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今日もまた夢の中で 〜現実と夢で進む物語[日本編]〜  作者: ライド
第2章 新ダンジョン攻略編

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第17話 新ダンジョン攻略3日目!①

俺は朝、現実で目が覚めた。火曜日の朝だ。


今日は学校で水泳部の体験入部がある。楽しみだ〜!

いつも通り、妹がやってくる。


「お兄ちゃんーーー!!!早く起きなさい!今日水泳部の体験入部なんでしょ!?それの用意したの?」


俺のことを心配してくれている……


「小夜〜!!!ありがとう〜!大好きだ〜!」

「お兄ちゃんも早く自立しなさいよね!」


妹は少し機嫌よく部屋を出て行った。


「よっし!俺も準備しよっと!」


俺は学校の用意をするときに、しっかりと水着も忘れずに入れる。そして、いつも通り朝ごはんを済ませて家を出る。


「行ってきます〜!」


道路に出ようとした時に、

「あ、お兄ちゃん待って〜!今日は私も一緒に行く〜!」


妹が今日は一緒に行ってくれるらしい。


「あれ?今日はいつもより早いんだな」

「そうなの、学校にさ宿題を忘れちゃって、向こうでやらないといけなくて……」


「そっか!小夜も忘れるとかあるんだな!ハッハッハッ!」

「お兄ちゃんに言われたくないもんね!」


妹は少し機嫌が悪くなってしまった。


「ごめんよ小夜〜、許しておくれ〜」

「前買ってきてくれたチョコケーキ食べたいな〜」


「分かった帰りに買って帰るよ」


「やった〜!約束ね!それと、今週の土曜日か日曜日に陽菜さん家に連れてきてよね!」


「あ、それもあるのね……まぁ一応話してみるね」


「お兄ちゃん頑張ってね!」


そんなことを話していたら駅に着いたので、俺は小夜と分かれた。小夜が通う中学校は駅の少し先にある。


そういえば、拓也の妹の琴葉ちゃんはいつも電車で来ているのか……大変だな〜中学生なのに。


電車に乗って、最寄駅の[黎明高校前]に着いた。俺は急いで高校に向かって、教室に入る。


「ギリギリセーフ!」


いつも通りギリギリセーフで席に着く。そして、チャイムが鳴り、前川先生が遅れてやってくる。


「おう!お前らおはよう!もう俺は諦めたぜ!」


前川先生はもう開き直っていて無敵の状態だ。そこで拓也は会心の一撃を放つ。


「減給されちゃうんじゃないですか?」


「あ…………まぁ一旦この話は忘れよう!うん!」


前川先生は話を逸らして、今日の予定を書いていく。まぁといっても体験入部2日目というぐらいしかないが。


そして、いつも通り授業を受ける。昼休みの屋上にて、


「拓也〜新ダンジョンの敵が強くてさ〜、強いっていってもこっちはほとんどダメージ受けてないんだけど、敵の耐久面がめっちゃ高くて時間かかるんだよねぇ」


「朝陽は運動神経いいもんな〜!相手の攻撃も躱すのは簡単かもな!敵の耐久面の問題は朝陽の攻撃力の問題だよな?それはゆっくり強くなっていくしかないんじゃないか?あとは武器が弱いとか」


