↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
17/44

目には目を、歯には歯を、幼馴染には幼馴染を!

夏休み。双子は幼馴染である紬の旅館で

お泊りをしていた。

そんな中、近くで夏祭りがあることを知る。

行ったことがないという紬を連れ出すため、

姫野はいい案があると言い出し・・・?

「まさか、そっちから誘ってくれるとは思わなかった。去年あんなことあったから誘いにくかったんだよな。サンキュー、柴乃」


かっこいい私服ですました笑みを浮かべるものだから、彼の顔をちゃんと見れない。

顔が赤くなっているのがなるべくばれないようにと、私は顔を背け


「どーーいたしましてぇ」


と返事してみせた。

昨日の夜、私は嫌々ながらも馨君に連絡した。

その日のうちにいい返事はもらえなかったものの、朝一で来た答えははまさかのオッケー。

正直断ってくれてもよかったのに、と思ったがそのことは話さないでいた。


姫野は姫野で、やることはやっといたとか言ってたけど……結局むぎちゃん、大丈夫だったのかな。

一人でこんなところに来るわけないし……姫野のことだ、何かたくらんでいるに違いない……


「にしてもすごい賑わいだな。伊佐波の奴、今頃大忙しなんじゃね?」


「それが……むぎちゃんもここに来るみたいなのよね……」


「大丈夫なのか? それ」


「姫野曰く大丈夫、なんだけど……あいつの言うことはあてにならないっていうか……」


「あ、柴乃!! よかった、見つけられた」


聞き慣れた、声がする。

小走りでやってきたのは、まぎれもないむぎちゃんだった。

いつも来ている着物とは違い、夏祭りでみんながよく着る浴衣を身にまとっていて、髪型もお団子にまとめている。

ただでさえ何もしなくてもきれいなむぎちゃんだから、違う格好をしているだけでも映えるというか……


「む、むぎちゃん来れたの!?」


「うん……なんか、成り行きで? あ、浅沼君も来てたんだ」

「ああ。お前、今から一人で回るのか? 柴乃さえ良ければ一緒に回ってもいいが……」


「ありがとう、でも大丈夫だよ。近くまで来てるって言ってたから、もうすぐ……」


「お待たせ~紬ちゃん」


「あ、隼人君っ」


またも聞き慣れた名前だなと、のんきながらに思ってしまう。

むぎちゃんが弾んだ声で呼びかけたのは、なんと……


「……やっぱりそういうことね……随分おせっかいな真似をするねぇ、柴乃ちゃんは」


やっぱりあの隼人君だった。

馨君と同じくらいおしゃれな私服をまとった彼は、やれやれというようにため息をついてみせる。


彼の登場で、なんとなく察しがついた。

おそらく、姫野だ。姫野が彼を呼んだんだ。

初めてのお祭りを、エスコートさせるために。


「人に時間をあてる暇を、隣にいる彼氏のために使おうとは思わないわけ?」


「なっ! 私がやったって思ってるわけ!? 失敬ね! 言い出しっぺも考えたのも全部姫野よ!」


「ふ~ん」


「随分怒っているみたいだが……そんなに嫌なら変わってやろうか?」


「馨君はちょっと黙ってて」


たとえ少し距離が縮まったとはいっても、どうやら馨君は彼の好きな人まで知らないようだ。

そりゃそうよね、この人本人にもまだ言ってないし……

今気づいたけど、この二人が一番進展ないんじゃ……?


「それじゃあ柴乃、またあとでね」


「紬ちゃんの心配もいいけど、まずは自分のことに集中しなよ~」


そういって二人は、人ごみの中へと消えていく。

背中を眺めみていた馨君は、ため息のような息をつき


「お前、また尾行しようとか考えてるだろ」


と呆れかえったように告げ……


「ま、またってなによ! 考えてなんかないし!」


「俺もあいつと話すようになって、好きな人がいることはわかってたんだ。お前の反応と、渕脇のたくらみからして……伊佐波がその相手だったんだな……」


どうして馨君は、言ってもいないことをポンポン当ててしまうんだろう。

しかも、私の反応だけで。

むぎちゃんと隼人君のことは気になる、でも馨君とお祭りを回っていたいという願望も消せないこの事実……

ああ、なんて私は欲張りなのかしら……

「仕方ない奴だな」



そんなことを考えていた矢先、馨君が私の手をそっと取る。

突然のことに振り払おうとするも、彼は逃がさないようにと指を絡めてきて……


「じゃああいつらの後追いデートでもするか。それでいいだろ? 柴乃」


見失わないうちに行くぞと、足早にその場を後にする。

相変らずの強引な彼のリードに困惑しつつも、少しうれしさを感じていたー


(つづく!!)

最近、ここに書くネタがなくなって

困りつつあります。

お話について語ろうかなとも思ったんですけど、

ご存知の方もいる通り、作者は隼人君推しなので

語りだすとそれが全面に出そうなので

今回は控えておきますね・・・


次回は9日ごろに更新します!

お祭りデート開幕!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。