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今日もまた夢の中で 〜現実と夢で進む物語[日本編]〜  作者: ライド
第1章 物語の始まり編

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第3話 初授業とスライム討伐!

朝、目が覚めた。今日はいつもよりも早く起きたので妹の小夜もドアをバン!と開けて入ってくることはない。


「さぁ〜て、今日も1日頑張ろうっと!」

俺は気合を入れて朝の支度をする。今日から授業、教科書はすでに家に届いてあるやつをバッグに入れる。


「うわっ重い」

あまりの重さに声が漏れた。


1階に降りて、朝ごはんを食べ終え、

「行ってきます!」

と元気よく家を出た。いつもと変わらない道、そして駅、だけど、いつもよりも早い電車に乗った。


「えっ!?」

俺は驚いて声に出てしまっていた。電車にはあの時の美人の女子がいた……


これは話しかけるチャンスなのか?そう俺は心で思いながら、数十分電車に揺られていた。だが決心がつかずに、結局話しかけることができずに電車を降りた。

そして、少し早足で学校へ向かう。


今日は昨日見かけた黒猫や白猫は見当たらず、いつもよりも太陽の位置が少し低い…そんなことを考えていたらすぐに学校へと着いた。


クラスのドアを開け、

「おはよう!」

と挨拶をした。クラスメイトはまだ数人しか来ていなかったがみんなが声を揃え、


「おはよう」

と挨拶を返してくれた。まだ拓也の姿は見当たらない、多分1本後ろの電車かその後ろの電車で来るのだろうかと考えながら、自分の席に座り、教科書をバッグから机やロッカーにしまった。ロッカーは個人で鍵付き、そして全教科書が入りそうなくらい大きい。いや普通か?教科書をしまっていると、


「おはよう!!!!」

拓也が大きな声で言った。そして俺を見つけると、

「おう朝陽!今日は早いなぁ!!!この俺が朝陽よりも遅く来るなんて初めてじゃないか!?」

「そんなことないよ!中学のころに1回だけあったさ!」


とどうでもよいような話をしながら、俺は席へと戻った。席に座ったあとふと、夢の中で起きていることを話すか迷った。いつもの俺ならすぐに話していただろう、それは親友の拓也を信頼しているからだ。だが今回の話はいつものどうでもよいような話とは違う。マジのヤバいやつの話だ。


拓也には、入学式当日に変な夢を見たと言ったっきりだから、今後本当に日本が滅亡する可能性があるということを知らない。いろいろ黙って考えていると、


「おい朝陽?どうしたいつもよりも黙ってるじゃん、なんか考え事か??待って、まだ言うなよ、当てるわ」


拓也が俺が喋らない時間が少し長いのを理由に、聞いてきた。拓也は鋭い、もしかしたら当たってしまうのかも……と考えていたが、


「おまえ、今日の朝、もしかして美人の女子高生にあったな!?」


いや、まぁ当たっている、当たっているが考えていたこととはちがーう!!!

「なぜ分かった!?とまぁそれもそうなんだが……」

俺は言葉が詰まる。それを見て拓也が言った。


「当たったぜー!さすが俺様!で、それ以外のことは?」


流石だ、やはり鋭い、拓也の質問に俺は正直に答えた。

「入学式当日に変な夢を見たって話したじゃん?」

「おう、あれか?日本がどうちゃらこうちゃらってやつのことだよな?」


「そう……あのあと夢を見たんだ、夢の中で目が覚めたんだよ。そしたらさ……見知らぬ土地にいて、そこで知らない声に日本が滅亡するのは本当だって、いつか絶対に起きるかもしれない滅亡の日が来るって。」


「んー、ちょっと待てよ?知らない土地で知らない声が日本が滅亡する?そんなこと言っていたのか?そんなの信用できるのか?」


そうだ、その反応が普通の反応だ。

「信用……できるかと言われると信用できない?かな。でも待って!夢の世界は本当なんだ、入学式の次の日、だから昨日か、魔法?もどきもたいなのが使えたんだ!あと魔物っていうスライムが出てきて、1体だけ蹴飛ばして、倒したんだ!そしたらレベルが上がって……」


「OK、分かった。朝陽が嘘言うなんて思ってないぜ?朝陽が言うんだからその夢とか、日本の滅亡の日とか本当なんだろうな、だけどその声の主のことは簡単には信用するなよ?」


