓也!」

俺は拓也に話しかけた。

「確かに!めっちゃ広いな!でも1階と2,3,4階の広さは違うらしいぞ!1階はバカ広いらしい」

拓也がそう言うと、俺はすごく驚いた。

「1階ってどれだけ広いねん」

話しているうちに3階へと降りていた。


3階には化学室や実験室、生物室、社会科室、パソコン室、2年生の教室があった。


2階には、3年生の教室と職員室、事務室などがあった。


1階には、下駄箱や体育館へと繋がる道、広いホールに、中央には庭のようなものがあった。校庭とは別の庭のようなところは校庭と同じくらい広い。ちなみに、校庭は高校の野球が余裕でできるくらいに広い。


拓也が言っていた1階がバカ広いと言う言葉に納得した。校内探検が終わったらそのまま体育館へと移動した。

「こっから学年集会かぁ〜長いんだろうな…」

俺が言うと、拓也がこう返した。

「しゃーないだろ、中学でもこんな感じだったし、高校も似たようなもんだよ。我慢我慢!」


俺は重い足を引きずるように拓也と体育館へと向かう。俺は集会とかの人が長く話すところが大嫌いだ。

そして、集会が始まり、予想通り、長い校長先生の話や先生たちによる学校の注意点等が話された。


「注意点ぐらい常識なんだからいちいち言わなくても分かるやろ」

俺は拓也にだけ聞こえるようにそう言った。


「常識が分からないやつがいるからいちいち先生も言ってるんだよ多分。先生もめんどくさそうな顔しながら話してるだろ?」

そう拓也に言われ、先生の顔をよく見てみると、めんどくさそうに紙に書かれた注意点を読み上げていた。


「確かに!」

俺は笑いながらそう答えた。そのあとは、先生の顔に注目して、拓也と小さな声で喋っていたら、いつのまにか集会が終わっていた。


「意外に早かったな」

「だな」

そう拓也と言いながら教室に戻り、めんどくさい400文字の抱負を書き終えて、家に帰った。


家では、中学のときと同じように、夕飯や勉強等を済ませ、夜が訪れた。


「さぁて、寝るかなぁ!」

俺はそう言いながら時計を見た。夜10時、いつもの寝る時間だ。


「おやすみ〜」

俺はしっかりとおやすみと言い、眠りについた。


――――――――――――――


夢の中で目覚めると、昨日の木の下にいた。

そして、どこからか声が聞こえた。

「朝陽様〜!!!お待ちしてました!」

アンジュの声だった。

「アンジュ!昨日?ぶりだな。」

まだ慣れない、アンジュの声に少し戸惑いながらも元気に答えた。


「なぁ、アンジュ、アンジュって声だけなのか?実体というか、人というかなんか体?はないのか?」


ふと疑問に思ったことをアンジュに質問してみた。すると予想外のことが返ってきた。


「あ、そのことなのですが、今はまだ声しか届かぬところにいまして、朝陽様のレベルが上がり、召喚術をスキルとして覚えて、熟練度を上げることで、私の実体を顕現させることができます。」


「召喚術?そんなものもあるのか!」


俺はすごくワクワクしていた。召喚術…なんかかっこいい狼とかドラゴンとかを召喚してみたいと心の中で思った。


「ただ、召喚術を覚えるまでは少し長い道のりなのです。まずは、朝陽様のレベル上げからですね!」


「なるほど、召喚術を覚えるまでは長いのか…そういえば、レベルってどうやって上がるんだ?筋トレでもするのか?」


現実世界のゲームでは敵を倒してレベルが上がるのをよくみたことがあるが、この世界[レーヴ]でどうなのかは分からないから聞いてみた。


「まぁそうですね、レベルを上げるのは大きく分けて2つの道があります。1つ目は、魔物を倒して経験値を得てレベルを上げる方法です。これはレベル上げの効率はいいですが、危険度が高いです。2つ目は、街に行って、住民の依頼をクリアすることや、さきほど朝陽様がおっしゃった通り筋トレ等の自力でやるものなのでの経験値を得て、レベルを上げる方法です。これはレベル上げの効率はとてもゆっくりですが、死ぬことはありません。」


アンジュは丁寧に説明してくれた。


「そうなると、いつ滅亡の日が来るか分からないから、早くレベルを上げないといけないな!1つ目のレベル上げを基本の方針として、2つ目の依頼や筋トレも暇な時はするようにするぜ!」


「そうですね、魔物を倒すことで経験値も手に入りますし、魔石という、魔物が落とすものを冒険者ギルド等に持っていくとレーヴのお金が手に入りますね!こちらの世界で装備等を揃えるには、こちらの世界の通貨、お金が必要ですから」


「お金ねぇ〜まぁなんとかなるか」

お金のことは後回し!こっちの世界ではやりたいことがいろいろあるんだから!


