イクシラと冒険者ギルド本部依頼
主人公の大きな資質の一つ。それはトラブルメイカーであることだ。
そもそも山ほどのドラマが襲い掛かる物語の中心にあっては、まともな神経では務まらない、といった方が適切だろうか。
今まさに騒ぎを起こしておいて平然としているイクシラこそ、その好例である。
そしてもう一つ。異世界もので冒険者ギルドと一切関わりを持たない主人公は稀である。
したがって『破天荒な冒険者』とはそれだけでかなり多くの主人公象に符合するのだ。よって俺は東西南北、帝国隅々まで目を光らせている。
この日、わざわざギルド本部へ足を運んだのも有力な手掛かりを得るためだ。
◆◇◆◇◆
というわけで冒険者ギルド本部訪問である。応接室で隣に座ってるのは呼んでもねえのにくっついてきたイクシラ。
このバカ娘ときたら、皇都へ豚のように出荷される俺を面白がって見物に来たのだ。ぶっ飛ばしてやりたい。
考えようによっては、よそで騒ぎを起こされるよりは俺のフォローが届くところにいた方がまだマシではあるんだが……
「先輩が一人だと心細いと思って来てあげたんですからね。
かわいい上に優しい部下がいて、先輩は帝国一の幸せ者ですね♪」
うぜえ。死ぬほどうぜえ。今すぐ追い払いたい。
だがこいつがどこで何をやらかしてもケツを拭かされるのは俺だ。くそっ。
出された茶をズズズと啜って苛立ちを誤魔化す。
「うぉえっ! にぃっっっがぁ~~~~っ!
何ですかコレ!」
何って……薬草茶だよ。俺はこいつを飲むと落ち着くんだ…ズズズ……
イクシラの貧しい舌ではこいつの味が分からんらしい。ぺっぺっと舌を出して口直しにクッキーの皿に手を伸ばす。断りもせず俺の皿にも手を伸ばす。
もう何もかも面倒くさかったので何も言わなかった。サクサクとクッキーを頬張るイクシラをぼんやり横目で眺めながら薬草茶を啜る。リスみたいだな、こいつ…ズズ…
そこへ優しくとんとん、とノックの音が響いた。
「お待たせしました! いや、いや、申し訳ない」
ビール腹を景気よく揺さぶりながら入ってきた中年の男性。さえない風を装ってはいるが紛れも無く冒険者ギルド本部の長、リドル・ユナイその人である。
リドル氏はすぐに招かれざる珍客と空っぽのクッキー皿に気付いた。
「これは、これは。お嬢さん、お味はいかがでしたか?」
「お茶はサイテーでしたがクッキーはサイコーでした!」
おい、お前――
「そうですか、そうですか」
リドル氏はガラクタ娘の失礼など全く意に介さず、ニコニコしながら給仕を呼ぶ。そしてイクシラに山盛りのクッキーとミルクティーを用意してくれた。
暢気な小娘はわーいと無邪気に喜んだ。
「さて、さて。いや本当にお待たせして申し訳ありませんな。
真銀星章受章、誠におめでとうございます」
膝に手をついて深々と禿頭を下げるリドル氏。俺も倣って頭を下げた。
恐れ入ります。こちらこそ、ご無沙汰しております。
「……東部戦線に出ずっぱりだったのに、いつの間に知り合ったんです?
先輩ってほんと神出鬼没ですよね。キモいなァ」
本当に礼儀を知らない奴だな、おめーはよ。人脈は宝だぞ。どんなに忙しくても合間を縫って顔を繋いで……
「そんなこと言って本当は4人ぐらいに分身してるんじゃないですか?
