その過去!結果(下)!
未来とは“見える”ものではなく、その目で“見に行く”ものなのです。あなた、前途注意ですよ!
「レインさんはね、君たちひよっ子にお願いがあってきたの。国に尽くすのもいいけど、たまにはもうちょっと小さい物を守ってもらうのもいいかなーとか思ってねー」
「ふざけるな! どこの誰だか知らないやつの言うことなど!」
「そうだ! 何を言い出すかと思えば下らんことを!」
「ただでとは言わないよ。レインさんのお願いを聞いてくれるなら、特別にレインさんがマーシャルアーツを指南してあげるよ! 言っとくけど世界最強だからひよっ子ちゃんたちにできる
かどうかは、わからないけどねー」
「世界最強だと? 確かに、あんなに鍛えている俺たちが手も足も出なかったのは事実だ。しかし本当に強くなれるのか?」
「レインさんの強さがいい証拠でしょ? ただし今から四年か五年、場合によってはもっと早い時期がタイムリミット。それまでに会得できたら守るべき物を与えてあげるってことになるんだけど。さぁて、どうする?」
「どうするも何も俺たちは……」
「俺……やるよ! その最強のマーシャルアーツを身につけたい! 頼む! 教えてくれ!」
「おい、お前本気か? スパイかもしれないんだぞ?」
「かまわないさ! 俺は強くなりたいし、それに……これがもしかしたら“違う生き方”ってやつなのかもしれないんだ」
「……」
「さてさて、君はどうするの? レインさんとしては二人いっぺんが手っ取り早いけど無理強いはしないよ。だから自分で決めてね」
「……わかった。わかったよ! その話、乗ってやる! そしていつかお前にリベンジを申し込むさ!」
「レインさん嬉しい! そうこなくっちゃ。君たちほどのオーラを持った人間は貴重だから、どっかの誰かに使われるのは嫌だったんだよねー」




