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あらすじ9 [前田建設ファンタジー営業部1「マジンガーZ」地下格納庫編] 前田建設工業株式会社著
これは小説ではありません。が、下手なSFよりよっぽど上質なSFです。
その日、前田建設ファンタジー営業部に一本の電話が入った。ある施設を作って欲しいというそのクライアントは光子力研究所は弓教授。その施設とはマジンガーZの地下格納庫だったのだ。プールの様に見える汚水処理場の開閉機構はどうするか。それを防御に使うとしたらどの様な形状にすべきか。はたまたマジンガーZのリフトアップ機構はどの様なものであるべきか。様々な検討を重ねたファンタジー営業部の出した見積とは。工期は如何に、また工事総額は如何程か。建設のプロが弾き出す論理と数字に刮目せよ 。
何故この作品が目に止まったのか、今になっても思い出せないが、一読して驚嘆したのがこの作品だ。
まえがきにも書いたがこれは小説では無い。
だがアニメやゲームの世界の建造物を実際に建造するとした場合、どのような工法を用い、どの程度の工期で、かかる費用を算出する。
その無理無茶無駄の無い論理はなんちゃってハードSFの跳梁跋扈を許さない。
彼等《ファンタジー営業部》は依頼があれば本気で作ってしまうのだろう、と思わせる逸品。