同時に別々の場所で踊ってたりして♪」
そう――でも、本当の俺はみんなの心の中に一人だけいます――
って、何言わせんだ。テーマパークのマスコットじゃねンだぞ。
「先輩今日はノリノリですね♪
そんなに僕とデート出来て嬉しいんですか♡ いやらしい♡
知ってるから恥ずかしがらなくていいんですよ♪」
うるさい黙れ。しばくぞ。
すみません、やかましいやつで。
「いえ、いえ。それよりこのままお話しても?」
構いません。どうせ三歩あるけば全部忘れるような奴です。テキトーに菓子でも与えて下さい。
「はは、それは、それは。ではさっそく今月分の報告から参りましょう」
リドル氏は分厚いファイルを応接間のテーブルに広げた。胸ポケットから取り出した丸眼鏡をかけ、突き出た腹を窮屈そうに挟んで前のめりになる。
そして問題冒険者の発見報告が始まった。
◆◇◆◇◆
俺は定期的にある種の冒険者のピックアップを依頼している。
具体的には『優秀だが変わり者、素行に少々難がある者』『美女を侍らしているとなお良し』を探してもらっている。名目は俺が仕事を依頼するときのための目録作りだ。
しかし本題はもちろん、主人公容疑者の捜索である。
主人公はどうしたって目立つものだ。世間の注目を集めるものだ。これはもう、不動の原理原則と言ってよい。
何も知らない人なら『中には名誉や名声を求めない奴もいるじゃん』などと言うかしれない。しかしそれは欺瞞である。
平穏に暮らしたい、スローライフしたいなどという者に限ってやることは平穏でもスローでもない。世に語られる数々の異世界冒険譚を眺めたまえ。賞賛も声援も知ったことかと言わんばかりのクールでハードボイルドを気取ったところで、単行本1巻の間に誰にも褒められず、きゃわゆいヒロイン一人にさえ胸キュンされぬような主人公がいるかね?(反語) いや、いない!(断定)
したがって主人公が世間に認められ、美少女に慕われるというのはもはや鉄則である。
ちなみに女性主人公の場合は単に性別を逆にすればよい。見目麗しい異性或いは同性に囲まれてチヤホヤされたいという欲望に男女の区別など無いのだ。
そうした主人公容疑者を目録に集めて証拠を探すと同時にいつでもお友達になれるように弱みをにぎ、ではない。趣味や好物は何か、何かお困りのことは無いか、悪い奴に狙われないよう守護らねばならぬ人はいないか、あくまで善意と奉仕の精神に則って周辺調査と準備を進めておくのである。
ぜってェー咬ませ犬なんかにされないからなァ~。見てろよ見てろよ。
◆◇◆◇◆
「――と、今回は以上ですな」
ありがとうございます。では……この方……以外は例のリストに。
「……承知しました。では、こちらはいつものように?」
ええ、特別待遇で。
リドル氏は丸眼鏡の奥から静かに俺を見つめていたが、やがて無言で頷いて分厚いファイルを閉じた。
俺は冷めた薬草茶をズズズと啜る。
リドル氏は極めて優秀だ。後はいつも通り対応してくれるだろう。
俺は主人公容疑の濃い人間とは積極的に握手しているが、とある種類の容疑者とは敢えて距離を取っている。容疑者がなるべく活動範囲を広げないように、興味の対象を広げないように、徹底して相手に気取られない手段でSCP財団ばりの封じ込め対策を行っている。
それが『特別待遇』であり、そんな対応をしなければならないほど俺が警戒している主人公タイプが『○○絶対殺すマン』タイプである。
何故か。
この世界の冒険者でそんなタイプということは高確率で魔族絶対殺すマンなのだが、そのタイプが主人公になることは大きな禁忌を生む。
それは既にガインという善良な、と言い切れないまでも、少なくとも人類に対して100%の悪ではない魔族の生ける実証が存在するからだ。
○○絶対殺すマンはその名の通り問答無用で殺す。絶対殺す。もう見つけ次第バンバン殺す。それは相手が3部DIOぐらいの真っ黒な相互理解不能の絶対悪だからだ。逆に言えば敵は絶対的な悪で『なければならない』のである。
主人公は絶対的な正義として無慈悲な刃を振るう。そこにカタルシスが生まれる。だがしかし。しかしである。その断罪対象の中にただの一人でも善良なものが現れたら?
『今まで問答無用で殺してきた敵の中にも、善良なものがいたのか?』
……という疑問が出てしまうのだ。
こうなるともう、単にカタルシスが崩壊するだけでは済まされない。無慈悲な刃を振るっていた主人公も、それを応援していた者も、途端に全員とてつもないバカに見えてしまう。許されざる禁忌である。
故に主人公の敵は絶対的な悪で『なければならない』のだ。何も知らぬ人々は『敵が絶対悪だから絶対殺すマンになるのでは?』と思うかもしれないが、実は順序が逆である。
世界が絶対殺すマンを主人公にしたいがために、敵を絶対悪とするのだ。
敢えてストレスフルな展開を描くことで主人公の正義を問う世界も存在するが、ごく少数である。
元々異世界は主人公が間違えたり失敗することを極端に嫌う。カタルシスが失われるせいかもしれないし、敵に対してマウントが取れなくなるからかもしれない。そうした世界で主人公に失敗の可能性や非難の根拠といった禁忌が生まれた場合に世界はどうするか。
