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もう本当にコイツらなにしてんの?
あとさっさと本選行きたいんだけど?
なんで本選開始で転送までしか行ってないんだ?
グダりすぎだろ!
「結局服買わないんだな……。」
「嵩張るだけだし、サンタコスでもそこまで気にしないしな!」
「わたしたちが気にしているんですが……?」
「大丈夫だ、問題ない!」
「「……略して?」」
「大・問・題・!」(ドヤァ)
さて、この頭の悪そうな会話だが、実は本選開始10分前だったりする。
ちなみに本選のルールだが、基本予選と変わらない。
というかGMのルール説明が下手すぎて、詳細が予選終了まで分からなかったわけで。
そういうわけで、詳細を……ドーン!
・ルールはバトルロワイヤル方式だが、フィールドでのみパーティになることができる。昨日の敵は今日の友ってことだろうな。
・フィールドへの転移は完全ランダムで、フィールドは色々なエリアに別れる。例えば俺の戦った森林エリアとか、リンが最初に転移したらしい砂漠エリアとか。イベント限定フィールドは、できるだけ通常フィールドに似せてあるみたいだ。東西南北ハッキリしないけど。
・パーティを組んだら試合終了までパーティの解散はできない。……なんで?なにか不都合でもあるのか?
・予選で使った物やスキルは、イベント限定フィールドから帰ってくるときに予選参加前の状態に戻すらしい。やったねサンタ、24時間のクールタイムがなくなったよ!(おいバカやめろ)
・予選で各グループ上位3名だった人たちは、位置がマップに名前付きで逐一表示される。上位に入らなくてよかったと思う。うん。
多分これぐらいかな?
「なあ、リンに聞きたいんだが。」
「なんですか?」
鈴木とリンは、さっきのバルス事件で完全に意気投合したらしくよくコソコソと内緒話をしている。
鈴木のやろう、なんで俺より仲良くなってるんだ?
先にリンに目をつけたのは、俺なのに!
まあ、別にいいか。
リンみたいな感じの、正直タイプじゃ…。
「サンタはなんで、あんなに満足そうに頷いているんだ?」
「……心の病気みたいなものじゃないですか?」
「なるほど、厨二病か。」
心の病気と聞いて、なぜ最初に厨二病を出す。
つーかRPGやってたり、ハイファンタジーとかVRゲーム系の小説を書いてる人も厨二病みたいなもんだろ?
だから厨二病だったとしても、俺は全く関係ないさ。
あ、いつのまにか本選開始まであと1分じゃねーか。
そうすると上からGMのジーシーが降ってきた。
ついにカンペでは飽き足らず、本人を落としてきやがった。
つーかジーシーは落ちてきたくせに、なんで腕を組んで仁王立ちしてんの?
「よー、お前ら!さっきぶりだな!」
「「「あ、チッスチッス。」」」
「どっちも軽いな、おい!せめてそこだけでもしっかりしろや!」
なんでチャラ男みたいな反応してんだ、プレイヤーどもは。
ジーシーも友だち感覚じゃねーか、その言い方は。
「サンタ、お前いつの間にツッコミ役になっちまったんだ?」
「主にあんたら二人のせいなんですけどねぇ!?特に鈴木!お前だよ!」
「おいやめろよ、照れるだろ?」
「というかわたしはそこまでボケてないんで、風評被害な気が……。」
まあ、確かにリンはそこまでボケてはいない。
ただ鈴木と一緒にリンまでボケるっていうのが、既にデフォルトになりつつあるからなぁ。
「あー、そろそろいいか?」
「いやいいけど、なんかあんの?」
「本選開始の宣言をするからな。しなかったら給料減らすらしい。」
「なんでそれだけで減らしてんの?アホなの?死ぬの?」
「まあ、嘘だがな。」
ジーシーのやつ、なんでどや顔できんの?
イラッとしか来ないんだが?
処すか?
「おいサンタ、処すのはやめろ。」
「え、なんで心読んでるの?読心術でも覚えたのか、鈴木。」
「いや、普通に声に出してたからな?ジーシーが青くなってるからやめろ。」
「え、マジか。」
考えてることがそのまま口に出てたのか。
まあ、別にいっか。
そんな変わらないだろ。
「え、えー。コホン。それじゃあ、第一回イベントの本選を始めるぜ!今回は手榴弾で転送するから頑張ってくれよ!」
「「「………は?」」」
目の前にはよくアニメやゲームで見る、手榴弾らしき物体が……。
っておい!?また動けないんだが!?
「運営爆発好きすぎるだろ!?つーか世界観とあってないだろうが!?」
「大丈夫だ、問題ない!」
「「「なら大丈夫だな。」」」
「大丈夫じゃねーよ!大問題な時の言い方をするな!」
「それじゃあ、行ってらっしゃーい。」
あ、なんか目の前の手榴弾が光り始めた。
うん、爆発転送は運営にあとで抗議しよう。
そのまま俺たち本選出場者は、転送されていった。
本選出場者以外も爆発に巻き込まれたので、何人か死に戻りしていたとあとで鈴木から聞いた。
……普通に危ないんだが、大丈夫かよ本当に。




