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制作中  作者: 404夏
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本当になる文

中学2年生の朝比奈 湊(あさひな みなと)は、小説投稿サイトで無名の作家として活動していた。

湊の小説は自由奔放だった。その日あった出来事を小説に書く、それだけだった。

しかし、湊には友達がいなく、学校では目立たない存在だった。

でも、文章では自分の感情を文字で表せる。だから自由奔放なのだ。


ある日、湊はふざけ半分で「翌日、先生は倒れた」と書いた。

その日、湊は数学で指名され、問題を解かされることになった際、黒板の前でチョークをもったまま固まった湊を見て激怒したのだ。

「何してるんだ、時間の無駄だ。さっさとしなさい!」

「わからない」の一言も言えず、ただ立ち尽くしていた。そんな私を見て苛立っている先生を見て湊までイライラしてきて、ついそんな不謹慎なことを書いてしまった。

次の日、先生は本当に倒れた。

「先生?先生!!」

「救急車呼んで!誰か!」

騒然としていた教室で、唯一湊だけが笑みを浮かべていた。

その日の夜、湊はまたふざけ半分で「幼馴染が転校した」と書いた。

数日後、本当に湊の幼馴染が、父の転勤によって転校した。

湊は気づいた。自分が書いた小説は、現実になると。

湊は内心嬉しく思っていた。数日間、自分の欲望を満たすためにたくさんの小説を書いた。

「テストの点数が満点だった」

「僕と結衣は両思いだった」

「嫌な思い出がなくなった」

たくさんの欲望を叶えた数日後、異変が発生した。


「君、転校生?」

クラスメイトに突然言われた。「いや、元からいます」と冷静に答えたが、後から考えると何か月も一緒に過ごしてきて、忘れるはずがない、湊からは違和感が離れなかった。

その他にも、家族写真に湊だけがいなかったり、子供の頃の思い出が曖昧になったり。

何より、日に日に湊の体は透けてきていた。


「朝比奈...湊。」

僕の名前って、こんな漢字だったっけと、違和感を覚える回数が増えていくのを実感していた。

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