その可能性や根拠を『捻じ曲げる』のである。或いは禁忌ごと『抹消する』。
故に魔族絶対殺すマンが主人公だった場合、ガインが極悪非道の魔族となり、主人公が断罪するにふさわしいよう悪行の証拠がわんさか出ることになる。辻褄合わせが難しければ存在ごと消されてしまうだろう。
これは何も誇大妄想や偏執病ではない。世界は主人公の無謬性を守るためならばその程度のことは平気でやる。
読者にとってはこんな言葉さえある。『直接描写されてないのだからそんなものは存在しない』。
たとえ地続きのはずの世界でも、間接的な描写から起こり得ていることが想像できても。
世界にとって大事なのは主人公と取り巻きのヒロイン達だけで、目に映らない有象無象は存在しないも同然なのだ。
……俺はどんな主人公であろうと取り入る自信がある。主人公像と世界観から逆算した最適なコメディリリーフを演じ切る自信がある。しかし、もし魔族絶対殺すマンが主人公だったなら。接触した瞬間に俺自身はもちろん、繋がりのあるガインまで存在を歪められてしまうかもしれない。
ガインだけではない。俺の手を取ってくれた、その全員が。主人公にとって都合の良いように…………
「先輩。せーんぱいっ」
なんだ。人が真剣に世界構造を推理しているところに。
「沼にハマって抜けなくなったオークみたいな顔になってますよ♪
笑顔ですよ♡ 笑顔っ♪」
イクシラは自分のほっぺに指を突いて、むいっと持ち上げる。そして心底嬉しそうに、ニコーッと目を細めて見せた。
ホントに脳カラなアホ面だなあ……
こいつホント毎日毎日、おハーブでもキメてらっしゃる?ってなくらい幸せそうにヘラヘラしてるんだよな。奴隷商に取っ捕まって荒くれどもに囲まれてた時すら平常運転だったのには流石にビビったわ。
羨ましいな…悩みとかなさそうで……
「先輩は自分で思ってるより2段階…3段階? くらいはおバカさんなんですから、考えすぎは体に毒ですよ?
知恵熱出ちゃいますよ♡」
お前にだけは言われたくねえぞ、このポンコツ娘が。
今までお前の『とっておき』で何回殺されかけたと思ってやがる。
「にしても先輩は変なことしてますね♪
あれですか?
類が友を探してるんですか」
あんだって?
「え? だってそうでしょ?
まず強くて」
俺は強くねぇ~~…!!
ぜってぇ誰かが裏で仕組んでるんだ。
「変人で♡」
なんだと!貴様!
善良な小市民の模範たる屈指の常識人に対して失敬なッ
「傍に美少女がいる!」
……どこに何がいるって?
「傍に! 美少女がいるっ!!」
……幻覚でも見えてらっしゃる?
やっぱり、おハーブをおキメになられてらっしゃる……?
「傍にっ!!」
づぁーッ! うるせえうるせえ主張してくんじゃねぇっ!
空気読め! 天丼もいい加減にしろっ!
俺とイクシラの愚にもつかぬやり取りを見てリドル氏は噴き出した。
「いや、いや。確かにお嬢さんは大変お綺麗でらっしゃいます」
「でしょぉ~♪
でも先輩は照れ屋でツンデレさんなんですよ♡」
ホンマこいつは……
そもそも主人公の傍にいる美少女ってのはな、神秘的なひとでなきゃなんねーんだよ。
会って一目で『その日、運命に出会う―――』ってな感じじゃなきゃなんねーんだよ。
……別に俺だってイクシラが不細工とは思わん。いやね、口を閉じてキリッとしてもらえれば結構整った顔立ちだと思いますよ。レイさんほどじゃないにしろ、普通に美人の類だと思いますよ、ええ。クラスで3番目に可愛い、とかそんな感じ?
でもちょっと考えてみて欲しい。例えばですよ。パニック映画とかでさ、ヒロインのポカと考え無しのせいで何度もピンチに陥ったり命の危険に晒されたら、もう綺麗とか可愛いとかそういう目で見れなくなるでしょ? いくら美人の女優さんでも無理でしょ。運命の女性どころかヘイト対象ですよ。
例えるならアレだ。ジュラシックパークⅡのサラ・ハーディング(演-ジュリアン・ムーア)。あんな感じ。俺にとってイクシラはその枠なんです。
諦めろ、イクシラ―――
お前にヒロインは無理だ―――
「こんなこと言ってますけどね、先輩は僕のこと大好きなんですよ♡
あいにく僕は先輩のことなんて何とも思ってないんですけど♪
かわいそうですよね♡ ホント困っちゃうなあ♡」
ホント、ホントぶん殴りたい。
そしてその日はリドル氏に生暖かい眼差しで見送られてしまった。くそっ。
ギルド本部を出たころにはもう西の空が赤く染まっていた。皇都まで来てろくに成果を得られなかったというのに、会食の時間が迫っている。
とは言えだ。
奴の能天気っぷりに当てられたのか、俺の悩みもどこかへ飛んで行ってしまった気がする。何が正しいか、正解かなんて結局行くとこまで行かないと分からんもんだ。どれだけ予防線を張って保険を掛けたところで、現実は容易く想定の上を行く。100%成功する手段が保障されてるのはそれこそ主人公だけだ。
主人公ならぬ脇役の身にとって、正義や正解は悲しいほどうつろいやすい。
……なあ、イクシラ。
「何ですか? また濡れた犬みたいなブサイク顔になってますよ♪」
お前、正義って何だと思う?
