前へ目次 次へ PR 4/6 第4話 不安 どこまでも続く暗闇。 今、どこにいるのかも分からない ただ、激しく揺らめく木々達。 すべてが恐ろしい。 早く帰りたい。 歩くペースは自然と早くなる。 それでも霧は徐々に濃くなるのはなぜなの? ああ、背筋を這う謎の気配に寒気がする。 背後に気配を感じる。 けれど、振り返っても誰もいない。 ただの静寂。 後、少し頑張れば…。 人通りが多い道に出られるはず。 「きっと気のせいよね」 激しくなる鼓動を無視してただ歩き続ける。 衝撃が襲うまで後、一秒――。