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10/??
やっと二桁…だと…!?(予約投稿時の白豚)
爆発音を聞いてから少し経って、俺は改めてメニューから残りプレイヤー数を確認する。
残りプレイヤー数は10人らしい。
爆発音を聞いた後から更に人数が減ったようだ。
つまり敵はあと9人か。
あと少しで予選通過じゃね?
それならもう少し頑張るとするか。
俺は気持ちを引き締めるために、両の頬を叩いた。割りと痛かった。
気持ちを引き締めると言っても、この森のフィールドもそろそろ俺の庭と化しそうなんだが。
そうやって歩いているときだった。
俺は前方に6人ほどの集団の気配を察知した。
残り10人だってのに、6人も固まってるのか。
1対6とかアウェーだし、なんか嫌な予感もするし仕方ない。
大きく迂回して接触を避けよう。
俺はあちらの気配を察知しながら、右手側から回るようにしようとした。
しかしなぜかこちらと同じ方向に相手が移動する。
「たまたま……か?」
仕方なくもう一度右手側に行こうとすると、またこちらと同じ方向に移動された。
まさか……。
少しカマをかけるために、反対側の左手側に行こうとする。
すると、相手も再三こちらと同じ方向に移動する。
「確定か……。これでも【隠行】を使ってるんだけどな。」
これで確定した。
相手さんもこちらの事に気づいている。
しかも気配を消す【隠行】を使ってこの有り様である。
絶対強いんだろうなぁ。
諦めて真っ直ぐと相手の方に進んでいく。
相手も俺の諦めに気づいたのか、少しずつこちらに近づいてくる。
そして接敵すると、見事なまでに見覚えのある顔ぶれだった。
「あら、はじめまして。」
「「「「「ごきげんよう。」」」」」
そこにいたのは、少し前に見た左胸に変な紋章のある鎧のパーティだった。
とてもあんなことをするような人たちとは思えないほど、いい人のように感じた。
まあ、本性?みたいなものを知ってる俺からすれば、それも罠だと思えてくるんだけどな。
「………これはこれはご丁寧にどうも。」
とりあえず挨拶を返す。
警戒心丸出しだし、こちらがあまり歓迎していない雰囲気なのは伝わっているはずなのだが……。
チラリとメニューを見ると、残りプレイヤー数は9人になっている。
今ここに7人いるわけだし、残りの2人が争っていることにかけるとかそんな無謀なことはしたくない。
でも6対1で勝てるとも思えない。
いや、これがまだモンスターならどうにかできるかもしれなかった……というか今までどうにかしてきたんだが、プレイヤー相手は話が違う。
まず相手の連携が厄介になる。
人間という生き物は個々の力が弱いため、連携が他の生き物より優れている。
それになんか『お嬢様』とか言ってるし、連携が上手そうだ。
それに相手の防御も厄介になる。
モンスターの場合は防御力自体が高かろうと、力ずくでどうにかできた。
だが、人間は力ずくではどうにかできない。
『柔よく剛を制す』というように力ずくでやっても、受け流されたりする場合がある。
これら以外にも理由はあるが、それは割愛するとして。
そんな理由でプレイヤー相手っていうのは、めんどくさいのだ。
今まではそこまで人数が多くなかったから、不意打ちで仲間がやられて呆けている内にやってしまっていた。
だがそれでも多くて3人。
先に見つかったのなら森の木々を利用して、隠れてそのまま逃げていたんだが。
こいつら【気配察知】系スキル持ってるみたいだし、数も多すぎる。
俺が一番苦手なタイプだ。
つーわけでどうする、俺?




