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あらすじ2 [特効薬コードKUJIRA] 結城恭介著
ある年、地球に隕石が落下した。そして、奇病が世界中に蔓延してゆく。その奇病に罹患した者は徐々に身体が腐ってゆき死亡率はほぼ100%。だが何故か日本人には罹患者が少なかった。そして何故か病状の進行が遅い人々が存在したのだった。原因を突き止め特効薬の研究開発に努める、日本人の妻を持つ研究所所員は、ある日妻の一言によりひとつの仮説を立てるのだったが、それは世間の良識とは真っ向から対立するものだった。良識か己が生命か、選択を迫られた人々の反応は……
短編集「美琴姫様騒動始末」(新潮文庫)収録の短編。表題作の他、令和の日本では到底書けないような皮肉に満ちた秀作が収録されている。
大学生の時に読んだはず。
同著者の他の作品、「理姫──YURIHIME」や「花のジャンスカ同盟」シリーズ、「殺人投影図」「コール」とは異る、若いからこそ書ける素直な捻りに感動した。決して若書きではない。なにせ、あの筒井康隆先生が絶賛されていたのだから。