「もちろん!ありがとう拓也。拓也にしかこんなこと相談できないよ!いつもありがとう!」


「いいってことよ!それより…魔法なんてあるのか!?すげぇな!俺もそんな夢見て見たいもんだわ!あ、夢だけど現実なのか?あれ頭がこんがらがってきた」


「そうなんだ!魔法がある世界なんだって!昨日覚えた魔法?というかスキルで[小さな火]があるんだ!」


すると突然、右の人差し指から小さな火が出てしまった。


「うわっ!朝陽大丈夫か!?これが小さな火か?というかこれ現実の世界だよな?なんで発動してるんだ?」

拓也が俺のことを心配そうに言ってくれた。


「えぇ!?なんでスキルが!?消えて!消えてぇぇ!」


俺は火が消えることを強く願った。すると、火はあっけなく消えていった…


「今のが魔法なのか?」

拓也が尋ねた。


「まぁ魔法みたいなものでスキルって言うんだって、スキルはさっきみたいにスキル名を言うだけで発動できちゃうみたい。魔法は詠唱が必要なんだって」


「まるでゲームみたいだな!でも現実世界でその言葉は言わない方がいいな。また今みたいに発動しちゃうかもだからな。調整とかできるようになったらじゃないか?」


「だね、気をつける」

俺がそう言った時、チャイムが鳴った、先生は昨日と同様に滑り込んでくる。そして、


「今日から授業が少しずつ始まるぞ!みんなしっかりやるんだぞ〜!」

そう言い残して、すぐさま教室を出ていった。


そして、授業を2コマ受けて、あとはHRだった。

授業も最初は自己紹介とか今後の授業の進め方だとか、普通?の最初の授業だった。


そして時間が過ぎ、家へ帰ってきた。

「ただいま〜!」


そう言って、手洗い、うがいをしてから、ご飯を食べ、風呂に入り、歯磨きをして、すぐさま眠りについた。


――――――――――――――


昨日、スライムから逃げてきた後の場所で目が覚めた。

「朝陽様〜!お待ちしてました!」

アンジュがいつも通り話しかけてきた。今日学校であった、スキルの誤発動のことを言うとアンジュが言った。


「それはまだ朝陽様が魔力を上手くコントロールできていないのが原因ですね、魔力コントロールを身につけたら現実世界でも誤発動しないですよ!」


「……まずなんで現実世界でも発動できるんだ?」

至極真っ当な質問だ。夢の世界ならまだしも、現実世界でも発動できるなんて初めて知った。


「それは………………」

アンジュも言葉が詰まっているようだった。


「まぁそれはいい、それよりも今日はスライムを討伐だぁ!昨日は不意を突かれてしまったが、しっかりと準備をしたらスライムも怖くはない!はず……」


そう言って、木の方向に向かって歩いていく。少し歩いたところで、スライムから逃げていくときには気にしていなかったが、古びた剣が石の横に置いてあった。(捨てられていた?)その剣を拾うと、古びた鉄の剣と書いてあった。


「これは……鉄の剣ですね」

アンジュがそう言った。


「そうだな、俺もそう思うよ、これを使ってみるかな!」

そう、剣を使うのは努力でなんとでもなるらしいからだ。そして剣を拾ってから数分歩いたら、木の下についた。


「スライムが見当たらないな〜」

そう呟いていると木の上からスライムが降ってきた。

「うわ!スライムめ現れたな!この剣で倒してやるぜ!」


そう言いながら古びた剣を構えた。剣の握り方や振り方など知らない俺はとにかく適当に剣を振って、なんとかスライムに当てることができた。


次々に木から落ちてくるスライムだったがなぜか1匹ずつしか降りてこなくて、簡単に倒すことができた。


そりゃぁ勢いの乗った蹴りで一撃なのだから、剣があればより楽だ。

スライムを7匹倒した後、魔石を拾っていると、

〈レベルが上がりました!〉と聞こえた。


「ステータスオープン」

――――――――――――――

[レベル] 2→4

[HP] 23→30

[攻撃] 8→15

[防御] 7→12

[魔力] 8→10

[気] 3→3

[素早さ] 10→15

[???] ???→???

[スキル] ・小さな火 ・剣撃I(New)

――――――――――――――


「HP、攻撃、防御は大きく伸びたけど、魔力はあんまり伸びなかったな…気に関してはまだよく分かってないし……」

そう呟いていたら、アンジュが答えた。


「今回は小さな火を使うことなく、剣で戦ったので物理方面がよく上がった感じです!魔力や素早さはスキルの魔法系統もしくは魔法を使うことで大幅に成長します!逆に今回のような物理攻撃主体だと物理方面のステータスが大幅に上がった感じですね。」


この説明に納得した。

「確かに…よく考えたら使ってないものが大きく成長するなんておかしな話だよな〜」


「今日は魔法を覚えるために街に行ってみましょうか?朝陽様」

「そうだな〜暇だし街に行ってみるか!」

そう言って、俺は街へと向かう。


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