「そうだな〜ゆっくり強くなるわ!ありがとな〜!」


そして昼休みが終わり、授業を受けて放課後になる。


体験入部で水泳部を訪れる。集まる場所はプールがあるところだった。


「こんにちは〜!体験入部に来ました!」


プールには先輩たちが何十人もいた。みんなすでに水着を着ている。


「おぉー!よく来てくれたな!俺は部長の風間迅だ!君の名前は?水泳は経験者か?」


ムキムキマッチョの部長が現れた。


「俺の名前は神谷朝陽です!水泳は一応小学校から続けてて、中学も水泳部に入ってました!高校でも水泳部に入ろうと思ってます!よろしくお願いします!」


「おう!よろしくな!ちなみに1番得意な泳ぎはなんだ?」


「クロールです!」


「そうか!じゃあ俺と一緒だな!ちなみに俺は50mのタイムが26秒23だ!」


「そうなんですね!俺はクロールの50mは確か最高記録が24秒98ですね」


「……は!?24秒台なのか!?全国目指せるレベルだぞ!?まだ1年なのにそれは早いな!俺よりも早すぎるぜ!これは期待の大型新人だ!」


まぁ中学でも色々な大会に出て金メダルとか貰ってたな〜懐かしい。


「まぁとりあえず着替えてこい!1回泳ぎを見てみたいからな!」


最初の体験入部でも泳ぐらしい。これは楽しみだ!まだ春だけど泳げるのは、室内プールで50mだからだ。だいぶ設備はいい。ここで練習したら23秒台いけそうだな。


「分かりました!」


俺を含め最終的に体験入部には12人集まった。


男子が7人、女子が5人だった。そのうち半分が水泳を元々中学でやっていて続けようと思っている人、もう半分は水泳部に入ってみようかな〜と思う子だ。


「よし!それじゃあとりあえず泳いでみてほしい!」


俺を含め水泳をやっていた6人が最初に泳ぐことになった。タイムも計ってくれるらしい。飛び込み台に乗り準備を整える。


「Take your marks」

部長の掛け声の後、笛の音でスタート。


俺は勢いよく飛び込み、少し潜水し、泳ぎ始める。50mストレートなのでターンは無しだ。全力のクロール……久しぶりに泳ぐと少しきつい。


そしてゴール。

「はぁはぁ……タイム何秒ですか?」


俺は部長にタイムを聞く。

「26秒11だ!体力が落ちてるはずなのにこれはすごいな!」


「まじかぁ〜だいぶ落ちてるなぁ。まぁこっから取り戻してきます」


その後も体験入部を楽しみ、帰路につく。


いつも通り電車に揺られ、駅に着く。そして、妹の用事を完遂するためにケーキ屋さんへと向かう。


扉を開けて、店に入る。入店音と共に、

「いらっしゃいませ〜!あれ〜!朝陽じゃん!また妹ちゃんのために買いに来たの?」


陽菜が挨拶をしてくれた。

「そうなんだよね〜チョコケーキお願いしていい?」


「OK!このチョコケーキ美味しいんだよ!朝陽にも食べてみてほしいな〜」


「妹がめちゃくちゃ美味しそうに食べてたから美味しいんだろうね〜久しぶりにケーキ食べてみるかな。じゃあ俺の分もお願いしていい?」


俺は久しぶりにケーキを食べてみることにした。ケーキ自体別に嫌いではないのだが、誕生日以外で食べるのは久しぶりかもしれない。


「もちろん!今度感想聞かせてね!」


陽菜はチョコケーキを手際よく箱にしまって俺に渡してくれた。


