5年前の!後!
持つべきものは本当にそれでいいんですか?あなた、必須注意ですよ!
「オリバー、俺はどうすればいいんだ? このままじゃ呪い殺されちまう! どうすればいいんだ! どうすれば!」
「金を返しても殺されるんだから、いっそ少しだけもらって遠くに逃げて残りは寄付でもしちまえよ! 匿名の寄付ならバレないし、逃げながら何カ所にも分けて寄付すれば足は付かないだろ」
「あぁ。あぁ。この悪夢から逃れられるんなら何だってするさ……」
「それからこれに懲りてヤクもきっぱり止めるんだ! 人生これからなのに廃人になってどうすんだよ! 鏡で自分の顔見てみろ! 情けねーとは思わねーのか? お前は家や家族だけじゃなくてプライドまで無くしちまったのかよ」
「! …………俺、お、れ……」
「レオお前は、ああ言ったけど、神様はお前を見捨てたりしてないよ。だって俺っていう仲間をお前に与えてくれたんだからな。俺はお前を忘れない。どこに居たってレオはレオでいればいいさ」
「マジで、ごめっ……」
「いいから早く行くんだ! あいつら血眼でお前を捜してるんだぞ。ほらもう行けっ! 元気で暮らせよ? バカ野郎」
「……ありがとう……オリバー」
「寄付はこちらでどうぞー」
「この箱に入れればいいんですか?」
「はい。あら! 若いのにすごい額ですね。何か経営なさってるの?」
「いや、株をやっているんです。一度寄付っていうのをしてみたくって」
「まぁ、素敵。きっとあなたのような心の清らかな人には神からの祝福がありますよ」
「いや、そんなわけない。間違ってもそんなことないです……」
「やぁ、お兄さん。ちょっといいかな?」
「な、何だよてめぇ! 俺をつけてたのか?」
「そうだよ。でも、つけてたからって警察じゃない。君、何か訳ありって感じだね。もしよければ僕に話して……」
「何者なんだ? っておい待てよ、まさか奴らの手先なんじゃ!」
「違う、違う。僕は君の敵じゃない。ほんとだよ。ただ君があまりにいいオーラ出してるからさ。ちょっと聞きたいことがあるだけなんだ……」