口にした途端、しまったと思った。
俺は小娘相手に何を聞いてるんだ。バカバカしい。いや、青くせえ。こんなのイクシラでなくとも、誰にだって聞くもんじゃねえ。
恥ずかしすぎる。どんだけ弱ってんだよ、俺。
また茶化される前に手を振って、忘れてくれ、そう言おうとした。けれど、言葉にならなかった。
イクシラが微笑んでいたから。
一度だって見たことの無い、どこか儚げな憂いを含んだ笑顔で。
黄昏色に染まった、今にも霞んでしまいそうな笑顔で。
イクシラが、微笑んでいたから。
「もーぅ、先輩はほんっとーに、おバカさんですね♡
そんなの決まってるじゃあないですか♪」
違和感を覚えるほどいつものノリで言ってのけ、くるんと俺に背を向けた。
夕日に照らされた空色の頭は通りを行き交う人々をじっと眺めている。俺達の前に、数えきれない人々がいる。そして振り向かないまま呟いた。
「誰も死なないことです」
イクシラの顔は、やはり見えなかった。見ようとは思わなかった。見せたくは無かっただろうから。
でもそれは紛れもない真っ白な真実だった。決して叶わない一つ目の正義だった。嘘偽りの無い、本音だった。
俺は今までイクシラの何を見ていたんだろう。
そう、思わずにはいられなかった。
◆◇◆
俺はその後、イクシラを皇帝陛下との会食に誘った。適当な宿にぶち込んでおいてもよかったのだが、俺の知らない所でトラブル起こされても嫌だからな。
イクシラはタダ飯が食えると喜んで頷いた。呑気な奴め。
レイさんはもちろんのこと、崇と奥さんも誘った。水入らずを邪魔しちゃったかな、とも思ったが、二人はとても喜んでくれてホッとした。
その晩は皆と一緒に皇帝陛下と夕食を共にした。心配だったのがイクシラのテーブルマナーだが、奴は別人のようにお行儀良くしていた。普段からそうしろや。ったくよぉ。
正直なところ緊張で全く箸は進まなかったが、みんなが楽しそうだったのが何よりだった。
◆◇◆◇◆
そして今、俺はひとり真夜中のスラム街を進んでいる。
俺の極端な影の薄さにかかれば王宮の警備であろうと出し抜くのは造作も無いのだ。フッ……悲しい。
曲がりくねった路地裏を奥へ奥へと進んでいく。進むにつれて闇はより濃く、漂う臭いと気配は剣呑さを増していく。
そしてとうとう古ぼけた木ドアの前へ辿り着いた。
表の吊り下げ看板にはどぎついショッキングピンクの塗料で大きく桃が一つ描かれていた。基本灰色と茶色のスラムの中で目立つことこの上ない。
そっとドアに身を寄せ、耳をぴったりと押し当てる。ドアを数回叩き、符丁を囁くことしばし。ギィときしんだ音を立てドアが開いた。
途端に溢れ出すにぎやかな声。
スラムのどこに収まっていたのかと思うほど広々としたホールで、大勢の客たちが朗らかに酒と料理を楽しんでいる。内装は異国情緒に満ちているが、尽くされた贅はおそらく王宮にも引けを取るまい。
そしてもっと異国情緒に満ちているのは客層である。
グラスを打ち鳴らし、料理に舌鼓を打つ紳士達はゴブリン、コボルト、オーク、リザードマンといった、今まさに帝国と殺し合いを繰り広げる魔族達だったのだ。
人間も全体の1割ほど混じっているが、誰も彼も上等な装いに反してカタギの雰囲気ではない。
俺はテーブルの間をキビキビと動く給仕服の少年に軽く会釈する。少年は子供らしからぬ神秘的な微笑を浮かべ、他のウェイターに目配せだけで合図した。
「こちらへどうぞ」と、同じく給仕服姿のたくましいオークの青年が個室へ案内してくれる。
そこは部屋全体が大きなクローゼットで、スラム用のみすぼらしい格好はあっという間にピシッとしたスーツへ取り替えられた。髪までセットしてもらってしまった。
着替えを手伝ってくれたオークの青年にそのまま従って進むと、レストラン内の個室へ通された。
「中でお待ちです」
果たして待ち合わせ相手はその個室のテーブルにかけていた。
「お待ちしておりました。まだ何か召し上がれそうですか?
ここの料理は本当に――実に素晴らしい」
帝国貴族にも勝るとも劣らぬ気品と佇まいを見せる、洒落たスーツに身を包んだゴブリン。
名をガイン・ガジ。男性。8歳。ゴブリンの王。容疑は魔物転生系主人公。
―――俺は短く、では話の後で、と答えて主人公容疑者の前に腰かけた―――




