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17.ペリンガー協会に集まる人々

 既にへリンガー協会の通称''砦"に人々が集まりつつある。

 いよいよディープステートの攻勢が始まり、最初の戦いがこの砦で始まる。そのような認識を持つ人々が続々と集まりつつある。


 四方を厚いコンクリートの壁で覆い、更に見張り所を四カ所も作ってたへリンガー協会は内部に食料と水、弾薬を備蓄している。 

 そして、中央には二つのビルがある。一つはラブ(Loves)、もう一つは真理(Truths)。

 かなり、広く作られており、二つのビル以外にも様々な施設がある。

 

 勿論、その中にはカツヒコ・イイダ、シェーン・ガナハもいる。

 既にジャネットはジャズと共に二つのビルの手前の防衛施設にいる。防衛施設と言っても


 ジャネットがモーガンとエースを見つけ、かけよる。それに気づくエースとモーガン。

 「鬼ババアワン。」

 エースはモーガンの後ろに隠れる。

 エースの耳はたれしっぽは下がっている。

 モーガンが言う。

 「エースは既に心の歪みを解いている。」

 ジャネットが言う。

 「ここにいる以上、分かっているわ。」

 エースがジャネットが以前とは違う事に気付き、モーガンの後ろから出る。

 ジャネットは言う。

 「どうしても言わなければならない事があるの。」

 ジャネットがモーガンとエースに言う。

 「私は過去に間違いをしました。でも、もう間違いを繰り返さない為、ここにいるのです。」

 モーガンが思わず聞く。

 「では、もうリベラル・トランスジェンダー・ヘルス専門協会の人ではない?」

 ジャネットが答える。

 「そうです。あの組織とは縁を切りました。」

 息子のジャンも言う。

 「もう、あんな事はしないジャン。」

 ジャンは三つ編みを止め、リボンを着けていない。

 モーガンがエースに言う。

 「この人達は、もう反省しているよ。」

 エースがジャネットとジャンを見る。  

 エースが言う。

 「良かったワン。」


 

 そこに、リベラル・トランスジェンダー・ヘルス専門協会の代理としてサメ族のジャニー・オガワが数人のハイエナ族を連れて現れる。

 「さあ、哀れな少女、エースを解放してもらおうサメ!」

 ペリンガー協会としてカツヒコ・イイダが答える。

 「ここにいるのは、過去に不幸にして勘違いをした人々であり、金儲けの手段でもなければ、人体実験のモルモットでもない。」

 モーガンがエースを抱きしめる。


 ハイエナ族達がエースをモーガンから引き剥がそうと近づく。


 その時、一発の銃声が近づこうとしたハイエナ族達の前に撃たれる。

 「それ以上、近付くな!外道!」

 ついさっきペリンガー協会の砦に着いたコウジ・キタだ。横にはトオル・ムラヒガシがライフルを構えている。


 ジャニーがきっと睨むようにライフルを撃った男を見る。そしてそれが自分のところから逃げ出したコウジである事が分かると思わず、ヨダレがでる。


 「バカは止めろ。その銃口を下げろサメ。」

 ニヤケた表情のジャニーにコウジが叫ぶ。

 「バカはお前だ!」

 銃声がジャニーの前に炸裂する。

 

 暫く睨み合いが続く。

 ジャニーが宣言する。

 「ユーたち、私は再びここに戻ってくるサメ!」

 そう言うとジャニー達は戻っていく。



 「フー、ワン。」

 エースの思わず漏れる安堵の声。

 その安堵はエースだけではない。

 コウジや、トオルもだった。

 特にコウジにとってはジャニーに銃を向けて撃つのは重要な意味がある。

 コウジは静かに小声で自分に言い聞かせる。

 「これ以上、おジャニーの勝手は許さない。」

 

 砦の中へ入るコウジとトオル。

 カツヒコが言う。「ようこそ。ペリンガー協会へ。」

 コウジが答える。「遅くなりました。」

 カツヒコとコウジが握手する。


 

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