聖杯要塞ナリア・主要人物名鑑(第一部終了時点)
■ 主人公:アヴァン・アグニール
【種族】 人間(アグニール公爵家三男)
【役割】 聖杯要塞ナリア領主 / 聖杯の正当継承者
【状態】 最終覚醒形態「聖杯王」を掌握
【人物像】
公爵家で「無能」と蔑まれ、魔力回路に封印を施されたまま辺境の「ゴミ捨て場(亡霊の村)」へ追放された少年。しかし、その本質は略奪の呪いを浄化し、バラバラになった魂や絆を繋ぎ止める「聖杯」の器だった。
性格は極めて温厚でお人好し。だが、守るべき「家族」や「領民」を傷つける者に対しては、公爵家の血筋らしい冷徹さと、神々しいまでの威圧感を放つ。現在は要塞ナリアの象徴として、種族を超えた信頼を集めている。
【主な能力】
聖杯王: 三体(ハンス、リリ、バルトの契約)の力を一つに束ね、白銀の甲冑と翼を纏う究極形態。
魂の共鳴: 契約した守護霊や、背中を預けるセレスティアの魔力を自らの器に取り込み、戦術や威力を数倍に跳ね上げる。
浄化の光: アグニール家特有の「奪う力」を、呪いを解き放つ「救う力」へと変換し、敵の魔導兵器や呪印を無力化する。
■ 筆頭執事:バルト
【種族】 人間(執事)
【役割】 ナリア要塞総管 / アヴァンの教育係
【人物像】
アヴァンの母ナリアの代から仕え、アヴァンが赤子の頃からその成長を見守ってきた老執事。アヴァンが追放された際も、あえて公爵家に従うふりをして先回りし、辺境でアヴァンを迎え入れる準備を整えていた「影の功労者」。
常に沈着冷静、完璧な礼節を崩さない。しかしその実力は、生身の人間でありながら守護霊(亡霊)たちを力でねじ伏せ、公爵家の暗殺部隊を一掃するほどに凄まじい。アヴァンにとっては「師」であり「育ての父」とも呼べる存在。
【主な能力】
万象掌握: 物理・魔導を問わず、敵のあらゆる攻撃を最小限の動きで無力化する超高等技術。
影の掃除: 執事服の袖に隠した暗器や、糸を用いた拘束術。その「仕事」は一瞬で、血の一滴さえも床に落とさない。
■ 守護霊(第一):ハンス
【種族】 霊体(十五年前に処刑された公爵家の元近衛大将)
【役割】 アヴァンの盾 / 重装歩兵指南役
【人物像】
豪放磊落で義理堅い、叩き上げの軍人。かつて公爵の非道に異を唱え処刑されたが、ナリアの力で魂をこの地に留め、アヴァンの来訪を待ち続けていた。
アヴァンを「小僧」と呼びつつも、その成長を誰よりも喜び、戦場では自らの霊体をアヴァンの盾や鎧に変えて、鉄壁の防御を提供する。
【主な能力】
絶対防御: いかなる物理衝撃も、強力な魔導攻撃も弾き返す、黄金の霊力障壁。
■ 守護霊(第二):リリ
【種族】 霊体(古代の実験の犠牲となった灰狼族の少女)
【役割】 アヴァンの翼 / 隠密・遊撃担当
【人物像】
勝気で口が悪いが、根は寂しがり屋な獣人の少女。地下遺跡に封印されていた魂をアヴァンに救われ、彼に「新しい家族」としての忠誠を誓った。
アヴァンが聖杯の力を使う際、その背に光り輝く風の翼を形成し、戦場を自在に駆ける機動力を与える。
【主な能力】
神速の風: 空間を跳躍するほどの超高速移動と、真空の刃による広範囲攻撃。
■ 実姉:セレスティア・アグニール
【種族】 人間(アグニール公爵家長女)
【役割】 魔導騎士団長 / アヴァンの副官
【状態】 アグニール家から離反し、現在は要塞ナリアの最高戦力
【人物像】
アヴァンの異母姉。公爵家では「人形」として感情を殺し、冷酷な氷の処刑人として振る舞わされていた。アヴァンとの死闘を経て、彼の「聖杯」が放つ温かな光に凍てついた心を溶かされ、弟と共に歩む道を選んだ。
生身の人間であるため、アヴァンと背中を合わせ、生きた人間同士のコンビネーション(連携魔法)を繰り出すことができる。私生活では少々天然で、家事が一切できないという弱点がある。
【主な能力】
極低温魔術: 触れるもの全てを瞬時に凍結、粉砕する高位魔導。
氷解の剣: アヴァンの聖杯から魔力を供給されることで、相手の魂の「呪縛」だけを斬り、正気に戻す特殊剣術。
■ 要塞ナリア・住民・協力者
ガラム: 灰狼族の若き戦士。アヴァンに救われた恩を返すべく、獣人部隊「銀狼隊」を率いる。
ロルフ: 公爵家から派遣された元兵士。アヴァンの人徳に惚れ込み、現在は城壁守備隊の隊長。
森の精霊: アヴァンの魔力を慕って定住。農業と要塞の自己修復を担当する非戦闘要員。