「あ、そうそう思い出した。今度の土日のどっちか暇だったら家に来てくれないか?」


「えっ!?あぁ土曜日言ってたやつのことね!もちろんいいよ!」


「本当か!?ありがとう!これで妹に怒られないで済むぜ……」


「あ……妹ちゃんが誘ってって言ったの?」


「あぁそうだぜ?それがどうかしたか?」


「いや……別に……じゃあ今週の土曜日行くね」


「おう!ありがとな!それじゃまた土曜日!」


俺はケーキ屋を出る。なんとなく最後陽菜が不機嫌?ぽかったが、よく分からん。


家に着き、

「ただいま〜!」

と言うと、妹が2階から降りてくる。


「お兄ちゃん!おかえり!それで、陽菜さんいつ来るの!?それとケーキも買ってきてくれたよね!?」


いつも通りの妹で何よりだ。


「陽菜は今週の土曜日来てくれるってさ、良かったな それとチョコケーキほら!冷蔵庫入れといてくれ」


「わーい!!!やった〜!ありがとお兄ちゃん!あれ?ケーキ2つあるよ?」


「あー俺も久しぶりに食べてみることにしたんだわ。陽菜に勧められたからな」


「ふーんそっか!じゃあ夕飯の後に一緒に食べよ!」


妹はそう言うと冷蔵庫にケーキを冷やしに行った。俺は手洗い等を済ませ、部屋に戻る。


そして、晩御飯の時間になったので、いつも通り食べ終え、食後のデザートの時間だ。


「さてさて、久しぶりのケーキか〜、それも陽菜のおすすめだからな!楽しみだな」


「お兄ちゃん〜!私の分も持ってきて〜!」


俺は冷蔵庫からチョコケーキの入っている箱を取り出し、机に置く。そして、箱を開けチョコケーキを取り出し、お皿に載せる。


「いただきます!」

「私も食べよ〜っと!いただきます!」


フォークで少し切って食べる。

「……うまい!」


とても美味しかった。美味しすぎてうまい以外の言葉が出ない。


「ん〜!やっぱり最高!!!あそこのケーキ大好き!」


妹も大絶賛だ。

あっという間にチョコケーキを食べ終えた。


「また買ってくるかな」

「そうね!お兄ちゃん、その時は私の分も買ってきてね!」

「はいはい、分かったよ」


俺はそう言って立ち上がり、ケーキを載せた皿を妹の皿も一緒に洗い、部屋へと戻る。そして、いつも通りのルーティンを済ませて、眠りにつく。


「おやすみ〜」


――――――――――――――


「アンジュ〜きたぞ〜!って暑いな!」

俺は第9階層が火山だということを忘れていた。


「朝陽様!火山地帯ですね第9階層は……水系の魔法を用意しとくのをお勧めします」


確かにそうだな、炎系の魔法は効かない敵が出てくるかも。


「OK!それなら、[魔法構築]蒼圧奔流(アクア・ストリーム)


高圧の水流を一気に叩き込む技をイメージしてみた。

そして、作り終えたタイミングでちょうどよく魔物が現れた。


「ゴーレムか?」

「マグマゴーレムですね!こいつら単体でも相当強めですよ」


「そうか、まぁ平気だろう、飛翔(ひしょう)!からの蒼圧奔流(アクア・ストリーム)!」


俺は空中から攻撃を放つ。マグマゴーレムはその圧倒的な水流によって蒸発する。


「うん!これなら余裕だな!さっさとボス探すか!」


俺は飛翔(ひしょう)で飛び回る。だが、空中では地上よりも暑い空気が漂っており、俺は暑さに耐えられない。


「暑すぎるって〜![魔法構築]水纏(アクア・コーティング)