「アンジュ!早速だが、俺に魔物の倒し方を教えてくれ!!!魔法とか使ってみたいぜ!」


魔法……昨日聞いた時から早く使ってみたいと思っていたものだ。現実世界のゲームとかで魔法を使っているのを見て、いつか使ってみたいと思っていたからだ。


「魔法を使うには、まずは自分の体の中にある、魔力を感じるところからです。これがなかなか……」


「ん?こうか?」


俺の体から小さく滲み出るような魔力を感じることができた。


「朝陽様!天才ですか!?魔力を感じるのはなかなか難しいと言おうと思っていたのに、説明の途中で魔力を感じることができるなんて!」

アンジュがすごく驚きながら、言っていた。


「で、魔力を感じた次はどうしたらいい?」

「次はですね、自分が使いたい魔法をイメージする感じです!朝陽様の魔力が足りれば、そのイメージした魔法を使うことができます!最初は簡単な炎とかをイメージしてみたらどうでしょうか?まだ魔力が少ないので指先からライターぐらいの火を出してみる感じで」


アンジュが詳しく教えてくれた。そのおかげか

「こうか!?」

指の先から火が出てきた。すんなり魔法を使うことができた。


「すごいです!朝陽様!まだ魔法と言うには小さすぎますが、流石です!」


そうだ……まだ魔法とは言えないぐらい火が小さい、こんな小さな火で敵を倒せるのか?そんなことを考えていたら、


「朝陽様!後ろ!後ろにスライムが!」

アンジュが慌てたように俺に言ってきた。俺はすぐさま振り返ると、そこには小さなスライムが2匹いた。


「おいおい、初戦から2匹って卑怯じゃねぇか!」

卑怯……などと言っている場合ではない。この世界で死んだら現実世界にどう影響するのか、アンジュに聞いていなかったからだ。俺はすぐさま逃げようとした。だが、


「なにぃ!?囲まれた!」

逃げようとした方向にもスライムが2匹いた。そして、左右にも2匹ずつ……合計8匹……初戦にしては無理ゲーすぎる。


「朝陽様!強行突破です!スライムは足が遅いので走りながら蹴っ飛ばしましょう!」


アンジュがそう言った瞬間俺は、走り出した。

「うぉぉぉぉぉ!くらえぇぇぇ!キックだぁぁぁ!」


ぶにょっとした感触のあとに、少し、ほんの少し硬い何かにぶつかった感覚が俺の足を通して脳内に流れてきた。


「痛くない!ぶよぶよしてるぜ!スライム!」

そう言いながらとにかく走った。アンジュが教えてくれた通り、ある程度走ったらスライムは見えなくなっていた。


〈ピロリン!レベルが上がりました!〉

アンジュとはまた違うような声が聞こえた。


「おーい、アンジュいるか〜?なんかレベルが上がりましたって声が聞こえたんだけど」


そう俺が言うと、アンジュはこう答えた。

「朝陽様の蹴りがスライムの核に届いたのでしょう!

初のレベルアップおめでとうございます!!!

ステータスを確認してみてください!!!ちなみに、確認したいステータスをイメージしながらステータスオープンと言うと確認したいところだけ見ることができます!」


アンジュにそう言われて、レベルとステータス、スキルの部分をイメージしながらステータスを確認してみる。


「ステータスオープン!」


――――――――――――――

[レベル] 2

[HP] 20→23

[攻撃] 5→8

[防御] 5→7

[魔力] 5→8

[気] 3→3

[素早さ] 8→10

[???] ???→???

[スキル] ・小さな火

――――――――――――――


「やった!ステータスが上がってる!!!あれ?気のところと???のところは変わってないな?まぁでもスキルに小さな火が追加されてる!スキルが魔法ってことでいいのかな?」


俺はめっちゃくちゃ喜んだ。


「朝陽様おめでとうございます!気を増やすには、気を使うことで増やすことができます!またお教えしますね!そして、???のところは私にもよくわかりません……お役に立たず申し訳ないです……ですが!スキルのところは答えられます!

スキルと魔法は似ていますが少し違います。私も今知ったのですが、魔力が足りないと魔法にならず、スキルとして小さな火が出てきたんですね。まぁそれはともかく、スキルはスキル名、今回で言えば[小さな火]と言うことで、発動できますが、魔法は例外を除き、術式を詠唱することで発動できます。

魔法はステータス欄には現状表記されていませんね。覚えてからだと思います!」


「なるほど、なるほど……アンジュいろいろ教えてくれてありがとな!アンジュがいなかったらスライムにも気づかずやられてたかもしれないし、倒せたのもアンジュのおかげだ!魔法?ではなくスキルだったが実質魔法みたいなもんだし!使えてよかったよ!」


俺は心からアンジュに感謝した。

「はい!朝陽様に喜んでいただけて、私は嬉しいです!!!そろそろお時間ですね…」


「もうそんな時間か?あれ、意識が少し朦朧と…」

「朝陽様、また明日夢の中で」

――――――――――――――

そうして、朝、現実世界で目が覚めた。

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