水を体に纏わせる。これで暑さを遮断する。


その後も空を飛び回り、マグマゴーレムを倒しながらボスを探す。そして、火山の火口付近まで飛んでくる。


「おぉー!すっげぇ広いな!んで、真ん中にでっかい岩みたいなやつがあるな?あいつ流石にボスだろ!」


火山の火口のど真ん中にどでかい岩の塊がいる。


「あいつは第9階層のボス、溶炎巨帝(ラヴァ・エンペラー)です!オオグライと同じCランクの魔物です!」


「へぇ〜!それは腕がなるな!しゃぁ!行くぞ!」


俺は空を飛んだまま溶炎巨帝(ラヴァ・エンペラー)に突っ込む。そして、

蒼圧奔流(アクア・ストリーム)!!!」


3本の蒼圧奔流(アクア・ストリーム)を出し続ける。だが、その攻撃をもろともせず、溶炎巨帝(ラヴァ・エンペラー)は周りにある岩石をぶん投げてくる。


「やべぇ!危ねぇ!というか全然効いてないじゃん!水圧というか火力が足りなさすぎな気がするな〜」


相手の攻撃は遅くて簡単に避けられる。だが、こちらの攻撃が全く効いてないように思えてしまうほどタフだ。


「今の俺なら大規模な魔法とか作れるんじゃねぇか?」

俺はそう考えて、蒼圧奔流(アクア・ストリーム)を一旦止める。


そして、大きな大きな氷塊をイメージして、

「[魔法構築]蒼滅大爆(アクア・カタストロフ)!!!」


流石にこの魔法を、手を使わずに使いこなせるはずはなく、両手を空に掲げる。


すると、火山の火口を埋め尽くしてしまうほど大きい氷塊が出てきた。


「キタキタキタキターーーー!!!!!」

俺は両手をバッ!と下に下ろす。大氷塊はどんどん落ちていき、火口全体を潰そうとする。


すると、溶炎巨帝(ラヴァ・エンペラー)の必殺技だろうか、何やらマグマが荒れている。


「朝陽様!この大氷塊はやばすぎます!!!それと、溶炎巨帝(ラヴァ・エンペラー)のあの攻撃も非常にまずいです!早く離れないと!!!」


「まじか!?ちょっと俺もやばいと思ってたんだよね〜!逃げろ〜!」


俺は急いで火口付近の空から離れる。


荒れ狂うマグマを溶炎巨帝(ラヴァ・エンペラー)は簡単に操り、それに向かって放つ。その攻撃が大氷塊へとぶつかり、


「ドォオォォォォォォォォォォン!!!!!!」

ものすごい音と同時に大爆発を起こした。水蒸気爆発が起きたのだ。


そして、遠く……相当遠くに逃げていた俺にまで衝撃波が届く。


「えぐぅぅぅぅ!!!危ねぇ!逃げてて良かった!魔力障壁があって良かった!」


相当離れていても、衝撃波が俺にまで届き、そして今まで壊れてこなかった魔力障壁(まりょくしょうへき)がいとも簡単に壊れた。


「朝陽様!火口付近まで戻ってみましょう!」


アンジュにそう言われ俺は火口付近まで近づく。そして、驚きの結果が待ち受けている。


「はっ!?マグマがなくなっている!?」


そう、マグマが全てなくなっていた。もちろん、溶炎巨帝(ラヴァ・エンペラー)もだ。死骸すら残らずに消えている。


しかし、魔石だけは転がっていた……大きな魔石だ。


魔石はさておき、溶炎巨帝(ラヴァ・エンペラー)があんな大爆発を超至近距離で受けて生きていたらおかしいのだが。階段をマグマがあっただろうところに発見する。


「うわぁ〜派手にやっちまったな!流石に攻撃魔法ミスったな〜でも相性が良くてよかった!」


俺は今後、火山地帯、ましてやマグマに対してあの大きさの氷塊を落とすのはやめることにした。


多分俺の魔法の力がさらに発展していて、あの状況になったらこのダンジョンごとぶっ壊しそうな威力になりそうだ……


「とりあえず、階段はあるな!良かった良かった!」


…………どうして階段はしっかりと残っているんだ?


まぁそれはさておき、

「朝陽様、とりあえず下に降りましょう!」


俺は階段を降りて行って第10階層に到着した。


階段が異常に長かったのは火山の火口から階段があったからだろう……


第10階層は5階層の時と一緒で休息エリアになっていた。そして、ワープポイントを発見!


「これがワープポイントか!?なんかめっちゃ普通って感じだな!」


なんか地面が台座?のようになっていて、魔法陣が描かれている。


「とりあえず街に戻りましょう!魔石とか売ったり、武器作ってもらったりしないと!」


「確かにそうだな!そうだ、こっちから街に戻るのはいいんだが、第10階層にどうやって戻ってくるんだ?」


「ダンジョンに入るときにこちらに転送されるか、第1階層からにするか選べるのですよ。これがまた謎なんですけどね……」


アンジュにも知らない謎があるらしい。まぁとりあえず第10階層に戻ってこれることがわかって良かった。


「さてじゃあ街に戻るか〜!」

俺は魔法陣の上に乗る。すると、光が俺のことを包む。そして、次の瞬間……


「おっと!森の中だ!」


大きな森の中、それも新ダンジョンの目の前に戻ってきた。


次回へ続く。



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